性能やスペックとは、生活者への熱情、探究、企業努力、誇れる結晶なのだけど。 | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

JR大阪駅。
その5Fにある「時空の広場」ではプチ花見(造花)ができる。
数多の人がベンチに座り、まったりと話している。いいね。

4/6からは「コナン・カフェ」(期間限定)がオープンした。
映画、「名探偵コナン・業火の向日葵」に向けたものだそうだけど、なかなかの賑わい。これまたいいね。




自分語りだが、人生最大の趣味は釣りである。
この桜のシーズンになると乗っ込みマダイ。行きつけの和歌山中紀エリアは、今年も調子が良さそうだ。

このマダイ釣り。一般的には船上から釣る。(波止や磯からでも狙えるが)
乗合船と呼ばれ、その日にご縁があった方々と並び、仲良く竿を出す具合だ。

さて、肝心な釣果だが、竿の性能、スペックによる所も大きい。(もちろん、仕掛けや腕前も大事なファクターなのだが)
コマセワーク、誘い、合せ、やり取り、これら一連の釣るための動作には、竿による歴然たる結果が出やすいのだ。

とはいえ、マダイ向け(コマセのエサ釣り)に市販されている竿(主に5:5の胴調子)は、いずれも一定水準以上の性能であることは確かなのだが。

生活者にとっての価値


なにやらマニアック臭もしてくるが、「分かる人には分かる」という現実もある。性能、スペックの凄さとは。

たとえば、マダイ竿の主なそれは、だいたいこんな感じ。
●グラス素材とカーボン素材の融合 
●グラス特有の柔軟性や粘り強さ、パワー 
●軽量かつ軽快な操作性 
●糸絡み軽減オールLCガイド 
●パワーロスが発生する継ぎ部にはバイアス構造

●カーボン含有率(%) ●標準自重 (g)
●先径 (mm) ●元径 (mm) ●リールシート位置(mm)

ふむ。なんのこっちゃ分からん。そういう方もいるだろう。きっと。

それならば、こう言われた方が分かりやすそうだ。

●初心者でもマダイが抜群に掛かりやすい竿
●竿頭(一番釣れた人)になれる可能性が大。優越感、満足感が味わえる竿

ようするに、「この竿を使うと、どうなる?」という類の話でもある。




どんなジャンルの商品にしても性能、スペックは大事。それを伝えることも然りである。
そこには生活者への熱情、探究があったり、積み重ねた企業努力、誇れるべき結晶でもあるのだから。

そして、生活者はそれを通じて得られる「何か」を期待し、その商品が欲しくなる場合が多いと想像する。
生活者が見出した「価値」が存在したりもで。

当然にして、それらは性能、スペックがあってこそなのだが、とはいえ、「分かる人には分かる」というか。なんせそういう一面もある。

ふむ。作り手側と生活者側のちょっとしたギャップ、いや、視線の違いとも言えるのだよね。

今夜のクライアント先でのミーティングは、そういう部分の修正がメインだったのだけど、「それいいね」が多数。コロンブスの卵的な視点もあって一同驚愕したり。

余談的だが、ボクの愛用する竿は「DAIWA 潮流360」。
どんなサイズのマダイでも取り込めるし、本ガツオ(68センチ)も難なくゲットできたっけ。
ほぼ笑顔で帰れる竿だよ。