デッカーの21&22話 | マシュレポ(@ω@)y-゚゚゚

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ウルトラマンデッカー 


21話&22話それぞれの感想を語らせて頂きます回(もれなくネタバレ含みますのでご注意⚠)。


前回のラゴン回が今後の展開に向けての布石こと箸休め回であったので、ここから終盤に向け

大きく動き出しますが


修正のお詫びとして

前回の感想の際、21&22話と表記しましたが

総集編を話数にストックしてしまったのでこの記事が上がる頃までには修正させて頂きますm(_ _)m



まず22話 「繁栄の代償」より


メイン怪獣は スフィアジオモス


名前から本家ダイナ後半辺り登場の

ジオモス及び進化系であるネオジオモスが元ネタですが造形から後者に近いながら以前のネオメガス同様に本家アレンジしてる印象なので実質本作では貴重な新規怪獣枠。


その他、本作では度々見かける機会の多い

スフィアザウルスも


それと注目点は、デッカーの本家である

ウルトラマンダイナが遂に登場


‥と前作デッカーにティガが登場した様に

平成・令和のウルトラマンが共演する回とも言えますが後程、後述


まず話の大きな発端となるはSプラズマ養殖鈩という人類学が光の速度に到達できる程までに可能性を秘めた進化論の未来像と豪語する一方


その実態は撃墜された「スフィア」を回収し、その死骸に秘められた未知のエネルギーを人類が利用しようとする、この時点でロクな事が起きないだろうと思ったらタイトル通り案の定な惨事を招く人類サイドのマッチポンプ回ともいえる


シナリオ的に言いたいテーマは繁栄を隠れ蓑とした人類側のダークサイドたる本質部分で、恐れを抱く者も居れば管理してコントロールを目論む者も現れ、以前のネオメガス(本家版含め)を生み出した科学者同様の問題と対峙


守る側の存在が実は同じ鉄を踏んでいた事実はウルトラシリーズでも度々描かれ、その現実に対しそれでも守護するに値するのか問題こと


そんなに人間が好きになったのか?問題は本家ダイナ含め歴代マン同様、デッカーことカナタ自身も苦悩する事となり、精神的にまだ幼さが残るカナタの場合、恐ろしくも脆い大人の世界ことセブンでいう血反吐を吐くマラソンを目の当たりにしてるともいえる。


アガムスの揺さぶりによりスフィアザウルスやネオジオモスが同時に現れてるにも関わらずデッカーに変身出来ない程に迷いが生まれ


ここの変身出来ないシーンは本家ジオモス回におけるダイナオマージュ説も(あっちは変身アイテム紛失したからだけど)。


そんな絶望的状況の中ま、ウルトラマンダイナが出現する本来ならタイミング的に本家主役マンの登場に挙がる場面になる筈なのですが‥


一応、回想でダイナ登場の伏線は貼られていたものの肝心の登場がやや唐突だったのは前作トリガーにてキリエロイド戦にティガが出てきた時と重なる物がありましたが


アチラは何故ティガが出てくるか並行世界から来てるある人物の心に宿る希望の象徴という便利設定があったからこそまだ納得できる作りでしたが


今回、‥何故このタイミングでダイナが来るの?

と疑問は残る等、正直ご都合主義感はありつつもフォローしておくと、カナタの迷いを断ち切らせる大先輩としたの役割上、機能していましたが


ダイナ放映時、劇場版含めリアルタイムで観ていた世代の個人的な思入れを述べさせて頂くと


つるの剛士さん本人も出て欲しかったよぉ(^_^;)


‥というのも、ダイナのキャラといえば当時

真面目気質な印象のティガと比べ、お調子者且つ茶目っ気な面が人間臭さが魅力でもあったので


ティガを演じた長野博さんが当時V6事務所との契約上の問題からトリガーに出演出来なかったのは致し方無くとも、つるの剛士さんはウルフェス等のイベントCMで顔出しで出演されていたのだから素の状態でカナタとの絡みは可能だったのでは?‥と疑問が拭えなかったのは事実なので


せめてワンシーンだけでも良いから絡んで欲しかったところ



続いて 22話「哀亡のバズド」

メイン‥と一応述べておくべきか
登場怪獣 チャンドラー

初出は初代マン「怪獣無法地帯」。
開幕からレッドキングと縄張り争いの末、羽根を引き千切られて出番終了ことウルトラマンと戦う事なくフェードアウトした哀しき怪獣がチャンドラー(一応、レッドキングに噛み付く等で一矢報いるもそれだけ)。

他の需要あるであろう過去怪獣勢から何故
コレをセレクトしたのかは一応納得出来る作りではありますが後述。

まず、開幕早々アガムスと出身であるバズド星に何が起こったのかこれまで詳細が伏せられてきた事の真相が明かされる

前回でも触れられた地球人側がスフィアを連れてきた件で、その訪れた地球人との交流の末に
バズド星も未来の為に対スフィア勢力として連合に加盟したものの、スフィアからの報復を受けて恋人を失いバズド星も滅び掛けてる要因になった

それに伴って終盤の展開上、アガムスとの因縁に焦点に当てられて、前述したチャンドラーが絡む理由として、ネオメガスをコントロールする際にシゲナガマキ博士が使用していたペンダント※と同系の物をアガムスが所持していて、それでチャンドラーを使役している理由にはなるものの

※回収し復元した物か同型の物をアガムスが作ったのか不明。

実はアガムス自身、度重なる逃亡生活の末
よっぽどゆとりの無い環境だったらしく、チャンドラーもこの後、TPUに撃墜されるというデッカー呼ぶまでも無く撃沈された際

「馬鹿な‥チャンドラーが」と藁にも掴む状況で

「デッカーの居ない地球は侵略しやすいよ」

‥つい数週間前までドヤ顔でイキってた割りにはな結果で、せめてモンスアーガー買えよ又はヤプールと手を組む際に超獣の1体や2体ぐらいレンタルして貰えよ(どうせヤプール倒されて代金踏み倒せるんだし)‥とツッコミたくなるぐらいある種、カイジ的余裕の無さに‥なんかもう見ていられませんでした(福本伸行先生画でスピンオフ漫画作れそう)。

この後、スフィアにテラフェイザーごと自らを侵食させる自暴自棄に等しい行為を取るも、結果的に2対1がかりでも苦戦していたダイナミックフォームのデッカーと接戦できる程にまで強化を果たしている等

これまでのテラフェイザーの描写から見て
どうしても元ネタたるデスフェイザーの劇場版用敵キャラとしての圧倒的強さとの比較で弱すぎるんじゃないか問題がハネジローからアガムスへ権利が変わった瞬間に付き纏うキカイダーでいう脳味噌🧠の持ち主によって印象の変わるハカイダー的印象でしたが

ここに来て最大の敵役らしく強化される点は
正に悪魔に魂を売り渡した哀しき復讐者としての役割を機能されて

前回から示唆されている話の本質として、
プラスとマイナスが作用するように

文明の発展の代わりに犠牲となる代償が常にあるという箸休め的回であった「ラゴン様」回でも工事で取り潰される古き良き物も示唆されていたし

セブンの名作にして平成版でも再燃した
「ノンマルトの使者」を観れば明らかな訳ですが
あの問題に対してノンマルト〓先住民説を否定する声もあれど事実のみ語れば、自然の犠牲の上で成り立つ身も蓋もない現実問題があり

時に憎しみ連鎖による最悪のケースに発展しかねないのでイチカやソウマの意見の堺に苦悩するカナタがデッカーとして復讐者たるアガムスと拳を交いてでも向き合わなければならない構図は

デッカー対テラフェイザーのこれまでにない位に戦いの激化により焼け野原と化する街の破壊描写は演出的にヤリ過ぎ感もありつつ

手前の廃墟と化した街並みを前面に互いの主張をぶつけ合りあってのデッカー×テラフェイザーの構図から最終的に互いの素である人間態での魂でのやり取り

振り上げた拳を寸前で止めるカナタに対し
激情のまま拳を振るうアガムスと守護者と破壊者の対比が表現されてる場面でした。

‥只、勿体無かった点を挙げるならば
ここまで話を引っ張った割りにバズド星に関するエピソードが余りにも断片的且つ全てセリフでの説明に処理された感にあったのには

そもそもライダー・戦隊シリーズと半数の話数によるウルトラマンシリーズの構成上とリアルスフィアこと感染が急拡大する567問題により撮影環境の自主規制問題によって本来描くべきエピソードがこれまでの総集編に処理した事で数話分が描けずに拡大した風呂敷を一気に片付けなければならない作り手の都合問題がやむ無しで

一応、明言されてない未来の地球人については
過去のやりとりから先代デッカーの可能性が濃厚ながら今後の掘り下げもあるか解りませんが、あの回想だけだと全部バズド側主にアガムスの自己責任による結果が大きいのでは?

だからソウマの言う通り、動機も単なる逆恨みじゃないのか問題が出ますが、まぁ標的を選ばないスフィアならいずれバズド星に侵攻するのも時間の問題だったので誰が悪いのか問題はギリ弁護できる範囲だったり

‥でも過去の地球にスフィアを送った時点で
例え復讐は完遂出来たとしても結局、バズド含め全宇宙の星々にスフィアが来る事は変わりないから結局は逆効果説も

只、復讐者として暴走するアガムスの鬼気迫る顔の表情は編集していない筈なのに目の白目部分が反転している様にも見える等の役者さんの怪演の凄まじさはありました。

最終的にもう残り話数も1.2話な関係上
カナタの正体がデッカーである事とアガムスの身に起こる異変

あと前述のアレ絶対人死んでるだろ!な街の破壊描写から復讐の連鎖が加速する点でもどうクライマックスを迎えるのか期待させる2編でした。