営業努力、強化という物量では埋まらないゾーン。埋まらなければ創ればいい。 | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは。

社会保障費。
ニッポンが抱える大きな問題だ。
抜本的改革が叫ばれたりもするけれど、どうもなかなか。

そのせいだろうか。
世論調査などを見ていても、楽観論者は少ない。

おそらくは「そういう問題じゃないだろ」的な。
変わらないアプローチに対してなにかこう、心許ないのかもしれないね。

いっぽう、企業が抱える大きな問題。
これまた同じように映るものがある。
「営業努力、強化」という変わらないアプローチだ。

「とにかく量を増やせ」という対処療法だけれど、どうなのだろうか。(行動、新規訪問数、電話、広告などの物量にフォーカスするケース)

スポット的、単年度的には良いかもだけれど、むしろ心配になるけどな。
ひとつひとつが疎かになり、クオリティを下げないだろうか。
顧客が離れないだろうか、などという風に。(余計なお世話だけれど)




そもそも。
増量作戦が登場するシーンの多くは、こんな感じか。

100という目標や実績に対して、70しか進んでいないみたいな。
このまま行ったら80で着地しそうだから、どうにか数字を埋めようぜ、みたいな。

そう。成長ではなく埋める、なのだ。

ただ、「そういう問題じゃないだろ?」的な営業改革派の意見も社内から出てきたりする。

そんなわけで会議を開いたりするわけだけれど、ラチがあかないという場合も。

その原因の大きなひとつは、エビデンス主義。
「前例はあるのか?」、「その根拠は?」というような論調だ。

さらに。「それをやってダメだったらどうするの?」なんて言われたら、撃沈。
だれも戦犯にはなりたくないわけで、その意欲は秒殺的に失せるだろう。

ハイブリッド型シナリオは旧スタイルにも変化を


営業、販売という名のつく部署、現場には時間がない場合が多い。
いや、そういうシステムの上を走らされている場合が多い。

なので、即効性や瞬発力といったチカラワザに頼りたくなる。
その旗印のもと、増量作戦が敢行されやすくなる。

そのアクションはある意味で自然だし、否定する気もまったくない。
コミットに対する執念、気合、根性という類は欠かせないと思うわけで。

ただ、単に埋める行為だとしたら、根本的な解決にはほど遠く、その繰り返しになる感は否めない。

さらに、増量作戦は功を奏する、と、スタッフ陣が思えないのであればモチベーションが気になるところだ。
「またか。やれやれ。」と、そっぽを向かれてしまってはね。

なので、埋めるのではなく創る。
営業努力、強化だけでは埋まらないゾーンがあるという前提で、新しきアプローチをゼロベースで創り進めていく。

その方が「急がば回れ」であり、旧スタイルも自然と変わりやすい。と、クライアント先との取り組みごとを通じて実感する次第である。

100の目標や実績に対して、進捗が70。
着地点は80ぐらいの予想。
さて、あなたならどうするだろうか。

ではでは。ステキな週末を。
そうそう。明日は寒波のピークみたいだね。(近畿地方だけか?)
体調管理にはお気をつけて。