チランジアの室内栽培について | チランジア+エレクトロニクス

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エアープランツこと、チランジアを中心としたブログです。購入した時からの生長の様子を写真で追って行きます!
最近は銀葉小型種(とりわけイオナンタ系統)がお気に入り。

こんにちは!
本日は数年ぶり?に我が家のチランジア育成環境を紹介したいと思います!
初心者の方や、他人の育成環境を知りたい方に参考になる内容となっておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
 
前提として先にお伝えしておきますが、2025年1月現在我が家では年間を通してすべての株を室内管理しております。

かつては屋外管理を基本としていましたが,とある事情により2023年より完全室内管理へ移行しましたので,そのあたりの話もさせていただければと思います。
 
本記事のポイントは大きく分けて以下3点です。
 
  1. 屋外管理をやめた理由
  2. 室内管理の様子,設備紹介
  3. 実生環境について
 
それではさっそく見ていきましょう! Let's Go!
 

 

  1. 屋外管理をやめた理由

現状,私がチランジアを室内管理している理由は現在の住環境ではそれが最適解だと判断したためです。

 

決して「インテリアグリーンとしてオシャレに飾ることに目覚めた」等の理由ではございませんので,そこは誤解なさらぬよう。

そんな甘っちょろい管理では上手く育てられないことはもう20年も前に経験済みです。


チランジアに興味を持ち始めた頃の私(2004年頃?)は「乾燥に強いインテリアグリーン」くらいの認識しか持ち合わせておらず、管理方法もずさんで数多の株を★にしてしまった苦い経験があります…。

 

 屋外管理が「楽」である事実

話を戻しますが,2010年に本ブログを開設して以降,私は一貫してチランジアの屋外育成を推奨してきました。

理由は「圧倒的に管理が楽」だからです。
 
チランジアの栽培をするうえで重要な要素は,

 

日照,通風,温度,湿度

 

このうち,日照・通風は適切な遮光をして屋外管理しているだけで容易にクリアできます。

温度と湿度も,チランジアを外に出す季節を間違えずに適切な頻度で冠水を行っていればまず問題ありません。
 
事実,本格的にチランジアの育成を始めた2010年から2023年の途中までは,最低気温が10℃を超える期間は一貫して屋外管理しておりました。
当時の様子はこのあたり↓の記事が参考になるかと思います。

 

 

 

 

また、当時はそもそも植物育成灯自体があまり普及しておらず、あったとしても高出力のメタハラランプや蛍光灯タイプの光源が主流で選択肢自体が少なく、LEDタイプのものはほとんどありませんでした。


やはり、あくまでもメインは太陽光で、光量が不足する冬季の間だけ補助光源的に使っている人が多数であった印象です。

 

 夏場暑すぎ問題…

しかし現在の住居に引っ越してから深刻な問題に直面します。
夏場のベランダが、、、熱すぎる!!
 
ベランダの構造上,エアコン室外機の排熱が籠りやすくなっているため夜になっても気温が下がらず(連日30度以上),結果として株にダメージが蓄積してしまい,気温の落ち着く秋口に一気に調子を崩す株が増えました。
いくら南米出身のチランジアでも日本の猛暑+室外機のコンボには耐えられませんね。。。
 
当時の様子を記録した記事もあります。
さらには乾燥によるハダニの大量発生,メイガの食害といった害虫の被害も受け,もういっそのこと室内で管理した方が楽なのでは?と考えはじめました。
 
幸いにも、ここ数年で植物用LEDの種類や流通量が格段に増加したことに加え、SNSの浸透により各種製品のレビューや、他の方の育成環境に関する情報も容易に入手できるようになったことで室内管理のハードルが下がった点も追い風となり、これぞ好機とばかりに我が家でもトライしてみる運びとなったのです。

 

  2. 室内管理の様子,設備紹介

 

という訳でお待たせしました。

我が家の室内管理環境の紹介です。

 

2025.01.06

 

 環境

3段構成の小型ガラス温室に詰め込んでいます。
縦160cm x 横85cm x 奥行き50cm程度。
 
昔はメタルラックにビニルシートをかぶせて使用していましたが,見栄えが良くなかったので2018年ごろから当ガラス温室を導入し,冬越し用として使用しておりました。
 
なお,チランジア愛好家の中では所持株数は少ない方ですので,意外と思われるかもしれませんが管理場所は上画像の温室一つだけ。約100株を育成しております。
 

 置き場所

南向きの部屋ですが,窓辺からは離れた位置に設置しているため太陽光はほぼゼロです。

(本当は少しでも採光できるように窓辺に設置したかったのですが,「洗濯物干すときに邪魔」と妻から一蹴されてあえなく撃沈したのは内緒…)
 

 照明設備

最上段のLED照明

 

最上段のLED照明(点灯時)

 

キーとなる植物育成用LED。

最上段は3種類、計5台のLED照明を使用していますので、順番に紹介します。

 

SUN-20W-W【BARREL】

 

 

 

一番最初に導入したLED。2台稼働しています。

選定理由は、当時アマテラスより安かったから笑

出力: 20W

色温度: 3200Kから3500K。やや暖色系の白色。

波長ピークが赤色(660nm)と青色(450nm)にあり、光合成に有用なスペクトルを有していると思います。

 

 

HASU38 spec9 6K【HaruDesign】

 

 

 

先の2台だけでは流石に光量が不足していたので追加で設置。

色温度:6000K

正午ごろの太陽光を意識して設計されたライトで、赤、青の波長はもちろんのこと、全域の波長強度を強めているため肉眼への負担も小さいとのこと。

 

個人的にはコスパが非常によく、見た目もシックでカッコ良いので大変気に入っている製品です!

また、別売りの広角反射板と組み合わせて使用するとより広範囲に照射できるので効果的です。

 

TRIANGLE LED GROW 600 【アクロ】

 

 

 

 

補助用として設置している水槽用のLED。

上記の2アイテムが指向性の強いスポットライト的なLEDであるため、明暗差を埋める目的で導入しました。

 

チランジア愛好家の方に熱帯魚用のLEDで事足りるとアドバイスいただき導入してみましたが、照度も十分なので満足しています! 

 

 効果

これらのLED環境下で育てた株の一例を見てみましょう!

 

 

T. ionantha ‘Fire of Tinco’
 

 

 

 

 

 

 

 

T. ‘Orange’
 

 

 

 

 

 

 

いずれも2024年の開花株です。

葉もムチムチで発色も良く、屋外管理していた時よりも充実した株に仕上げることができました。

やはり天候や季節に左右されずに安定した光量を確保できる効果は大きそうです。

 

 続いてガラス温室棚の中段、下段です。

 

コトブキ工芸 フラットLED ツイン 600
 

 

 

 

 

こちらも水槽用(水草用)のLED。アクロのTriangleよりお値段が張りますが、フラットデザインで高出力なのがポイント。

ガラス温室棚の中段、下段の上部に貼り付ける都合上、アクロのTriangleでは形状的に厳しいのでこちらを選択。

 

2台ずつ取り付けておりますがかなり眩しく、照度は十分と思っています。

 

 

2024.12.26

 

先日開花したイオナンタですが、株元までムラなく真っ赤に染まりました。

こちらも十分に効果がありそうですので現状満足しております。

 

 

 その他設備

 

 通風確保のため、サーキュレーターは必須です。

特に夏場は水やり後に蒸れないように24時間通電です。

こちらはホームセンターで購入したYamazen製の製品です。





 

 

  実生環境について

 

 

 

 

 実生スペースは2箇所ありますが、いずれも先述のアクロTriangleを使用しています。

実生(無菌播種)のやり方はこちらをご参照
 

  まとめ

室内管理を始めてみて、私の感想です。
 
メリット
・夏場、冬場の温度管理が容易(エアコン,ヒータ等)
・植物育成灯で天気に関係なく日照可能
・仕事後に植物を眺めてリラックスできる
 (割と重要)
・風で吹き飛ばされて行方不明になることがない
 
デメリット
・各種設備の導入コスト,ランニングコスト
・室内の場所をとる (家族の理解が必要)
・水やりが屋外と比べて若干やりづらい
 
どうしてもエアコン代(特に夏場)がネックです。
我が家では、室温が30度超えたら自動でエアコンONするようにオートメーション化していますが、真夏は朝っぱらからつけっぱなしの日も少なくありません。
 
しかし、前述のとおり株の充実具合と開花時の染まり具合が段違いです。
現在の我が家の環境を考えると、ベストな選択をしたと思っております。

チランジアを室内管理したいと考えている方に本記事が少しでも参考になれば幸いです。

ではでは〜。