進撃の巨人 六話目の感想レポート
前回の逆転裁判を経て今回からメインであるエレンとヒストリア中心の話に戻る回
意味深な夢を見たエレンは氷の洞窟の様な空間にて拘束を受けそこに巫女装束を纏ったヒストリアが目の前に現れる。
「誤解があったんだよ!」
両腕を鎖で繋がれ口も塞がれ状況が飲み込めないエレンの事を尻目に一人一方的に喋る元女神様は前回のシーズン終盤にも似たようなやりとりがありましたが視聴者サイドを代弁するかのようにエレンはワケわからなに拍車をかける状態となると
そこに現れたヒストリアの父と共にエレンに手をかざすと母違いの姉フリーダレイスの回想を見るのであった
フリーダといえば映像ではスピンオフの進撃中学校で幽霊として先行登場しておりましたが故人というのはこっちでネタ知ってた方かも(^_^;)
ヒストリアがクリスタと名乗る様になったのも
読んでた本に出てくる聖母について説明され人から愛されるようになりなさいとフリーダからのやりとりからと判明。
ケニーに始末された病んでしまった母方と比べ
第一印象の通りこっちの方が母親らしい印象な
にしても現状断片的な印象は拭えず
せめて出会っていまのような関係が出来上がるまでのプロセスを描いてほしかったところ
(そう思うと、ユミルの過去はダイジェストの3DS版でも丁寧に描いてた印象)
こうした仲の良い関係ができあがるまでの経緯をみたいのは「いいよ!いいよ!」とヒストリアを抱き締めるフリーダのハンジに近いテンションに個性を感じたからでしょうか?
多分これらの疑問は後々引っ張って明かしていくと思われますが
ロッドことパパトリアの話だけ聞くとグリシャの株がえらく下がりそうな回でどんな理由があろうとやってることはかなりえげつなく決して正当化されない今回の題名を象徴しております。
だからこそヒストリアはエレンに対しどうにもならない理不尽への怒りを滲ませた一言を放つ
例えると13日の金曜日でいうとこの偽ジェイソン誕生の瞬間みたいな感じでしょうかね(^_^;)
とわいえエレンをわざわざ生かした状態にして
食わせるのは復讐というよりフリーダの持ってた巨人能力目当てな気もするパパトリアにも思惑がありそうな(^_^;)
ようするに復讐&奪われた能力奪還の一石二鳥計画ということかしら?
その一方で王政との一応の決着は着いたものの
最大の目的であるエレン奪還に向け囚われてる地下へと向かう調査兵団
こ無沙汰な気がするケニー班は迎え撃つ準備をしリヴァイ班による第二話以来の戦闘シーンが見れそうで期待が高まらせる回となりました
気になった点まとめ
元クリスタことヒストリアの回想でフリーダと
読んでる絵本の挿入絵の悪魔と向かい合う少女の白雪姫を彷彿させるこの絵
進撃の巨人2OPにも林檎を持つ聖母と悪魔が向かい合ってる絵が一瞬出てきますがこれが人間が巨人化する原因の伏線と語られるか今後の気になるところですが挿入絵の魔女らしき悪魔の顔が巨人化したユミルにも似てるのは彼女の過去にも絡める伏線の気も
グリシャ巨人
エレンの父グリシャも巨人化能力者の一人だったと判明したが髭&胸毛ボーボーに変身前より身体だけでなく体毛のボリュームもアップするワイルドな山男と化したヒュージャックマンといった印象。
体型と顔つきが獣の巨人に似てる気がするのは
原作の展開を知ってれば伏線ですがそれを強制的に継承されたエレン巨人がこのような毛むくじゃらずんぐりむっくり体型とならず端正に整形されたのはフリーダ巨人が反映されてると思われます(^_^;)
拘束エレンと情緒不安定ヒステリア
エレンからフリーダの事を知りその顛末を父から聞かされその実行犯たるグリシャが既に居ないので「どうしてそんな酷いことができるの?」の言葉はエレンにというより中に宿ってるであろう父グリシャに向けて言ってるととった方がいいですが展開のテンポの早さかちょっとヒストリアの態度の変え方が情緒不安定な印象で吹き込んでるパパトリアが昔の某腹話術芸人を思いださせました
因みにこのシチュエーション見覚えがあるなと思ったら実写版後編の冒頭場面を思い出しました。
SMの様な姿勢で拘束されてるエレン三浦春馬と態度をころころ変えてた水原ミカサ
エレンを処刑したがってる國原準のクバル
公開当時の原作の進行状態は解りませんが
今回の話を見て多分この場面を元ネタにしていたであろうと感じたり
父グリシャの顛末を知るエレン
回想にて注射器を打たれ巨人化し父グリシャを食った事を知るエレン
そういえば3DSの死地からの脱出にて
エレンシナリオでは注射器の残骸を見たエレンがフラッシュバックを起こした様な描写があったのはこの場面への伏線だったのですね。
柵
エンディングテーマの歌詞や終わりの意味深げに強調されて農場の柵。
今回はフリーダが柵の向こうに消えていく回想の場面から 柵 にフォーカスを当てた印象で
柵の向こうへと去っていくフリーダはもう居ない=この世ではないあの世へ行った表現で
エンディングの歌詞で用意に越えられぬ柵の部分は物語上の外の世界を遮断してる壁ともリンクしてる境界線に感じます。
もっともウォーキングデッドの世界ではゾンビに壊されたりと容易に柵越えられてますが(^_^;)
ドSザックレー
前回の政治劇で決着後にエルヴィンとのやりとりで上の連中が気に入らなかったと愚痴ってたザックレー
今回そんな溜まっていた彼の鬱憤を晴らすかの如く偽の王様の代弁者の様に振る舞ってた元権力者を拘束させる格好や仕打ちは完全にSMプレイでした(^_^;)
パンツ一丁に逆さま何故か女の子ソックスを着用させてるなどいくら深夜でも局は放送できたことがたまものでしたわい(^_^;)
とにかく放送コード的にもギリギリながらおっさんが卑猥に縛られてる誰得プレイに終始興奮するザックレー総統の大変イヤらしい表情にどっちが悪か解らなくなるのは本作が別に勧善懲悪物ではないバランスといえます。
進撃の巨人2でプレイアブル参戦した際の絵で観た当初の印象は消え今回のメインテーマを帳消しにするぐらいのインパクトがあったもののこんな人だったっけ?ともう一回彼の交流イベント振り返ってみたら案の定伏線が貼られてました。
裸のおっさん縛ることが総統の
芸術作品らしい
この時の凛々しい顔つきから想像つきませんでしたが多分巨人縛り付けに拷問したハンジより怖いサイコパスだと確信。
多分仇の正体知るよりもショックデカそうなので
総統との約束果たさず済んでよかったな主人公!
(3作る際多分カットか表現変わりそう(^_^;))
第一印象からファミパンの血筋を持ってませんか?
そんな次回への布石として回想などの説明がメインとなりましたが他メディア触れた派やネタ的にもいろんな意味で美味しい回といえます。