チランジア+エレクトロニクス

チランジア+エレクトロニクス

エアープランツこと、チランジアを中心としたブログです。購入した時からの生長の様子を写真で追って行きます!
最近は銀葉小型種(とりわけイオナンタ系統)がお気に入り。

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普及種メインで育てています。
育て方は適当なので美しい株を期待しないでください。
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どうもこんにちは。VRです。

しばらく記事を更新出来ていませんでしたが、ちゃんと生きています。

そして相変わらず実生の沼にどっぷり浸かっております。。。

 

さてここ最近、ありがたいことに無菌播種の記事やSNS投稿をご覧いただいた方から、


「培養瓶から出した後の管理方法(順化)はどうしていますか?」


という類の質問をいただく機会が増えてきました。

そこで今回は、VR流の順化方法をご紹介したいと思います。

 

 開封直前のT. vanhyningii x T. ‘Sitting Pretty’


当然ですが、この方法はあくまでも


「3年間試行錯誤を繰り返した結果、現在の我が家での最適解」

ですので、住環境や季節、品種、苗の大きさによって条件は大きく変わりますし、当然ながらもっと良い方法もあると思います。

同じように管理しても必ず成功する保証はありませんので、あくまでもご参考程度にお願いします。

 

  順化で重要なこと

無菌培養苗は高湿度、無風、安定した温度環境で育っており、トリコームやクチクラ層(植物の葉や茎の表面を覆っている防水コーティングのような層)が未発達です。


そのため、いきなり通常環境へ出してしまうと葉からの急激な蒸散により、水分不足→生育停止→枯死に直結しますので、


「まずは高湿度環境を維持しながら、ゆっくり外の環境へ慣らす」


というプロセスが重要です。

まぁこの点は無菌播種をやられている方なら大方予想は付くかと思いますが。。。


まずはその環境構築のためのアイテムを紹介します。

 

  用意するもの

我が家で使用しているものは非常にシンプルかつ安価なものの組み合わせです。

  • 蓋付き食品用プラケース
  • 人工芝
  • 園芸用鉢底ネット

以上!(笑) 

全部100円ショップで揃います。

 

 

 

プラケース

写真のような食品保存用の透明ケースを使用しています。内部の状態が確認しやすく、蓋も少し開けることができ、密閉状態にならないこともポイント。(我が家のはSeria製です)

 

人工芝&鉢底ネット

こちらも100均産です。

人工芝をケース内部に収まるサイズへカットし、その上に鉢底ネットを載せています。

取り出した実生株は小さいものも多く、人工芝に乗っからない場合もありますからね。

 

 順化の手順

  • 苗を培養瓶から取り出し、培地をよく洗い流す。(少しでも残っていると、そこを起点としてカビが発生するため念入りに洗う)
  • 上記のプラケースに人工芝を置き、その上に鉢底ネットを配置する。
  • 苗同士が密集しないように配置する
  • 苗の基部が浸からない程度に水を入れる
  • あとは放置!

 

 

2025.06.24

順化開始したばかりの

T. ionantha ‘White’ x T. ionantha ‘Hazelnut’

 

 

  ​使用感の解説

私がこの方法を採用する理由は、

「高湿度を維持しながら苗を水没させない」

ためです。


ケース内部には湿気がこもりますが、人工芝がある程度高さを稼いでくれるため、苗は底面の水に直接触れません。


また、ある程度水かさをキープできるため頻繁な水の継ぎ足しが不要な点もGOOD!


要は、

  • 高湿度
  • ある程度の通気
  • 過湿(と言うか着水)による腐敗防止

を比較的両立しやすい構造になっているのがポイント。

 

 完全密閉にはしない

前述のとおり、使用しているプラケースは蓋の一部が開閉できる構造になっているため、完全密閉にはなりません。


順化では湿度も重要ですが、それ以上にある程度の空気の動きと換気も大切です。


完全密閉すると、カビ、蒸れ、腐敗等のリスクが高まります。


そのためケース内の湿度を維持しつつ、わずかに空気が出入りする状態を作っています。

 

 

順化中の様子

 

  成功の目安

順調に順化が進むと、おおよそ1~2か月程度で

  • 新葉の展開
  • トリコームの発達
  • 発根開始

が確認できるようになります。


無菌培養下で形成された葉ではなく、

順化後の環境で新たに作られた葉が展開し始めることが重要です。

 

新葉にしっかりトリコームが乗り始めれば、苗自身が外の環境へ適応し始めているサインと考えています。(+発根も確認できればかなり安心です。)


私自身は、

「新葉+トリコーム+発根」

の3点が確認できれば、順化はほぼ成功したと判断しています。

  

2025.08.30

順化開始から約2ヶ月経過

T. ionantha ‘White’ x T. ionantha ‘Hazelnut

 

 

  その後の管理

ここで通常環境へ移行したくなりますが、我が家では、

約6か月程度は同じケース内で管理を継続します。

 

理由は単純で、その方が生育が安定するから。

 

十分に根が伸び、株が大きくなり、自力で水分管理ができる状態になるまで高湿度環境を維持しています。


焦って環境を変えるよりも、しっかり体力を付けてもらう方が結果的に歩留まりが良いと感じています。

 

2025.11.28

順化開始から約5ヶ月経過

T. ionantha ‘White’ x T. ionantha ‘Hazelnut

 

 

2026.03.08

順化開始から約8ヶ月経過

T. ionantha ‘White’ x T. ionantha ‘Hazelnut

 

1番大きい個体。

ここまで来れば通常管理に移行して問題なしですが、なんやかんやでその後も実生株専用の育成ケージ↓で管理する場合が多いです。

 

順化開始から6か月~1年程の
実生株を集めた育成ゾーン

 

 

私自身もまだ試行錯誤の途中ですので、今後さらに良い方法が見つかればアップデートしていきたいと思います。

 

どーも、VRです。

前回更新から月日は経ち、気づけば年が明けていました。。。

というわけで今年もゆるーくよろしくお願いいたします!


さて、2026年1発目は開花記事です!

昨年5月に紹介したT. ionantha ‘Snowball’ (イオナンタ スノーボール)がついに開花しましたので、時系列で紹介したいと思います。


前回記事はこちら↓



2025.11.22

生長点に異変発見!

この詰まり具合は...


2025.12.11

染まり始め。

うおおおお

いよいよや

こ、、心のじゅんびが!!


2025.12.13

染まり始めてから僅か2日後

頭がチラ見してきました


2025.12.13

同日の夜に撮影

普段は生長がゆっくりなチランジアも

開花時のパワーは計り知れない


2025.12.14

翌日に一輪目が開花!!



2025.12.15

さらにその翌日

2本目、3本目も立て続けに開花


2025.12.18

満開!


いやぁ、見惚れました。

本種の開花画像はSNS探してもあまり出てこないこともあり、自分のこの目で現物を見られたことに大満足。


もともと充実していた株でしたので、開花のパワーをまざまざと見せつけられました。


さて、子株は何個吹いてくれるやら。


どもどもー!こんにちはー!

いやぁ、しばらく更新が滞ってしまいましたね。。


もう今年は6月からの猛暑日ラッシュで、ほぼ1日中エアコンつけっぱなしの毎日です。

エアコンつけないと部屋の温度が平気で35度超えますので、体力のない実生株は特にひとたまりもありませんからね。


逆にいうと、エアコンつけっぱなにしておけば部屋の温度が26〜30度くらいでキープできますので、むしろ生長させる大チャンスでもあります!


そんなこんなで、今回は久々に我が家の無菌播種の現状をお伝えしようと思います。


  T. ‘Pink Champagne’ x ‘Icy Elf’ or ionantha ‘Peach’ NTH142 

2025.04.03


2025.06.01


まずはこちら、愛好家仲間の方からいただいたイオナンタ同士の交配種です!

2024年6月に播種しましたので、先日ちょうど1年経過したところ。

花粉親がアイシーエルフなのかピーチなのか不明とのことですが、どちらに寄るか楽しみであります。


それにしても、4月→6月の2ヶ月での急成長っぷりは目を見張ります。



  T. ionantha ‘Sumo Size White’x ‘Hawaiian Lavender’



2025.05.07


こちらもイオナンタ同士の交配種で播種から約11ヶ月が経ったころ。



別の角度から。

これ、画像の左側に写っている株だけイオナンタ・ピーナツのように葉先がすぼんで締まっており、何か様相が異なっているのが興味深いです。


同じシードポッドから採取された種子でも、こんな感じで個体差がかなり出るのが実生株の醍醐味ですね。


数多の交配種を生み出してきた世界中の諸先輩方は、同交配のなかの特徴的な一株を選抜してネーミングし登録している訳ですから、兄弟株と言えど個体が異なれば別種扱いしなければいけないのも納得です。



2025.07.21


一部は瓶から取り出し順化を開始しています。

ちっこいのに発根は旺盛で、今のうちからコルクに着生させようと試みています。



  T. ionantha ‘White’ x ionantha ‘Hazelnut’


2025.05.17


2025.06.24

(ちっこいクランプが多いな...)


2025.07.21


こちらも一部順化開始。

ヘーゼルナッツの血筋でしょうか、全体的に丸っこくてコロンとした草姿に育ってきました。


改めて思いましたが、実生株のミニクランプがめちゃくちゃ可愛い!!


普通に開花後の子株を育ててもこうはなりませんから、この姿を拝めるのも実生ならではの体験ですね。


  T. streptophylla ‘Belize’ x streptophylla ‘Fat Boy’



2025.05.17


高級ストレプトフィラ同士の交配種。

播種からちょうど一年経過したので、開封してみました。



2025.07.20


いやぁ、生長が早い。

たった2ヶ月でこのボリューム感。

順化の方策も手探りで進めておりますので、現状調子を落とすことなく生長してくれているのは素直に嬉しいところ。


まだ幼株のため、どう見てもストレプトフィラには見えないですね。

この繊細な葉が今後どのように壺型形状になっていくのか楽しみです。


と、相変わらず実生沼にドハマりしているワタクシでした。


ではでは〜!