【微力は無力ではない】
なにか大きな壁に立ち向かうとき、
「自分ひとりの力では何もできないし」
と諦めてしまい、
結局何もしないまま時間だけが過ぎていく、
っていう経験、ありませんか。
僕は、たくさんあります(苦笑)
……本当は、そうではありませんよね。
そもそも、人間ひとりが持っている力なんて、
そんな地球規模で考えたときに、
そんな大したものではありません。
でも、どんなレベルのものであれ、
何かを変えたいときに、
まずはじめに変わるのは、
『自分』
もっというと、
『自分の意識』
です。
たとえば、環境問題。
このままだと地球は、あと数十年ももたないといわれています。
それにもかかわらず、
「サミット」で話し合われているようなことは、
とても瑣末、枝葉末節な議論に過ぎず、
本質的、抜本的なことは話し合われていません。
でも、だからといって、
そんな現状を嘆いて、自分ひとりの力は無力だと思い、
自分の意識や生活を変えようとしないのは、
言い訳だと僕は思います。
僕はいま、
・ペットボトル飲料水を買わない。
・塩化ビニルのパックを使ったお惣菜を買わない。
・そもそも食べる量を減らす。
・なるべく物を買わない。
などなど、環境に多少は配慮した生活を送っているつもりです。
こういったことが、本当に効果あるのか、
本当に環境に良いことなのか、
正直言って、僕には分かりません。
でも、僕ひとりの力は、
『微力』ではあるけど「無力」ではありません。
環境問題であれ、政治であれ、どんなことでも、
まずはじめに変わるのは、『人の意識』です。
ひとりの意識が、ひとりの行動を変え、
ひとりの行動が、まわりの意識を変え、
まわりの意識が、まわりの行動を変え、
まわりの行動が、せかいの意識を変え、
せかいの意識が、せかいの行動を変え、
せかいの行動が、みらいの結果を変える。
小さな小さなその一歩。
踏み出してみませんか。
■
今から『京都薪能』に行ってきます。
開演は17:30ですが……(苦笑)
長い長い待ち時間には、ひたすら読書に励みます。