大事なことは、なにを、どう手に入れるか?ではない! | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは♪


最近読んでいた本、
「覚悟の磨き方」(超訳 吉田松陰)を読み終えました。



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      「不安と生きるか。理想に死ぬか。」



吉田松陰といえば「松下村塾」ですね。


わずか2年半ばかりの教えでしたが、
高杉晋作や伊藤博文(初代総理大臣)をはじめとして


品川弥二郎(内務大臣)、山縣有朋(第三代、第九代総理)、
山田顕義(國學院大学と日本大学の創設者)を送り出しました。



まとめると・・・
総理大臣2名、国務大臣7名、大学の創設者2名。


とんでもないスーパー塾です。



スーパーと言っても・・・

松下村塾には下級武士の子が集まり

校舎も教科書も弟子たちと手づくり。という環境。


そう思えば思うほど・・・
吉田松陰という、ひとりの人に興味を覚えてなりません。



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 「長州藩には「明倫館」という一流の藩校があったのに・・・」



さて、松陰が25歳のとき、
ペリー率いる黒船がやってきました。


大砲からの3発の威嚇射撃を目にして・・・
「刀じゃ大砲に勝てるワケがない。外国のやり方を学んだ方がイイ!」
と、決意。


(それを目にするまでは、どうやってやっつけてやろうか!?と考えてた。)


当時の日本は、鎖国の真っ只中です。
海外渡航なんてもっての他、見つかったら極刑です。


が・・・しかし・・・

翌年、ふたたび黒船がやってくると・・・


「学ばせてくれ!」
と、小舟を漕いで黒船に乗り移って行ったのです。



このとき、松陰はこう言い残しています。


「今ここで海を渡ることが禁じられているのは
 たかだか江戸の250年の常識にすぎない。」


「今回の事件は、日本の今後3,000年の歴史にかかわることだ。
 くだらない常識に縛られ、日本が沈むのを傍観することは
 我慢ならなかった。」


・・・と。



これが「松下村塾」への第一歩。


そして、30歳で「安政の大獄」の犠牲者となったあとも

その志は弟子たちに引き継がれ
明治維新というスーパー大改革を成し遂げられたのでした。



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 「松下村塾出身のエリートたちを育て上げた」



では、松陰の志や教えとはどういうモノであったか?

それらがこの本には詰まっていますが、

それは、どれもこれもシンプルというか、本質的なことばかりです。


中でもビビっときたのは、この部分。



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            「結果じゃない」



ここには、こう書いてあります。


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大事なことは、なにを、どう手に入れるかではなく、
どんな気持ちを感じたいかなのです。


たとえ手に入れたものが、
どれだけ美しくて広い家だとしても
住んでいる人がやさしい気持ちになれないのなら
それは貧しい人生です。


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ジ~ンとするような、ゾクっとくる感覚でしたねぇ。


たしかに・・・
それでは本末転倒だし、
なにも・・・だれも・・・満たされない。


そう考えると、どんなことも同じだな。
と、思った。



「なにを、どう手に入れるか?」
という「結果」が大切なんじゃなくて・・・


「どう感じ、どう日々を過ごしたいか。」

・・・そういうことなんだと。



そう思うと、アレですね。


あまりにも目先ばかりを追いかけると、
あるいは、自身の欲求ばがりを満たそうとすると・・・


「ただ美しくて広い家を手に入れただけ」
こうなってしまうかもしれません。



ちょっと大局的かもしれないけど・・・
なんかそんな風に感じました。



さっそくボク自身の指針の中にも、付け加えることにしてみます。

「どんな気持ちを感じたいか?」・・・と。