語 バイオハザード7レジデントイービル vol3 | マシュレポ(@ω@)y-゚゚゚

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バイオハザード7 レジデントイービル

のレポート一回で終わる筈が記事文章制限オーバーの都合で三回目までやっております(^-^;

発売から一年が経過した本作のレポートに幕を下ろせるかチャレンジ。

今回一応の完結(予定)となるレポートは追加シナリオと本作をより深く楽しく浸る小ネタとオマージュに触れていきます。


追加コンテンツで続きます編

追加されたDCLコンテンツ「発禁フッテージ」

前日談となる二回に分け配信された短編集で
サバイバルアクションにパズル、カードゲーム等どれもジャンルが異なり本編とはまた違ったベイカー家の狂気さを堪能できるものとなっており

お話上の時系列順に並べてみたフッテージ集

ドウターズ→ベッドルーム→ナイトメア→21

まず「ナイトメア」
本編より戦闘面をメインとした3のマーセナリーズに近い構成で武器なしの状態でモールデッドが蔓延する地下に放り込まれた本編での一番の苦労人クランシーが主人公にして一番の災難を描いたシナリオ。

不条理な状況の中、粉砕機を起動しコツコツ集めたガラクタで武器や弾薬をクラフトし朝が来るまでモールデッドの群れから生き延びるのが目的で
すが三種のモールデッドだけでなく序盤でプレイヤーを苦しめた初見ごろしジャックもボスとして強制的に相手にせねばならないので

自動的に生成される鉄くずを集め作成した装備をどう作りどう使うか常に求められる戦闘サバイバル連続でとてもシビアですがやりこむ内に敵の対処方が本編より身に付いてくるのでクランシーには悪いですがトロフィー獲得の為に何度も彼をモールデッドの群れに放り込む程中毒性が高く

コツを掴むきっかけにもなってるのでプレイヤーを成長させる修行としてもお勧めである(最もクランシーにはたまったもんではないが)

「ベッドルーム」

マーガレット婦人に監禁された状況の中
脱出手段を探すパズル性の強いシナリオ、脱出がバレた際、婦人にお仕置きされたりチャンスの選択肢の返答次第では生死が決まり

動かしたオブジェを元に戻す等で痕跡を消しベッドに戻るのがルールで婦人が来るまでのカウントダウンも表示されるも途中画面からカウントが消える意地悪演出にジャイアンシチューや怒ったら襲いかかるマーガレット等は現実に居たら絶対関わりたくないタイプでしょうが

途中合間に挿入される選択肢等某恋愛アドベンチャー風な誰特悪趣味ホラー版ときめもで

レアイベントであるジャックとの絡み等
ハッキリ言ってブラックなコメディ要素が強めでもあるのでフッテージの中では一番お気に入りのシナリオです(^-^;


「21」はベイカー家一番の問題児ルーカスが担当

彼が主催するデスゲームに強制参加されるクランシーの災難を描き後の顛末に繋がっていくカードゲーム要素が強いシナリオで

恐らく発禁とされる題名の9割りがこのシナリオが要因してるであろうルーカスの悪趣味且つ残酷な敗者への鬼畜の域を越えてる制裁や気絶した対戦相手を腹話術の要領で操りアフレコするコメディながら本編やり終えた後なら一番えげつなさが改めて実感させられます(カードゲーム自体雰囲気の割りに楽しい悪趣味な遊戯王なんですけどね(^-^;)

「ドウターズ」は本編でイーサンをサポートしたゾイの視点でベイカー家が如何にして狂気の家族へ変貌したか描かれる前日談で

本編と前述したフッテージで凶悪なインパクトが
強かったベイカー家の方々が正気だった頃に
ギャップがあり本編では拝めなかった素の婦人に
ルーカスとゾイの交換日記的な文章でのやりとり
によく見たら手紙には顔文字まで書いてる程の
ほのぼのとした理想な家族が狂気に浸されヒャッハー化していく過程は絶望の一言で家族内でも犯罪が起こる痛ましいニュースもあるのでよく考えたら現実面のメタとしても描いてる気も

シナリオ自体は短めながら
本編に繋がる物と繋がらない二種エンドと普通に進むのではなくよく観察しなければ特定のエンディングに辿り着けない体験版以来の探索要素が強めなシナリオ。


去年12月に配信されました

Not a hero      END of Zoy のWシナリオで

Not a heroは元祖主役クリスレッド・フィールドでプレイし事件の糸を引いてるとされるルーカスの確保へ向かう決着型のシナリオで

ホラーに集中させる為に一般人で従来より操作性に制限があったイーサンと違い歴戦のプロであるクリスは装備も充実しておりダッシュ早く怯んだモールデッドへの5以降のフィニッシュブローにカウンターパンチ等

イーサンやクランシーでは味わえなかった従来の高性能さがウリで

これだよぉ このアクションを求めていたんだ
と4以降のアクション性を求めていたファンへのサービスとなっております。

対するルーカスはひねくれたトラップや罠を仕掛けてくるだけでなく

仲間の隊員に化け不意討ちでクリスに爆弾を仕掛ける場面やクリスの目の前で残酷な所業を重ね挑発してくる様はSAWのジグソウというよりバットマンのジョーカーで初見での小物っぽさが解消され黒幕ポジションにスピード出世。

本編とは別に人為的に作られた新種のフューマー等、多分イーサンでは絶対対処できなかった新たな敵達を相手にクリスがたどり着く研究所にてどうやらこれら新種のモールデッドらが単なる強化版ではなく閲覧できる資料にとあるキーワードが記載されひょっとすると特異菌そのものの正体に関わる重要なキーと今後に繋がることが暗示され

敵でありながらも悲惨な人生を歩み最後まで報われなかったある人物の遺品には本編後だと感慨深いものがありその遺品を置き方を考えれば本編、本シナリオ両方人間側のダークサイドの象徴として描かれているルーカスにもひょっとしたら唯一良心を感じられるものでありその顛末等含めよくも悪くも人間らしい味のあるキャラとなりました。

素直には喜べないしんみりとした終わり方で
複雑な表情を浮かべるクリスは6でピアーズ含めた数々の散っていった仲間を考えると直接的には説明されない題名を間接的に描いてると解釈。

「END of Zoy」はクリス編より更に後日談で
本編後、生死不明となったゾイを救うべく
叔父のジョーが立ち上がるシナリオでバイオハザード(生物災害)のタイトルの要素が強めとなってます。

イーサンやクリスと違いジョーの基本武器は
 拳✊ でシリーズでは基本不利な接近戦がウソだったようにモールデッドをボッコボコに殴り倒すのはナイフでは味わえなかった非常に爽快感で楽しく

ジョーはあのファミパンおじさんことジャックのアニキでベイカー家では叔父であり

拳✊は長男ジャック

🐛虫を食うのはマーガレット

ガラクタでクラフトしたお手製爆弾💣はルーカスの工作スキルと本編やフッテージでプレイヤーを苦しめてきたベイカー家の個性を取り込んだハイブリッド型な主人公で

ボスの技を使うロックマン的な最強主人公となります。

ただし立ち回りが苦手な本作の仕様と装備が他主人公より限定されてる為にタイマンで怖いものなしなものの集団戦となると不利で特に苦しめられてきたクイック型が一番ジョーの天敵で距離を図りヤリを投げるなどが求められ

モールデッド以外に沼のワニも元祖のネプチューンオマージュで近づき目の前で襲いかかったり
背後から近づいてくるジョーズ的な感覚はFPSならではの恐怖感がありお風呂やプール入る度に思い出します(^-^;

本記事でラスボスのネタバレは直接しませんが
最後を飾るといえばやはりこの人?しかいないだろうの存在が出て来たのは一番の興奮物でインタビューの時点でネタバレな気もする

カウンターファミリーパンチ

本編よりも体験版で何度も上記の鉄拳を食らうバッドエンドを迎えたプレイヤーには実に考え深いものがありジョーと一心同体となり今度はプレイヤーが鉄拳をおみまいする本作一番のカタルシス
が用意されており

実を言うと良く考えると本作は
非常に暗い話なのでジョーの様な豪快なパワフルな超人を主人公としたのは正解だったし

何よりラストのジョーの台詞は本編のイーサンの
化け物発言に対するある種の答えとなってる辺り良かったし本作だけ終わるのでなく以降も登場してくれないかな(^-^;?と思いました。

その他

イーサンマストダイ 

こちらもDLCとして配信され
主人公はイーサンだが本編と特に関連性がなく

敵だらけのベイカー家を舞台に本編よりも更に打たれ弱くなってる主人公等死にゲー要素が強く

シナリオというよミニゲームといってもいい内容です。

道中で開けれる箱の中身や配置は毎回ランダム
たまに爆弾等攻略には 運 の要素も絡んできます(^-^;

因みに題名から言うまでもなく
デビルメイクライの激ムズ難易度「ダンテマストダイ」が元ネタ


ジャック the 55 バースデイ

コメディ色の強い一番本命のDLCゲームで
主人公はミアだがイーサンマストダイ同様に
特に本編とは関連のないというか完全にパラレル

ファミパンおじさんことジャック55歳の誕生日を祝うという内容で4以降のマーセナリーズをコメディにした感じ

ファミパンおじさんが鼻眼鏡にミアのテンションが明るくて高い、敵のモールデッドがパーティ用の帽子に何故か被ってるフットボールヘルメット等俗に言うカオスさで本編とは違う狂気を感じさせます(^-^;

敵を倒してカウント=得点を稼ぐマーセナリーズと違いコチラは制限時間以内に腹ペコのジャックに料理を与え満腹にさせるのが目的となっており

道中現れるモールデッドを退けながら食材に料理を集め作っていくのがルールで
制限時間のカウントはモールデッドを倒せば稼げ一定時間内に倒し続けることで普通より効率良くカウントを稼げるなど従来のマーセナリーズのコンボカウントボーナスの要素も引き継がれ

いちいちあげるより持ちきれなくなった料理をボックスに入れ溜め込みあとで溜まった料理をまとめてジャックに食べさせるのとボックス内のカスタマイズパーツの組み合わせ等が攻略の鍵となってます。





まとめ

従来からガンサバ視点のFPSバイオは
初見にはこの操作性の戸惑いは大きいですが慣れてきた時の一体感は、ヘビーレインとはまた違った感覚で今後のシリーズに可能性を産んだと思っております。

ボリューム自体は後からDLCで徐々に膨らませていく前提の作品だったとはいえ小さめに見えて
中身はかなり濃く例えると一見味気がなさそうだけど食べると忘れられない味みたいな料理です。

ストーリーも従来よりシンプルながらも
登場人物の背景やファイルだけでなくオブジェや建物や雰囲気などから裏のストーリーをプレイヤー考えさせるナラティブ方式としての材料も充実しているのでよくある作り手の使う言い訳にはなってないし

何より追加シナリオを入れてくれたのは後付けとはいえ一番好感を持てます。

ただし個人的に満足したかと言えば…

まだ満腹じゃない

それはやはりエクストラメニューの一番下に
あと一個だけ空欄が空いてる(ゴールドエディションは未プレイなので同じか確認してませんが)のでここに泣きの一回のシナリオを入れることによって作品の評価に関わりそうで

実を言うとストーリーの濃い分納得のできない所があり良い子だけが生き残り悪い子は排除される
と見方を変えると薄い勧善懲悪的にも見えるし

両シナリオで明かされる謎もあれば
まだ明かされてない謎や伏線も存在しており

これらはナラティブ方式考察することにより
解明できはしますし考察するのが楽しいのですがなんだかんだで空白の件で残尿感が残り

満足する一歩手前の寸止め状態な現状

ただ作り手もインタビューで
「当初のスケジュールはほぼ完了です」

と何やら仄めかす発言もしてあることから
多分後でスイッチ版を出す頃に何らかのシナリオが追加される可能性も残ってるので

エンドオブゾイのラストにプレイヤーへの
サプライズ的なくだりはアイツは良いやつだったで終わらせるのではなく彼に主人公の座に戻した
ラストシナリオでけじめをつけてほしいと大変願っておりますm(__)m


結論 「隠し玉があることを信じてますよCAPCOMさん」


お勧め度 ★★★★★

満足度は ★★★★