「こうすれば、ああ言われるだろう…」
こんなくだらない感情のせいで、
どれだけの人が、やりたいこともできずに
死んでいくのだろう。
by ジョン・レノン
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「最高の自分を発揮する力を抑制するクセが、
半ば常習となっている」
by アブラハム・マズロー
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このセリフに共通するのは、
誰の心の中にもある、「ヨナ・コンプレックス」。
この意味は・・・
求めていたモノが手に入りそうになったり、
願いが叶いそうになると・・・
不安を覚えて、その成功を手放してしまうこと。
あるいは・・・
頭では、良い結果になる!
と、分かっていても・・・
大きな変化を無意識が恐れてしまう。
なので、なかなか行動を起こせないこと。
あるいは・・・
最高の自分を発揮するチカラを自分で抑えてしまうこと。
このように、たとえ良い変化であっても、
無意識の恐怖から行動できなくなることを、
「ヨナ・コンプレックス」といいます。
でも、同じ心の中には・・・
「もっと良くなりたい!」
という、成長的な欲求も同じようにある。
もちろん、仕事だけではなく、
人間関係、恋愛、結婚、ライフスタイル、
あらゆることで言えることです。
人の心というのは、不思議でもあり、
オモシロいものですよね♪
話は変わりますが・・・
どのクライアント先でも幹部の人と話していると、
「社員さんのモチベーション」について、たびたび話題になります。
ときには・・・
「なんで、あいつは変われないんだろう?」
「どうやったら、やる気になるんだろう?」
「あの年だと、もうダメなのかな?」
というセリフも出てきます。
でもね・・・
そう言われている人と膝を突き合わせて
マジメに話していると・・・
もっと、良くなりたい!
もっと、こうしたい!
もっと、イロイロなことを取り入れたい!
という成長的な欲求を強く感じることができるんです。
さらに・・・
こうやれば、ウマく変われそうな気がします!
こうやれば、もっとお客さまとの関係が良くなりそうです!
こうやれば、もっと良くなると思います!
と、頭でも十分に理解されています。
でも・・・
少したって、様子を聞いてみると・・・
やってないんですね。。。
やっていない理由を聞くと・・・
やっていない理由のアレコレが。。。
(時間がなかった、忙しかった、優先すべき仕事があったから
・・・などなど。)
まさに「ヨナ・コンプレックス」の仕業!
と思えることがたくさんあります。
そうだと分かったら、
その人ごとに対する「アプローチ方法」は、
変えなければなりません。
じゃないと、ずっと同じまま。
となる可能性が高いですからね。
そのアプローチ方法とは・・・
スモールステップを使ったり、
オートクラインを引き出したり、
過去の負の脳内プログラムの修正をしていったり、
・・・などなど。
一律の指導法では対処できない可能性が高いのです。
そう思うと・・・
幹部向けの社内研修などでも、
「ヨナ・コンプレックス」をコントロールしてあげる
「アプローチ方法や実践的なトレーニング」を行う。
それは、絶対にチカラを入れないといけない!部分だと感じます。
そうすれば、ウマくリードしてあげることができますからね♪
とは言っても・・・ まず第一には・・・
自分の心の中にある、
ヨナ・コンプレックスの存在を知っておくこと、認めることが
なにより大切です。
存在を知らなければ、認めなければ・・・
「本気でそう思い込んでしまいますからね。」
だけど・・・
存在を知ってれば、認めることができれば・・・
「ヨナが顔を出してきたな。」
って気づき、自分でコントロールすることができますからね。
ボクも、そうですよ。
「あっ!ヨナが出てきたな!」
って感じ。
ヨナの存在を認め、
ヨナとウマく付き合うようにしています(笑)