日常にちょっかいしてちょっと神様気分

「リモココロン」
昔PS2でリリースされ
小学生の時デパートの試遊コーナーで
買い物済んだ親が迎えにくるまでハマったのを機に買って貰った記憶があります。
メーカーはソニーですが開発は
昔モジブリホンというリズムに合わせて
文字を描いて誌を完成させる。
習字版太鼓の達人を作ったゲームと同じ作り手らしいです。
内容
パッケージ通りの
マルサンカクで簡略化されたキャラ達が
それぞれの日常を送る箱庭的世界観が舞台
本作はステージクリアー型ですがプレイヤーは
自分そっくりのアバター作って過ごす様なスローライフでもなく
突如来襲した宇宙人からロボに乗り込んで
地球を守る為に戦うでもなく
プレイヤーは箱庭的ステージをカメラスクロールする移動手段は基本それだけの神様目線で
プレイヤーの指名らステージそれぞれの日常を送る人達ワンボタンで対象をコピーする。
次にターゲットにした人の頭の中にワンボタンでさっきコピーした何かを入れ込むというちょっかいをかけるとそのキャラの日常に展開が起こるというもので。
例えば散髪屋の前に髪型に悩んでる
若者に髪型に関する物としてイケイケのトンガリヘアーを持ってきてちょっかいをかけると
その通りの髪型にして満足することもあれば
一方バーコードのサラリーマンの頭を持ってくるとバーコードをセレクトして後悔する等
プレイヤーがちょっかいに選んだ物によって
キャラクターの反応や展開が異なり
他にも晩御飯何買おうか悩む奥さんに
○クドか魚のどっちかを選ばせたり
先程前述したバーコードおじさんが
頭の事で悩んでる時に育毛剤を持ってくると髪が伸びて悩み解決することもあば逆に脱毛剤を選ばせるとツルツル坊主になって後から来た部下にクスクスされたりと
ここに紹介したのはごく一部にしか過ぎない程てんこ盛りに入ってます。
以降は制限時間以内に色んな人にちょっかいかけまくって反応を見て得点を稼ぐという
ルール自体はとてもシンプルであり
一定のちょっかいスコアを達するとステージ全体を巻き込むどんでん返しなオチがついて
実質ステージクリアとなる(ただし分枝によってはバッドエンドになる場合も)
それだけのルールですがキャラクターそれぞれにも一応名前や個性があり一人一人によっては送る日常のシチュエーションが違い
基本彼らにちょっかいをかけた際のリアクションや他の人のことどう思ってるんだろうとか
漫画の吹き出しで呟いたり人間関係を覗き込む
だけでも楽しかったりしますが
ガチでプレイする際、そんな反応なんていちいちみてる暇ない程に次から次へとパパっとちょっかいかけまくったりなどそれはそれで正しいやり方でしょうけども一回クリアしてからもう一度彼らの日常をじっくり観てみるのも楽しみ方の一つだと思っています。
この作品を自分なりに分かり易く要約すると
サザエさんの四コマ短編EDをメインで
最終的オチはこち亀
この二つを2で割って足した感じのゲームです
短所をいうならば
無印ということもあるのか一部これ何か気にはなるよね的なオブジェクトを持ってきても特に反応が無かったり
一部特に対応しないキャラもいたり
いくらなんでも制限時間経つのが早過ぎる等
ムラが気にはなったりしてひょっとすると
続編のリモココロン2が出れば解消するんだろうなと思ったら結局出なかったりとか(^_^;
余談ですがこれと同じ感覚のゲームといえば後にセガから出た「ニュールーマニア」という
バーチャファイター2的グラフィックで構成された平凡な大学生の日常にちょっかいをかける似たのをプレイしたのを思い出したり(あれも結構楽しかったなぁ(^_^;)
当時PS2で出たばかりのソフトといえば
鬼武者やゴエモン等進化したグラフィックを
メインにしたゲームがリリースされてた中で
一昔前風に敢えてチャレンジした特殊な作品で
世の中ポリゴンとかリアルにするだけが
本当のゲームの面白さじゃない
そうじゃなくてゲームは本来もっとシンプルにしても楽しめるという今思い出すと
作り手のメッセージが入ってるように感じます。
ステージも最初は敢えて狭い
ちびまる子ちゃん一家の食卓的な「コタツでお鍋」とか初心者でも自然と遊び方が身に付くような親切設計で
以降は序盤よりかなり広い本編である
「商店街」「キャンプ地」「動物園」「駅」
「遊園地」等バラエティ豊かなステージなので
もし遊べる機会があればだまされたつもりで
彼等の日常を覗いた後に
「あっまた彼らに合いたいな」と感傷を抱かせたりすることもあり実際ふと思い出したら
またやりたくなったのでなんらかのきっかけで
ダウンロード専用でもいいから新作出してみない?と思っちゃいました。
結論 リモココロン新作を個人的に希望者?