チランジア無菌播種 12ヶ月 | チランジア+エレクトロニクス

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エアープランツこと、チランジアを中心としたブログです。購入した時からの生長の様子を写真で追って行きます!
最近は銀葉小型種(とりわけイオナンタ系統)がお気に入り。

昨年の5月に突然の思い付きで無菌播種をはじめ、早いもので約1年。


何やかんやでしばらく記事にできていなかったため、本日はその現状を紹介しようと思います!


前回記事はこちらです。



写真は全て2024.04.20撮影


ionantha No.IDPachara× funkiana  var.recurvifolia



...ナニコレ?


2ヶ月目の様相はどこへ行った?? 笑


水滴で見辛いですが、何か巨大なコケの塊っぽくなりました。

5粒程度のタネから何でこんなことになるのか。。。


1つのタネからは1つの芽が出て、それが大きく育って1株となっていくものだと思っていたのですが、蓋を開けたら全然違う。


確かに最初に出る芽は1つですが、途中でどんどん脇目が出てクランプになっていくらしい。

実際に自分で育ててみると新たな気づきや発見があるものですね。





角度を変えてみます。

真ん中ら辺が茶色く枯れてしまっています。


無菌播種では良くある現象のようですが、これ、健全な株の方も、侵食されてしまうのかな??

今のところこれ以上拡大はしていないので様子見です。

うーん。分からんことだらけだ。


ionantha mexico × Peach NTH142



そう言えば伝え忘れていたのですが、先ほどのionantha No.IDPachara× funkiana  var.recurvifoliaと、ionantha mexico × Peach NTH142は、1つの瓶の中で管理しています。

上の画像で言うと、右側のカタマリがmexico × Peach NTH142ですね。


こちらももれなくコケの塊さながらの様相ですが、イオナンタっぽい特徴が出てきていますね。

サイズは一株が約φ1cm x H1cmですが、そろそろ外に出しても良い頃合いでしょうか。


と言いつつ、もう少し様子を見たい気持ちもある。。


いやぁ、順化の途中で結構枯れたと言う話も耳にするので、ビビリな私はなかなか実行に移せずです 笑


ionantha mexico × druid 



こちらは、ほぼ1株単位でサイズアップしています。

先の2品種が特殊ケースなのか?

私が当初実生にいだいていたイメージはこちらに近いですね。


しっかりとイオナンタの形状になってきています。


ionantha huamelula × Blue eyed druid


こちらも順調。

一部白化してしまった株もありますが、概ね状態良好です。


ionantha roja × Peach NTH142



前々回の記事で、

「コンタミしたでー!」

とお伝えし、その際に生き残った2株は別の瓶へ非難させまして、しばらくは平和だったのですが...

ここへ来てまさかの再コンタミ!


蓋開けて無いのにどうしてだろう。。


いったん2株は取り出して、通常環境下で順化中です。うーむ、まあ助かっただけ良しとしましょうかね。



T. caput-medusae x streptophylla





イオナンタたちに2週間遅れで播種した、いただきもののT. caput-medusae x streptophylla


前回記事でも書きましたが、生長が早い!

あっという間にイオナンタ達のサイズを上回ってしまいました 笑


写真では2瓶分しか載せていませんが、播種したものがあと2瓶分あります。

練習がてら1瓶開けて順化させてみようかなぁ、とも思案しております。



T. ‘Tina Parr’





こちらは本ブログ初紹介。

2023年7月にシードポッドが破裂した自家産のティナパールです。

ちょうど9ヶ月が経ちましたが、これもクランプっぽくなっていますね。ちっこくて可愛いです。


本種は瓶とジップ付き袋の2種類で管理しています。


ジップ付袋方式は、別の方が紹介されていたので真似させていただきましたが、確かに管理しやすいし、光が入りやすいので中々良さげです。

コンタミした際もそのまま捨てれば良いので楽ですしね。

何よりコスパが良い! 笑


興味ある方は、マチ付きで自立するタイプがオススメです↓




100均等で売っている瓶は、大体フタが透明では無いので光を遮りがちなんですよねー。


↓こんな感じの培養瓶もありますが、お値段が若干張るのがネックです。


ある程度無菌播種に慣れてきたら、私も使ってみたいと考えています。



T. ionantha ‘Enano’ x ionantha ‘Albo-Marginata’



こちらも初紹介。

記念すべきオリジナルハイブリッド第一号です。


昨年ちょうど同時期に開花していたので掛け合わせてみたら、無事にシードポッドができました!


...が、同時期に咲いていた兄弟株のエナノは自家受粉していたので、若干怪しいです。。。



2024.03.09に採取し、即塩素消毒してLet’s 播種!


約1ヶ月半後の2024.04.20の様子。

無事に発芽しております!


調子に乗って撒きすぎまして、明らかに手狭になりそうですので、折を見て培地を移そうと思います。



所感と今後の展望!

約1年に渡って観察してきましたが、

無菌播種、面白いです!!


思った以上に生長が早いですし、上述しましたがどんどん脇芽が発生してクランプが形成されて行く様子など、実際にやってみないと気付かなかった点が多く、すっかり虜になってしまいました。


また、培地づくりや播種、その後の管理も思ったほど煩雑ではなく、日々生長して行く様子を眺めるのも楽しいです。


最近は我が家の娘(3歳)も興味を持ったらしく、瓶の中で徐々に生長していくのが不思議なようです。


久々に眺めては、

「あー!パパ見てー!大きくなってるー!」

とビックリしています 笑



こどもの情操教育にも役立つかもしれないですね。



そんなこんなで、2024年度は更に沼るべく研究を進めるべく、無菌播種専用の特設スペースを作りました。

(妻には白い目で見られましたが)



タネがいくつか手に入りましたので、

GW中に培地を増産して播種しようと考えております。

普段なかなか時間取れないですからね。大型連休はありがたいです。



長くなりましたが、今回はここまでです。

次回もお楽しみに!



次回記事はこちら