過去の記憶振り返ると掘り起こされる機会がなかった"トリビア"的な物が散見された。
例えば、平成マン2号こと
「ウルトラマンダイナ」劇場版と同時上映された異色スピンオフ「ウルトラニャン」なるアニメ作品があった事を思い出す。
元は当時"某"付ガソリンスタンドとのコラボで生まれた「ゼアス」同時上映作のもし🐈猫ちゃんがウルトラヒーローの力を手に入れたら?
そんな二作も作られる程ながら
猫🐱×ウルトラマンという以降続編や振り返りネタも無かった異色マッチ作品を「D」のリブート元を思い返すと記憶から掘り返された件。
そんな、先々週からテレ東及び公式チャンネルより始まりました「ウルトラマンデッカー」の1.2話共に観た感想をレポートさせて頂きますm(__)m

デッカー といっても 太陽に吠えろ的な
刑事(デカ)物では御座いません(^-^;
本作1997年、平成ウルトラマンことティガに続く三部作の第二作目ダイナをベースにした作品。
前作トリガー同様、元のティガやダイナの世界とは別の時空軸での地球🌍が舞台なので、リメイクではなくリブートでも無いちややこしいパラレルワールド設定あるあるで偏って例えると
ゼルダの伝説でいうムジュラの仮面的に
あくまでも平行世界線上のソックリさん達含めた
ウルトラマンが活躍する似て非なる令和マンという扱いらしいです(…て事は来年はガイアか?)
そんなトリガーも全話、公式チャンネルにて網羅していますが、劇場版レンタルで出るまで感想は保留にしております
今作スタート仕立ての第一話は二話の更新前の
金曜辺りにようつべ公式配信よりギリギリ観ましてその翌日、土曜の帰宅後に鑑賞。
…まだ始まったばかりだという事もありますが、
出だしは好感触という印象で
前作トリガー自体、胸熱で面白い所はあるのですが、コロナ禍の認知が広がった2020年以降の実写特撮は王道漫画的カリカチュア化に頼らざるを得ない程、厳しい状況に置かれてる感が脱ぐえませんでしたが
前作もそうだった様に今回も劇場版ベースに全編描いて行くかと思いきや、スフィアという元の1997年ダイナ本編にも出て来た謎の宇宙生物と、それ等の驚異に隔離された地球という設定は
割りと元のTVシリーズに寄せつつも、未知の驚異や侵略といった従来のウルトラマンらしくも他人事とは言えない現実背景をテーマにしてる節を感じさせ、闇の巨人という明確な敵が居た前作よりも元のダイナと似て非なる路線で物語を描いていく作り込みを感じた
特に興味が惹かれた要素は松本大輝演じる主人公のアスミ・カナタ。
一応、元のダイナ変身者ことアスカ・シンがベースでお調子物的一面に共通点はありつつ、熱血系側面に重点を置いてる辺り、主人公としてリアルに自分の環境と照らし合わせ目線で感情移入しやすいキャラクターに仕上げてる印象。
彼を取り巻く周囲の主要人物同士等も前作と共通しつつ前作の第二話でいきなり地球防衛軍的組織のガッツセレクトに入っていた唐突感あるシナリオの反省故か、今回は組織の正式なメンバーになるまでの経緯を一話目でまずきっかけを作り次に訓練するプロセスを二話で組んでおり
コロナ禍以降は従来の様な一.二話限りのゲストとの絡みが描けない代わりに主要人物達のグループ同士の青春物要素にシフトしてる物語内の印象。
勿論、ビジュアル面では主役マンこと
「ウルトラマンデッカー」はダイナがベースだがカラータイマーの位置が左部(ウルトラマンナイス的)に配置され、ステンドグラス風に宇宙の柄が見受けられ戦闘スタイルもアスミ・カナタの熱血系性質を反映したパワー重視の戦い方
一話目の変身して間も無い時点で体格差の激しいスフィアザウルスとの攻防はプロレスや相撲にも通ずる、安易な表現ながらFCソフト「パンチアウト」的上述のパワープレイながらの弱点を攻めて形成を逆転していく戦闘はキャラ的に合ってるし話が進むに連れフォームチェンジや強化形態でどう変化していくか楽しみにさせるところ
因みに、今回の変身アイテムはバーコードが描かれたカードを通す仕様やデザインは、昔の怪獣バトルを彷彿させるし、同時にカプセル怪獣的役割を担ってる(前作同様、セブンオマージュも(^-^;)。
あと物語的に興味深かったのは、変身前に受けたダメージがウルトラマンへ変身した後も反映される描写
一応、セブンで蓄積した疲労がピークに達したりウルトラマン状態で片目を殴られ人間の姿に戻った後も、負傷箇所を眼帯で過ごさざるを得ない描写がゼアスにもありましたが、その逆パターンは多分珍しい気も(Z途中参加するまで、ウルトラマンから離れていたブランクもありますが)
同時にあのくだりが、後々正体が発覚する展開に繋がっていくのだろうな…と伏線として前作よりも従来以上のペースを取り戻してる印象。
あと前作、無人機でラジコン的遠隔操作だったガッツファルコンが今作スフィア相手に通用しない故、有人制に変更されてる設定も危険は伴う分、共に戦うパートナー描写の説得力も従来の様に戻って来てる印象(毎回思うけど、街中で墜落させたらエライ迷惑だよね(^-^;)
…とここまでは好感触と豪語した理由ですが
あくまでも序盤の話であってこれから真価が問われますが、現実内のスフィアことコロナの驚異は
悠長に言えない状況でもあるし、撮影環境として何処までペースを維持出来るか不安要素。
公式チャンネル内のCMでオリジナル版ダイナを演じられた、つるの剛士さんがPRされてる辺り
前作では実現出来なかった中の人とのクロスオーバー展開の可能性は高い見方も出来るし本人もアメトーーク「ウルトラマン芸人」内で熱を語ってる辺り、ライダーでいうとこのリアル南光太郎的に心変わりしない限り望みは高い
勿論、トリガーとの絡みはあるでしょうが
個人的にダイナ本編でインパクトの強かった
「三面ロボ怪獣ガラオン」や「デスフェイサー」も、リブートしてでも出して欲しい辺りで
今後、コミカル描写が増えていくとなると
パラレルワールドならではの新たなミジー星人といった3バカ達や
シリアス路線ならダイナ劇場版のモネラ星人といった敵も出てきそうですが、今後の放送は楽しみ
といった感想回でしたm(__)m