語 ドラゴンズドグマプログレス(愚作) | マシュレポ(@ω@)y-゚゚゚

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平野博寿には姫川明の爪の垢を飲ませたい、つか飲め



無料ネット漫画サイトヤングアニマルにて
月一回のペース(たまにサボる)で連載していた 

平野博寿 作 
ドラゴンズドグマプログレスが遂に最終回となった

よかったw これで終わりです

やっと決着がつけられる
元のゲーム版を当時プレイしていた私にとってこのコミカライズ版は因縁が高い
作品で 1、2話閲覧してかなり高評価していたのですが(そこらへんはブログ内の
ドラゴンズドグマのコーナーに延々書いてます)
はっきりいいます!

前言撤回
間違ってました
(^。^)y-゚゚゚

それ以降から異変に気づき
これ…失敗じゃね?と薄々感づいてましたが

ヤッパリその通りだったね( ̄∇ ̄)


結論からいうと。

元の良いところがなくなって
元の悪いところが浮き上がった

から感想を延々と書いていきます。
(そういう系がいやだとかこの漫画描いた作者平野博寿さんのファンが居たらみない方がいいです!発狂するのが間違いだから!警告しました)

まず作者 平野博寿さんの作品は
正直読んだことがないですがなんでも昔

「ゴールゴールボールガールシュート」というなんか早口言葉みたいなネーミングのスポ根漫画を連載していたみたいですが

ネットとかの評判を視てみると

題材への愛を感じられないリアリティゼロ
主人公以外のキャラが立っていない

今回のドラゴンズドグマプログレスを読んでみると正にその通りというか当時から
あんまり学んでないし進歩していない様に感じるんですね。

まず作画ですがこの作品で唯一評価できる点でしょうね「暗殺教室」の作者も第一巻の帯に絶賛しているとおり
確かにモンスターのクオリティもゲーム以上だし背景も非常に力入ってるなと思うんですがいくらうまい絵を描けてても
読んでて面白い!やもっと先を観たい見せ方や工夫がされてないからハッキリいって台無しに近くない?

なんかやたら上手い絵、デッカいコマを並べておけば面白くなると思ってない?所がいっぱいありで

例えば大した見せ場でもない台詞だけのコマが無意味にデカかったり、キャラクターが必殺技を仕掛ける場面がわざわざ2ページ丸ごとしかも技の一歩手前よ見開きでやってて思いつきとしか思えないコマ割りだからかなり燃費が悪いページの使い方してるなあと思って読んでたよ逆に


あと必殺技描写でメイポの絵面がギャグっぽいていうか浮気した夫刺し殺してる嫁
しかみえなかったり

突っ込み所はいっぱいあるけど
まあそういうのは一旦おいとこう

最初の1話辺り期待させる見せ方ですよ いきなり主人公とその仲間達の強さや世界観をみせてサブタイトルの「プログレス」って「進歩」の意味で
ゲームとは違う面白い感じで引き込んでくれるなあと期待していたんですが

ところがねえこの作品で盛り上がるのは
この冒頭だけで
そっから先の展開は表面的にお話をただなぞるだけだから連載が進めば進むほど
粗がどんどん目立ち始め後退していくの


台無しポイント ポーン

ポーンというのがどういう存在か解ってんのかね
ポーンはドラゴンと闘う覚者に従う家来で
姿形は人間なんだけど心がない存在で
つまり社会的に疎外、差別される設定

ところが漫画ではそれを感じさせないし
ポーンが差別されて石とか投げられる様なシーンもないし描こうとさえしていないどころか
元の設定そのものも変わっちゃってて
「あのポーン美人だなぁ話したいけど近寄れないよ~」

あの…童貞ですか?
死を恐れてないから気味悪がって避けんじゃないの?物凄いショボい理由になってる

それと本筋とは関係のないアイドル風
ポーンとか出してそれに街の住人がワラワラ集まり興奮してる描写おかしいだろ!

「あんな可愛いポーンがいたのかー!!」
アイドルオタクじゃないんだからさ

しかもそのアイドル風ポーンなんだっけ
キャロラインっていうキャラだけど
ぶっちゃけ可愛くないし本筋とは関係のないくせしてやけにストーリーに絡んできて
そっから完全コイツメインみたいな話に
なってんの!

もしこういうキャラで話引っ張るんだったら例えば主人公とは別の覚者にお供していたんだけどその覚者が死んじゃって
その悲しみを誤魔化すために無理にああいうキャラを演じてるんだみたいな描写にしないと…そういう描写がないから単に元の設定を無視してイラッとさせられるだけのキャラになってます。

その後の魔法使いとのバトルもドラゴンボールを丸パクリしたような描写で
いよいよこの漫画なにをやりたいのか
解らなくなってきてこのキャラが鼻血垂らして死ぬんだけど無理やり感動方向に持っていこうしてるけど感情移入できる描写がないから最期までウザイだけ

あと一話だけみてみると終盤まで
このパーティで話引っ張っていくんだなあと思ってたら次から次ぎに交代していってさっきのウザイ魔法使いポーン死んだ後いつの間にか新しい魔法使い雇ってたり 
統一性がないんですよ全体的に

あとここいい改変だと思ってたのに捨てちゃってる部分もあって
一話でお坊さんみたいなポーンが怪物に握り潰されて殺される場面があって
それだけみると元では生き返れるけど
漫画版では生き返れないつまり寿命で死なないけど戦いでは死ぬんだという

主人公の成長ポイントに成り得たシーンだったのにその後の4話目ぐらいで
ヤッパリゲームと同じく生き返るにしてしまうこのまんがにおける唯一改変して正解だった部分を捨てちゃってるんですよ

台無しだよね折角のアイディアを自らダメにしたんだからその代わり生き返るけど
記憶はリセットされるとか追加してるけどそれで主人公の成長にもなりえないし別に命の描き方を軽視しちゃってるよね

しかもその割りにこのお坊さんが引き続き仲間になる描写もないしこの設定も後の方では全く活かされてないんですよ

弓矢持ってたポーンが死んで後で生き返ってるんだけど「スミマセン失敗しちゃいました」みたいなリセットされてないやんか

だからねぇ終盤に主人公が走馬灯の様に死んだ仲間を思い出す場面とかが

あのこれほぼ全員生き返るし意味ないよね

この作品のメインポーン、エリーゼの扱い方も全体的に雑に感じます

元では変な顔のオッサンポーンが先に登場しリムっていう石からメイポが生まれて主人公と契約するんですが今回の漫画版ではオッサンポーンカットして(カットは○)いきなりメイポが主人公の前に現れて契約成立しましたとかいってるけど
まずこの子が人間じゃないポーンである
説得力がなくなっていきなり現れて私ポーンですとか言われてもはあ?だし
ゲームと同じく石から登場するべき

こういうタイプのキャラは綾レイみたいな感情表現が苦手なキャラにするべきで
なんかこのキャラの台詞や表情も
よってたかって主人公を甘やかしているだけに感じるんですよ

台無しポイント ギャグ
ギャグの使い方も問題で別につまんない程度ならいいんですが

例えばメイポが落ち込んでる主人公を励まそうとラーララーと歌いながら踊るんだけどさっきも書いたようにポーンがどういうポジションか分かって描いてんのかね?

そんなことやらねえよつかメイポが歌っちゃダメだろ

安易に使ったギャグが結果元の設定をぶらす描き方になってるから台無し

台無しポイント 主人公

この漫画版で主人公キャロルがドラゴンを倒す動機は殺された友人の仇をとるつまり復讐劇ですが読んでいくとねあんまり真剣に考えてないよね

まず動機の割に主人公が復讐や覚者の使命宿命について葛藤したり苦悩する描写が
一切ないし成長の要素がないし

何より納得出来ないのが
何でドラゴンにぼろ負けしていた主人公が今度はドラゴンと互角に戦えるようになってるの? 説明や説得力がないから完全にご都合主義な見せ方になってて

代わりにみえるのが要は武器の力
この主人公自身の力じゃなくて武器替えただけで無理やり強くなってて
さらにいえば戦闘ではあんまり活躍せずただ傍観しててとどめのおいしいところだけしか参戦しない

つまり結局周りのポーンや登場人物にただ甘やかされてるだけで一切成長しないキャラになってる

それでメイポが「強くなられました」とかいわれても納得できない

台無しポイント 原作キャラの扱い

元のゲームのキャラも一応登場するんですが話にあまり絡まない不細工な扱いになっててまずジュリアン郷、作画が問題
実は救済という組織と手を結んでる設定のキャラですがどういうつもりか初登場から顔に影つけていかにも極悪人みたいな面構えになってるから後で俺悪者でしたみたいにいわれても別に以外じゃなくね?

救済の組織も名前だけでメンバーすら登場しないから組織感もないし結局このジュリアンが何をしたいのか分からない頭のおかしな人にしかみえないから意味がない

女騎士のメルセデスは原作キャラでは比較的絡むんですが描写が雑で元だとツンデレキャラだが漫画では台詞だけで境遇語ったり主人公にナンパされてデレの部分が出たり 

それでジュリアンにバカにされて泣くんですが描き方が雑だし唐突に回想シーンが流れてそこもまるまる一ページ大きな絵で見せてそれで怒る主人公のシーン

あのラブコメにしかみえないんすが陳腐な


あとゲームにあった話の推進力が漫画版では骨抜きになってて
怪しげな登場人物のメイソンや救済とか
謎の部分が一気になくなってるから
全体的に話の繋がりが漫画版ではなくなってるからなんで王様の依頼をこなしていたらドラゴンにたどり着くの?なんでこうなんのが 全然分からない、意味が解らない

あと漫画にする上描くべき主人公以外の覚者はどうしたの?が全くない
ゲームでは台詞だけでもありました。

しかも変な所を忠実にやってて
例えば武器強化のくだりだけどアレゲーム上のシステム的説明であって本筋とは
関係ないよね?それをなんも考えず多分ゲームの画面観ながら描いてんだよ
ゲームの画面の説明をトレースしてるだけ

そういう風に感じさせるから
作者の志の薄さが見えちゃってて
コミカライズ以前に

「漫画家ってこういうのでなれんの?」
ていう根本的な疑問が出たりして


だからなのかね結末をいうと
「俺たちの戦いこれからだ」オチ
これ完全打ち切りだよね

続きはゲームでお楽しみくださいとかいてっけど元の無印ゲームが発売されて2年ぐらい経ってるから逃げの言い訳だね

だから総評的ににつまらない陳腐な愚作

さんざんボロカスに評価しましたが
無料ならいいですよ
こんなスッカスカの漫画が全編無料のまま読めるんなら良心的っす

ただ単行本にまとめて販売するんなら通用しないわけで

こんなッカスカラッペラの思いつきだけの中途半端で腐な細工で失敗としか思えない腐臭を放つ 漫画に600円(+税込み)で販売する性根の腐りきった考え方に

カーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ…………………………………ぺっ (`ε´)

反吐が出ます。

ということでドラゴンズドグマプログレスの
結論

2014年今年の
「この漫画はダサいワースト
一位」更新

おめでとうございます。(゚Д゚)(゚∀゚ゞ)

五つ星評価
全くお勧めできませんm(_ _)m