Valuest 52 (2008/06/01) | 価値の最大化

価値の最大化

             

【微力は無力ではない】


なにか大きな壁に立ち向かうとき、
「自分ひとりの力では何もできないし」
と諦めてしまい、
結局何もしないまま時間だけが過ぎていく、

っていう経験、ありませんか。

僕は、たくさんあります(苦笑)


……本当は、そうではありませんよね。

そもそも、人間ひとりが持っている力なんて、
そんな地球規模で考えたときに、
そんな大したものではありません。

でも、どんなレベルのものであれ、
何かを変えたいときに、
まずはじめに変わるのは、
『自分』


もっというと、
『自分の意識』
です。


たとえば、環境問題。

このままだと地球は、あと数十年ももたないといわれています。

それにもかかわらず、
「サミット」で話し合われているようなことは、
とても瑣末、枝葉末節な議論に過ぎず、
本質的、抜本的なことは話し合われていません。

でも、だからといって、
そんな現状を嘆いて、自分ひとりの力は無力だと思い、
自分の意識や生活を変えようとしないのは、
言い訳だと僕は思います。


僕はいま、
・ペットボトル飲料水を買わない。
・塩化ビニルのパックを使ったお惣菜を買わない。
・そもそも食べる量を減らす。
・なるべく物を買わない。

などなど、環境に多少は配慮した生活を送っているつもりです。

こういったことが、本当に効果あるのか、
本当に環境に良いことなのか、
正直言って、僕には分かりません。

でも、僕ひとりの力は、
『微力』ではあるけど「無力」ではありません。


環境問題であれ、政治であれ、どんなことでも、
まずはじめに変わるのは、『人の意識』です。

ひとりの意識が、ひとりの行動を変え、
ひとりの行動が、まわりの意識を変え、
まわりの意識が、まわりの行動を変え、
まわりの行動が、せかいの意識を変え、
せかいの意識が、せかいの行動を変え、
せかいの行動が、みらいの結果を変える。


小さな小さなその一歩。
踏み出してみませんか。




今から『京都薪能』に行ってきます。

開演は17:30ですが……(苦笑)

長い長い待ち時間には、ひたすら読書に励みます。