『上司が部下を育てられない』。
経営層の方々とお話する中、定番的に登場する悩み事だ。実は先日もそういう展開になったのだけれど。
よくある話的に一例を挙げれば、こういう感じ。ザックリだけれど。
(経営層の方)
『育てていない。というわけじゃないんですよ』
(佐藤)
『では、どのような意味で?』
(経営層の方)
『育てられないんですよ』
(佐藤)
『どのような理由から?』
(経営層の方)
『う~ん。彼ら(上司)が持っているスキルやノウハウ、体験談が部下の役に立たないものになっているんですよ』
『今時の感覚とのズレもあるのですが、たとえば、お客さんも取引先にしても、これまで接点のなかったような下の世代がメインになる傾向があります』
『だから、こんなことも知らないの?というようにスタートラインにすら立てないパターンも見受けられるのです。SNSにしてもそうですが、新しいことを自ら学び、身に付けようとしないので・・・。』
『上司が部下を育てられない』というリアルガチ。ふむ。スピードや展開が速い現代を物語る一つだろう。ベタだが、賞味期限が短いというか。過去の成功体験が通用しにくいとされる由縁というか。
やや余談的だが、経営層に直談判されるスタッフの方がいると聞くこともある。直属の上司のやり方をdisり、問うてみたり、諸々と。
上司と部下。実力の下剋上現象が起きている企業、組織、チームは想像以上に多いのかもしれないな。
いや、他人事じゃない。弛まぬ努力を続けよう。ひたすらに。