ゾンビvs馬鹿
どちらが勝とうと人類に未ライ…カユウマ
「バカハザ」
あらすじ
サバイバルホラーの名作
「バイオハザード」とギャグ漫画の名作
「バカボン」のスピンオフ少年バカボンがまさかの融合したスマホアプリ。
忍び寄るキュートな化物
忍び寄る課金の誘惑 果たして
貴方は生き残れるか?
まさかのコラボと書きましたが
バカボンにコラボ事態が当たり前なんだと当時の記憶で思い出す。
(猿の惑星=豚の惑星
母を訪ねて三千里=母を訪ねて三千円
フランダース=蘇るフランダースの犬)
バカボンが正式にコラボ、漫画でなくゲームでする相手がバイオハザードというのは意外や意外。
バカボンのゲームといえば昔ファミコン版でも出してたし(未プレイ)DSの原型?なテレビゲーム、ピコ版(こっちはプレイして結構楽しんだ思い出が(^_^)などもありました。
記憶が正しければバカボンのゲーム化は
三作目ということになるのでしょうか?
バカハザに触れる前にバカボンと生みの親たる赤塚不二夫先生について私なりに解説
言わずと知れた
赤塚不二夫先生のギャグ漫画の名作
「天才バカボン」でopの
「西から登ったお日様が~東に沈む~♪」
実際は逆なんですがその後の歌詞
これでいいのだ~これでいいのだ~♪
…とバカボンの代名詞が全てを物語っており
これはこういうデタラメな世界観なんだと観るもの全てを引き込むあのカオスなopが未だ脳内再生されます。
最初に観た話は
バカボンのパパが息子の為にいじめっ子対策として全身を納豆まみれにして最終的には匂いでカラスについばまれるというシュール過ぎる内容に笑い死にしそうになった程
赤塚不二夫先生のギャグはよく思いついたなあなブラック且つカオスな物が多く
後にリメイクされた「おそ松くん」では登場人物全員がそれぞれが文章で殺されるフェイク最終回(シェーのイヤミが雷に打たれ黒こげに、ヒロインダイエットで拒食症になり死亡)挙げ句作者自身アル中で死亡とか自虐的なとんでも展開があったり
空からウン○型の栄養食が降ってきてそれを登場人物全員が食べてイヤミが出した本物のそれを食べて最終的に日本中画ウン○まみれになる等笑えるんだけど解説してて気分が悪くなってくるスカトロ露悪ギャグを連発する等
洋画コメディ
「裸の銃を持つ男」を連想させるセンスの持ち主で亡くなられたのが本当惜しまれます。
因みに「少年バカボン」とは
天才バカボンの息子バカボンを主役にしたスピンオフで本家との違いはパパよりはまともだった息子がもしパパ並のバカだったらがコンセプトの作品でコチラ読んだ事画ないので単行本になってるかは疑問です(^_^;
サバイバルホラーの代名詞バイオとコラボした
今回の「バカハザ」
最初、予告見たとき季節はずれのエイプルリフールネタかと疑いましたがまさかの公式しかも無料アプリということに驚き
バイオとのコラボ系でいえ非公式ですがRPGツクールで「のび太のバイオハザード」というものがあり
こちらはもしもドラえもんの世界にT-ウイルスが蔓延したらというコンセプトの本家の1 ~3をごちゃ混ぜにした様な内容で実況でみたら結構面白く観ましたがドラえもん感は形骸化しています。
本題のバカハザのレポート
バカ×バイオの融合は人類というかスマホユーザーに吉か凶か?
エンディングまで普通にプレイし検証した結果
内容、展開はバイオps1元祖の世界観を踏襲しつつやってる事はバカボン節の悪ふざけオンパレードメインのパロディとなっており
グロも引き継がれておりますが赤塚作品といえばエグい描写はしょっちゅうあり
前述した数多くのパロディ経歴を持つ作品でも
あるのでバイオとの連携は違和感なく
それでいてバカボンの世界観も崩れることはなく全体のバカと生物災害が紙一重というくらいマッチしております。
ここからは長々と詳細に語っていきますが
相変わらずのネタバレありきという事でスクロールしてくださいまし
えっバカだって?そりゃバカハザだよ!
バカでないと語れないよそりゃあ(>_<)ゞ
バカ検証レポその一 グラフィック
元祖の様な斜めアングルの固定カメラではなくそれよりも懐かしのドラクエ的グラフィックと元祖をクラシック調にアレンジしたBGMは
ファミコン又は元祖形態機ゲームボーイ時代を彷彿とさせる懐かしのクラシック画面等携帯 アプリの媒体を考えるならば妥当な感じもしますが形態機でいえばDS版以前に
黒歴史とされるGB版バイオのグラフィックを
発展させ今回用に復活させた感じですが
GB版の様にフィールド上に敵がうろついて接触すると戦闘画面に切り替わる様なシンボルエンカウト式戦闘でもなければカーソルのタイミング見計らって攻撃する様なミニゲーム的な戦闘ではなく
ゼルダの様にうろつく敵にそのまま攻撃する戦闘になって等表現はやや異なりますが
銃弾の残りに気を使いながら戦う
オリジナルの戦闘を再現されています。
因みに画面をスライドしたりタップしたりするスマホならではの独特な操作方法ですが
操作がしづらく特に戦闘となるとかなり避けづらく簡単に餌食になってしまう癖強いもので
ファミコンで出た天才バカボンもかなり独特なスペランカーをも越える理不尽さがあったので
多分それの再現でしょう
やり応えを求めるやりこみ派は挑戦してみる価値がありますがプレイとしてはあまりお勧め出来ないのでそのために操作タイプが左右の利き手に合わせた系4タイプがあり
CとDにすると画面に懐かしの十字キーとABボタンのよりGBを彷彿させるアイコンをタップすることで嘘の様に快適にプレイ出来るので
私的にCかDタイプをお勧め(勿論慣れてきたらA、Bに挑戦してみても○)
バカハザレポート2 バイオ×バカのバランス
世界観や舞台等バイオとのコラボと述べましたが本質的にはバイオのパロディであり
オリジナルの元祖ファンなら知ってる
キーワードもバカボン流のワードに置き換えられクスリとさせてくれます。
例
アークレイ山脈(バイオ)→アークサイ山脈(バカ)
ハーブ(バイオ)→コンブ(バカ)
アンブレラ(傘)→コンブレラ(海藻類)
ナイフや銃といった武器も
バカボンに置き換える際物騒だからか(原作の方はもっと物騒なことしでかしてるんですがねぇ)
コチラはピコピコハンマーや水鉄砲といった
海外版ワンピース旧の修正ですが
それでクリーチャーを倒せちゃう不条理やデタラメ性等はバカボンらしい変更だと思いました
因みにシリーズのやり込み
ナイフクリアーに該当するようなプレイは勿論可能でオリジナル版と異なりボス以外の敵は
接近戦でパターンにはめで攻略可能等
ピコピコハンマーだけでクリアー出来る程
アプリゲーム全体の難易度は実はオリジナルより低い方です。
勿論それが新規ユーザー向けの調整でもあり同時に弱点でもあるバランスを補う為
オリジナル「5」以降の
相棒要素が入っていますがハッキリ言ってオリジナル程役立たずで戦闘にも参加せずずっと後ろにくっ付くだけなので
敵の攻撃で死ぬと連帯責任でゲームオーバーになるオンラインの協力プレイでいうとこの最悪の他力本願並みの厄介な存在で私も不満をプレイ日記などに散々挙げましたので少しは手伝ってくれよと思ったりしましたがもし協力したとしても画面内うろつかれ返って敵に殺される恐れがあるだろうし
アプリゲーム上難しいかもしれませんが
せめて戦力にはならなくても持ちきれないアイテムを預けてくれる様な役割を与えてほしかったです。
因みに頑張れば無課金でもクリア出来ますが反面難しいと感じるところがあり当然有利に進める為の課金の誘惑がありますが
どれも隠しアイテム的な効果もあるので
既にクリアした派でも興味があれば良かったら買ってみてね的なのでそこはプレイヤーの任意に任せられて るのでアリな感じ(まあ買ってないんですけどね…本家のキャラがゲストで出るなら考えてたかも)
バカハザ検証レポ3 世界観とのミックス
設定は
元が行方不明の仲間を探し悪夢の洋館に導かれる特殊部隊の話をバカボンの世界観に置き換える際 修学旅行でたまたま迷い込んだら偶然導かれるという一般の小学生が日常から非日常へと入り込む仕様に改変され
館内を探索する流れは本家を引き継いでおりますがバカボンの世界観に合わせ要所バカボンや他のキャラによるボケとツッコミ等のネタ的なイベントや会話が追加されています。
ギャグ内容に関して笑えるかどうか人それぞれなので一個人として言うとハッキリ 寒い です。オナラぷ~とか一昔前のギャグとかが平気で出てきたりしますがツマらないかで言えばそうでなく
シリアスな設定を濁すような事(隠し要素でその鬱憤を晴らしてましたが)を本家では出来なかったので本家と違いバカボンの世界なら絶対 このやりとりであろうオリジナルを弄ったり
パロディならではのユーモアの要素が好きな人には受けるし
本家バイオ一作目プレイ済みなら尚更クスりとさせる場面があるのでパロディネタには必須の本家へのリスペクト愛♡があり同時にバカボンらしさがありました。
個人的に一番ツボは今作のT-ウイルス的発端をバカボン流に置き換える際の気持ちを一言にするならば
「そうキタか…(^_^;」
ラスボスの存在自体がネタバレ及びパロディであり更に映画ネタも入ってたりしますが
あまりにも際どいので
このへんはアプリかプレイ記事を確認してくださいませm(_ _)m
バカハザ検証レポ 4 敵キャラ
因みに影の主役たるBOWことクリーチャー、元が恐ろしくもお馴染みの怪物達もバカボンの世界観に合わせ皆それぞれSDサイズになっており
可愛らしさえ感じるデザインですがそこはバイオなので攻撃とか当たれば致命傷になる等更に前述した相棒のネックも合わさりサバイバルホラーとしてのバランス又緊張感は引き継がれております。
一部デザインもバカボンのキャラを連想させ
お馴染みゾンビ犬がウナギ犬になってたり赤塚小ネタもあります。
まとめ
この様にバイオとバカボン両方全く異なる様でいて両作ともバイオレンス描写は共通しており
バイオのサバイバルホラーとバカボンのギャグの二つのコラボは食べ物に例えると
プリンに醤油をかける様な組み合わせ的には異質な感じですがウニの味がする新しい発見がある 化学反応が結果起こってます。
オリジナル版クリアもしくは途中で詰んだ等
経験済みの人には楽しめるところはありますもちろん未だバイオ未経験の人も手軽に触れてみるのもお勧めな感じでバカボン好きなら尚更楽しめる内容にはなってます。
基本無料のアプリと考えればps1版本家バイオの内容をアレンジしつつもそのまま詰め込んで
普通、短時間で終わる本家の体験版的タイミングで終わるもしくはパートごとに課金式になりがちだったりしますが本家の+アルファの内容は基本無料でオリジナルの本編フルをたのしめるということを考えるならば充分なボリュームだと感じでスマホアプリだからとか毛嫌いしないでだまされたと思ってダウンロードして体験してみることをオススメします。
個人的にコラボ的には成功だと思ってるので
「2」かその他のカプコン作品とのコラボシリーズも作って欲しかったりするほどお気に入り
結論
「次回バカボン×ロックマンでバカロックとか検討してみては?」
オススメ度★★★★★