前回のあらすじ
50年後、世界を恐怖に陥れる魔王オーマジオウとなる未来を知らされた平凡な学生、常磐ソウゴは仮面ライダージオウとなりアナザービルドを撃破
そこにオーマジオウに支配される未来を回避しようと戦う50年後からやってた未来人ゲイツにより命を狙われることとなったとさ
※前回のお詫び、オーマジオウをジマオウと
表記してしまいましたことをお詫びしますm(__)m
(因みにオーマジオウを漢字で書くと 王本気王 となるのでしょうか?王が二つ揃い本気と書いてマジの王さまとなるのでしょうかね?王が二つでジオウライドウォッチを二つかけると…あ察し)
今回の二号ライダーでありOP、一話では敵対描写もあった仮面ライダーゲイツ(変身前の名前もゲイツなんですってね)
外見はジオウと同じ腕時計⌚をモチーフとしつつシンプルなデザインは共通しているが
これまでの 青 のカラーリングの印象が多かった平成二号ライダーにしては全身赤色を基調としておりこのヒーローチックなカラーの理由は
無法の荒野となった世界を変えたい理由と
張本人オーマジオウに対する憎しみといった
クールな性格を装いつつも目的の為なら手段を選ばないゲイツ自身の内に宿す炎の色を表していると思われます。
またジオウとのデザインの違いとして
ジオウが顔面に解りやすくマスクのゴーグル部に ライダー と表記していたが
ゲイツのゴーグルはイカズチの様に尖っており
よくみるとひらがなで らいだー と記されて
言われなければ気づかないデザインでした。
ジオウの解りやすいネーミング表記は
王になりたいと 学校で口に出しちゃうほどの
ソウゴの自己主張が反映したデザインと印象でしたが
ゲイツのパット見よく見ないと解りにくい表記はソウゴと比べ自己主張が控えめな性格の節もあるかも…ゴーグルが刺々しいのも未来の環境で培ったと思われる攻撃的な性格を表していると思われます。
余談ですがジオウの顔がアナログ時計ですが
ゲイツの顔に数字と時計の針がなくゴーグルのデザインで角部を同時に表現してる辺りモデルは
デジタル時計と思われることからこのジオウとの差別化が図られたモチーフといえます。
だめ押しに余談を足してみると
ゲイツの変身前の姿やルックス、そして喋り方や声質等どうみても仮面ライダー龍騎のナイトこと秋山蓮を意識したようなキャラ(子孫という訳ではなく多分偶然かオマージュ)ですが龍騎と絡める時連想させるやり取りが期待できそう(^_^;)
そんなゲイツがゴーストアーマーを身に纏い
オーマジオウとレベルに圧倒的差があるジオウを
倒さんとしょっぱなから本気モードで襲いかかりツクヨミの助けで バイクとこれまた解りやすく表記されたウォッチを使うとあら不思議と時計が
バイクとなって疾走するかゲイツも同じくバイクで追跡する多分平静では久しぶりな気がするバイクシーン(出来ればクウガばりのバイクシーンCGでもいいんでもっとやってほしいんよ)
この時計からバイクにトランスフォームするのはDBのカプセルっぽく後々変形玩具も出ますでしょうがバイクのデザインがどことなくバトルホッパーに似てるのはブラック世代(レンタル)には美味しいオマージュでした。
そんなカーチェイスの末ゲイツを振り切って
時計屋へと戻ると前回ソウゴの未来を知っているかの様に振る舞う謎の人物ウィズが登場。
このウィズという方は冒頭でもあらすじや色々と説明してる事から本作の狂言回し的な役割でソウゴに助言を与える(唐突に)後のジオウの従者を名乗る=オーマジオウの信奉者説が高いので事実こそ知ってそうだがあまり信用してはならない人物なのは間違いなさそう(信用し過ぎるとオーマジオウルートに辿りそうな(^_^;))
前回倒した筈のアナザービルドが復活し再度活動していることを知らされたソウゴは本物のビルドこと前回成り行きで訪れた2017年に会った桐生戦兎を思い出しソウゴは拠点に使っていたカフェへ2018年現在の戦兎に会いに行くがクローズこと万丈と共に仮面ライダーとしての記憶を失い「ツナギーズ」というグループのファンに落ちぶれていた。
カフェを丸ごとファン倶楽部仕様にしている事は美空やマスターに呆れられて出ていかれたか追い出したかの二択でしょうが営業してる人が誰もいないカフェは戦兎と万丈のコンビがいくら楽しくても絵面が寂しく見えます(なんとなくビルド最終回っぽい)
一方アナザービルドを初披露目のライダーキックで撃破したゲイツの影響か不明だが突然ビルドとしての記憶が蘇った戦兎はライドウォッチをソウゴに託して「過去の俺によろしくな」と告げる。
倒しても倒しても輪廻転生を繰り返して復活する
アナザービルドに対しゲイツは体力を奪われ不利になるが駆けつけたソウゴ曰く戦兎の助言を頼りに過去のビルドが活躍していた時代へ行けばアナザービルドを倒せると確信を持ちタイムマシンを使い2017年のビルド世界へむかう
アナザービルドが体育会系の人物を吸収しボトルへと変化させる等して徘徊していると
騒ぎに駆けつけた過去戦兎と万丈が変身し戦闘するも両者とも異変が起こり本来の力を発揮できなくなり追い込まれてしまうが
駆け付けたジオウとゲイツの前にタイムジャッカーを名乗る謎の少年ウールが現れアナザービルドの正体が本来この時間で交通事故により選手生命を絶たれ止まった時間(肉体的死なのか精神的な死なのか意味深な表現)を自身が動かしたと豪語する
ソウゴは「人生は自分で動かすしかないと」返す(ヒーローらしい返しっぽく聞こえるが後で後述)
と「どんな未来を選ぶか見学させて貰う」とこの場を去る
ここで現代ライダーと前作ライダー 1.2号の
共演が早くも見られる予告でも挙がるシーンですが割りと早い段階でライダーとしての力を失い
ビルドコンビがベンチに下げられてしてしまうのが勿体なかった印象…ファンサービスとしてはもう少し共演場面を見てみたかったが尺の都合上しょうがなかっのかね (^_^;)
そんな前作ライダーが見学席に以降すると
ビルドとクローズのライドウォッチが覚醒し
ジオウはビルドウォッチを合わせビルドアーマーを身に纏ったフォームにパワーアップ。
こちらがビルドアーマー
前回ラストで先に出てるゴーストアーマー同様
先輩ライダーをモデルとしたパワードスーツをバラして装着という初期玩具の装着変身を思わせる男の子心を擽らせる場面。
若干ロボコップが入ってそうなゴツいデザインですがスマートからこうしたゴッツイ鎧を被る系は好きです。
顔面にドでかく ビルド とノーマル状態同様にカタカナネーミングされており(玩具ではゲイツ仕様でひらがなになるみたい)
必殺技を発動する際、先輩同様に
ドライバーを回す動作(当然ながらドライバーはないのでエア回転)をするが
ビルドと決定的に異なるオリジナルビルドが周りに方程式の単語が並ぶ変身者の科学スキルを反映した演出だったが
ジオウの場合歴史科目以外赤点という反映か
よくわからない数式 理解不能
ラッキーナンバー 等科学や数学等複雑な計算スキルはない故に適当な単語を並べて誤魔化す(^_^;)
常磐ソウゴと桐生戦兎 先輩と後輩の差が出て
これには託した先輩二人も「大丈夫か?」と唖然とする、格好よくなる筈がダサくなってしまうけども逆に独特のダサカッコいい科学反応が出ているベストマッチorミスマッチという奴でしょうかね(^_^;)
そんなジオウ版ボルテックスフィニッシュ(ビルド流ライダーキックの名称)でアナザービルドを完全撃破する。
しかし戦兎と万丈の記憶は戻らないどころか結局は仮面ライダーだった事すら忘れてしまい戦兎は本来の人格の葛城巧を名乗ってその場を去る
状況が呑み込めないゲイツの問いに
「いくら未来が変わろうとも戦兎はビルドになる道を選ぶ」と謎解釈で答えソウゴは現代へと戻るが
仮面ライダービルドは2017年の時代から消えた
歴史改変にゲイツとツクヨミはソウゴ宅(正確には彼が居候してる時計屋)に同居する事となり
ゲイツは目の届く範囲でいつでも抹殺できる様に
ツクヨミはソウゴがオーマジオウになるかどうか確認する為とそれぞれの目的で同居という形の監視される事になったソウゴくんなのでした。
第一話目から続く形でゲイツとのカーチェイスからゲイツ対怪人との戦闘→先輩ライダー対偽ライダー→先輩×後輩からの1号2号の共闘して必殺技の流れはテンポよく進まれてpvから気になっていたビルドとの交流は予想していたのとは違ったものの一応回収され今後の展開を気にならせる謎や次回の先輩ライダーをチラリと見せたりと起承転結は次回が楽しみになりました。
そういえば今後の展開で検証する必要がありますがディケイドがキングダムハーツなら本作のジオウは過去ライダー世界に行くタイムトラベル物で「ドラゴンボールゼノバース」をやろうとしてると思われます(^_^;)
内容的にバトライドウォー等のゲームにしても成立しそうな世界観ですがそれは良しとしていくつか気になった事について後述していきますm(__)m
注目&気になった点の考察
アナザービルド
前回に引き続き登場するアナザーライダーの一人アナザービルド。
既に見慣れてるとはいえインパクト高い造形やライダーモチーフとなった動物がウサギや戦車とは思えない鬼みたいな顔(学校の豆まきに来たらどんな反応するか気になります(^_^;))
本物のビルドから力を奪いビルド本人に成り代わろうとする事が判明したが正体は交通事故で選手生命を絶たれる筈だったバスケット選手でタイムジャッカーとの契約により人格を失ってアナザーライダー化してからは体育会系を無差別に襲いボトル(見た目は前作のスマッシュボトル)へと変換する等、悪魔の科学者と呼ばれたビルドの二つ名であるマッドサイエンス的本能に従ってる行動してる一方で体育会系ばかり狙うのも本来選手生命を絶たれる運命を呪った故、自分と違い活躍する未来のある他の選手を妬んでる仮説を立ててみる。
倒しても復活する厄介な性質は
時間をテーマにした本作でいうならば元の人間の時間の流れが止まった状態=取り残され死んでるとも生きてるともつかないゾンビの様に放浪する
前述した本能的行動は昭和ライダー怪人エッセンスも感じ
接触したオリジナルライダーが消えてしまう設定は同じ人間は二人存在することが出来ないドッペルゲンガー的に感じるも
本物のライダーの力を引き継ぎ認められた
正当なる後継者が偽りの後継者を倒す流れは時間ともう一つの本作の象徴である二重構造を活かした今後の展開への重要な鍵を握ってきそう
因みにライダーの様で怪人な歪デザインも
前作ラスボスの進化がライダー形態の行き着く先が怪人だった様に仮面ライダーも元々は怪人なんだよと昭和ライダーオマージュ感でいろいろ想像が書き立てられます。
余談ですがビルドとしての本能からか
相棒で劇場ではフュージョンを果たしたクローズにカタコトで「オレ ビルド ベストマッチ~」といきなりハグしてくる不気味ながらどこか笑っちゃう昭和怪人オマージュ描写がありましたが
この仕草にも見覚えがあると感じたのは
アメトーーク仮面ライダー芸人にてアマゾン共闘オマージュと思われます(今年はもうしませんかね(^_^;))
タイムジャッカー
本作のタイムトラベル物では正体不明ながら
アナザーライダーを生み出し、新たな王となる候補を探しているオーマジオウ勢力の敵なのは間違いない最初に姿を表したウール(見た目は昔の天才テレビくんに居そうな美少年)。
本来、ライダーが活躍していた時代に行き来し本来の歴史において不幸な運命で時間が止まる(命としての終わりなのか生きる希望を失った事か意味深な表現)人間に契約を交わし承諾すれば運命を変える代わりアナザーライダーへと変化させ本人曰く時間を動かしていると豪語するが結局は歩く屍同然になり果てるロクなルートを与えられないが
完全撃破されると解放され元の時間に戻るものの
契約した際の歴史改変したまま=不幸な運命を回避してるのは皮肉だけど結果的に言った通りになってる事実。
そんな役割的にディケイドに出て来た鳴滝に似てる気がするので実は鳴滝もタイムジャッカーでした!とほったらかしだった正体を与えられそうな(でなければ何したいか解らないオジさんのままで終わっちゃいますが最近まですっかり忘れて(^_^;))
ゲイツ
前回に引き続きジオウを追跡しつつも
共通の敵であるアナザーライダーを倒す為に共闘し前回までのギスギス感を置いたコンビネーションでしたが初お披露目の必殺ライダーキック
ゲイツ式ライダーキックは相手が倒される残像を出現させゲイツのキックが当たると同時に残像が相手に重なってから大爆発。
これはゲイツによって倒される未来を相手に突き付けいくら足掻こうが自身が倒される瞬間の残像がゲイツのキックと共に迫り宣告された運命の通りになるという未来世界ならではのえげつない必殺技ですが同時にジョジョ第七部ネタバレでした(詳しくはスティールボールラン最終巻を読んでみよう)
そんなゲイツはソウゴより先にゴーストのレジェンドライドウォッチを何故か所持して使いこなしているがライドウォッチになる敬意を知らなかった辺り多分未来世界でオーマジオウから奪った物と思われます(50年後の未来ならレジェンドライドウォッチコンプリートしてるだろうし)が未来世界においてオーマジオウ以外に唯一仮面ライダー(ジオウと同じタイプ)となっていた謎がある事から常磐ソウゴと何らかの血縁関係がありそうな(ソウゴがのび太くんならゲイツはセワシくん説)
ジオウ流ライダーキック
前回、剣のギリギリスラッシュを披露したが
ジオウオリジナルライダーキックは初披露。
ライダーキックする際にキックとカタカナアイコンを相手の回りにセットしてロックオンしてからの狙い撃ちはファイズのクリムゾンスマッシュを彷彿させる。
ファイズ関連といえば前回のヒロイン、ツクヨミが使っていた銃も、555のファイズフォンをアレンジしたものだったが関連が気になります(^_^;)
歴史改変の結果について
アナザービルドを倒したものの戦兎は本物としての力を取り戻すどころかライダーの力はソウゴに継承され自身はビルドと自身が桐生戦兎であった記憶を失ってしまう。
この事により歴史修正した筈が歴史から仮面ライダーを消してしまった。
ん?ビルドが消えた? ちょちょっと待てまて
えってことはスカイフォールの壁は?
三都に分かれた国を一つにまとめるという新世界を目的としたパパビルドは?
そんなライダーとしての力を失う事に悟って
簡単に後を託す戦兎も戦兎ですが特に現代時間に影響がない限りなんやかんやでスカイフォールやエボルの存在等は最終回でお前がすべての元凶だ!と言われた葛城巧が存在しなかったことで特に影響のない世界と取り敢えず受けとりますが
この歴史改変によって前回の最終回に出てきたクローズライドウォッチの伏線が繋がらなくなる気がしまますのでやはり限定特典のステマだったのか…だとしたらせめてロボットのオカシラも出してやってほしかったかも(せっかくライドウォッチ作られたのに…)
常磐ソウゴの名言(迷言?)
歴史改変関連における主人公ソウゴの放つ台詞
主人公ならではの名台詞に聞こえてきそうだが
正直言ってる事がタイムトラベルならではのややこしさが合間って納得しづらかったところ
まずウールの時間を動かしてるに返した「人生においての選択はその人自身が動かすんだ」
返答は前回、時計屋のオジさんに言われた言葉もあり一見正論に聞こえてきそうですが今回の場合バスケット選手の 時 が止まったのは
誰しも訪れる 死 という個人の選択ではどうしようもない運命が降りかかった故の結果の
ファイナルディスティネーションを見た派から言わせればの矛盾なので説得力としては弱いかも(アホの子故の純粋さを表してると言えます)
もう一つ、ビルドとしての記憶を失った戦兎を見て状況が視聴者と共に理解できないゲイツへの
「未来が変わっても戦兎はビルドとなる道を選ぶ…そんな気がする」と返答した一言。
この後ツナギーズファンとして一年間相方と共に落ちぶれていたのであれからビルドに戻ったかどうかの描写はありませんがおそらく今後また一緒に戦うという可能性はある故の台詞でしょうが現時点において…そんな気がすると台詞の割りの妙に自信のなさが露呈しちゃってるので説得力は皆無…まあソウゴの言うことだしなぁ(^_^;)
ビルドを継承したジオウ
ビルドの存在と引き換えにその力を引き継いだ
ジオウことソウゴは今後も過去の世界でアナザーライダーを倒し奪われた本物のレジェンドの力を継承者していく流れになりそうですが
ウィズの予言した通り事が運んでいるので
どうもソウゴは決められた運命のレールに沿って行動している気がしてこのペースで辿ると
オーマジオウに行き着くルートが待っていると思うので
ライドウォッチに継承されたレジェンド達の力を再度過去に戻り返しに行く展開もありそうで今はバッドエンドからのループ物に期待しながら今後も楽しみなところ