淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」 -3ページ目

淳一の「キース・リチャーズになりたいっ!!」

俺好き、映画好き、音楽好き、ゲーム好き。止まったら死ぬ回遊魚・淳一が、酸欠の日々を語りつくす。

 

 2月9日月曜日。

 朝から激しい雪が降っている。止む気配が全くない。

 午前6時半ちょうどに組織のスタッフが自宅まで車で迎えに来てくれて、「新青森駅」まで行ってそこから一緒に東京出張。

 それにしてもよく降る。もう今日で寒気は一段落とニュースで流れていたのに、いったいどうなってんだ?

 激しい吹雪が街を覆っている・・・。

 

 

 8時台の新幹線に2人で乗り込み、豪雪に埋もれる街を後にした。「新八戸駅」に着く頃には少し晴れ間が広がって、街に雪はほとんどない、そんな穏やかな朝の景色。

 同じ青森県なのに、南部と津軽ではこれほどまでに違うのか!

 

 

 3時間ばかりで「東京駅」に到着した。

 昨日まで都心でも降っていたという雪だけれど、日陰にちょつとあるだけで、明るい太陽が燦々と降り注いでいる。

 ああ! 太陽の光だ!

 なんなんだ? ここは天国か?

 気持ちいいー。

 

 

 雲一つない快晴。降り注ぐ2月の太陽。暖かな微風。アスファルトに映る長く伸びた影・・・。

 この街には雪がないっ!

 仕事の打ち合わせが組まれている「四谷駅」まで急ぐ。

 「上智大学」では今日が受験日らしく、多くの受験生たちが歩道で信号待ちをしていた。

 厚生労働省の某外郭団体との打ち合わせ・協議を済ませ、また「四谷駅」への道を2人で歩く。

 


 

 東京。

 大好きな街。

 この街でずっーと生きたかった・・・。

 
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 真冬の第51回衆院選の投票が始まった。

 ただ、我が地域青森県の推定投票率はかなり伸び悩んでいるようだ。やはりこの豪雪の影響が大きいだろう。全国の不在者投票は大きく伸びているらしいけど・・・。

 いったい日本国民はこの選挙でどういう判断を下すんだろうか?

 マスコミでは自由民主党が大勝利との予測ですが・・・。

 

 

 そんな今日は「ミラノ・コルティナ・冬季オリンピック」。

 テレビを観てたら、ノルディックスキー・ジャンプ女子個人ノーマルヒル・決勝で、日本女子の丸山希が銅メダルを獲ったことを映していた。

 日本選手団による今大会でのメダル第1号だ!

 

 

 この街の雪は相変わらず凄くて、今日も車を出さずに家に居た。

 雪の影響でJR津軽線の踏切内で立ち往生した車が、上りの普通列車と衝突したというニュースが飛び込んできた。列車の乗客らに怪我人はなかったということだけれど、JR津軽線は上下11本が運休しているという。

 まだまだ雪の悲劇が続いてる・・・。

 

 

 実は今日だってそれなりに新雪が積もっていて、本来なら雪掻きをマメにしなきゃいけなかったんだけど、もう雪を見るのも嫌で、ヤル気がなく、一日まったくしなかった。

 もしも、どこでもドアがあるのなら、このままどっか南の島までワープして、雪に関する一切合切から逃げ出したい。

 マジでそう思う。

 

 

 誰でも歳を取る。

 どんなに充実した20代・30代を送ったとしても、やがて肉体は衰え、病気を経験し、死の恐怖に怯える年代を迎えることになる。

 そして人間は、必ずいつか死んでしまう。不老不死など絶対にない。誰もが老い(若くして不幸にもこの世を去る人間だったいるけれど)、身体の自由が利かなくなり、物忘れも激しくなる。

 

 土曜日。

 本当は午前中、スポーツアリーナで「ヨガ」2本を連続予約していたのだけれど、インストラクターからメールがあって「この大雪で皆さん大変なので今日は残念ですが中止にします」との連絡があって、ぽっかり時間が空いてしまったのだ。

 今日も車を車庫から出すことが出来ず、スポーツアリーナまで歩いて行こうと思っていたのだが、中止となれば仕方がない。

 雪掻きをしてから、歩いて映画館「シネマ・ディクト」へ向かった。

 

 映画は「喝采」。

 ブロードウェイの舞台女優リリアン・ホール(ジェシカ・ラング)が、チェーホフの戯曲「桜の園」の主演に決まり、その舞台稽古が始まるところから物語はスタートする。

 女優リリアン・ホール(ジェシカ・ラング)は数々の舞台をこなし続けてきた名俳優で、今でも人気を博し続け、今回の「桜の園」もマスコミも含め大きな期待に包まれていた。

 

 ところが、稽古中、何度もセリフが飛んだり亡き夫の幻影に悩まされ、診断した結果、認知症を患っていることが明らかになる。

 果たして初演が近づく舞台に彼女はちゃんと立つことが出来るのだろうか・・・。

 ネタバレになるので、ここまでにしておくけれど、主演のジェシカ・ラングも良かったけれど、高級マンションの隣の部屋で独り暮らしをしている初老の友人、ピアース・ブロスナンがいい。

 そう、あの007のピアース・ブロスナンだ。

 女性を部屋に連れ込んでは秘め事を繰り返し、それでも独りの優雅な生活を楽しんでいて、バルコニーでマンハッタンの夜景を眺めながら隣に住むリリアン・ホール(ジェシカ・ラング)に、色んなアドバイスを送る。

 この2人の会話がとにかく素晴らしいのだ!

 

 この幾つか繰り広げられる大人同士のソフィスティケートされた会話シーンを観るだけでも 映画「喝采」、鑑賞する価値があるというものだ。

 

 

 大荒れだ。

 体感気温がマイナス16度。

 寒いというより、身体中を突き刺すような痛みに歯を食い縛る。

 そして突風を伴った猛烈な地吹雪が襲って来て、まったく前が見えなくなる。

 

 

 とにかく家の前の歩道が70~80cmほど雪がガッチガチに固まったまま高くなっているので、段差があって車庫から車を出すことが出来ず、今日もまた歩いて移動する羽目に。

 

 

 重要な会議が午後に組まれていたので、午前中別の打ち合わせを終え、そこから数キロ離れた某ホテルの会議場所までをなんとか滑らない様、慎重に歩く。

 途中、雪道でタイヤが空回りして動けなくなっている車が4台。狭い歩道で滑っている女性が1人。

 

 

 会議が終わったのが午後の5時過ぎ。

 近くの繁華街にある某居酒屋さんで友人らと6時から飲み会があったので、そこに顔を出し、散会したのがちょうど9時。

 外に出たら猛烈な地吹雪!

 滅茶苦茶、寒いっ!

 タクシーもまったく走っていないので、アイススケート・リンクのように凍った狭隘の歩道を滑らない様に気をつけながらゆっくりと歩く。

 

 

 誰も歩いていない。

 雪が身体中にこびり付く。手足が痺れるような感覚。まるで雪山の遭難者だ。

 これからもこんな一年がずーっと続くんだろうか?

 冬は大寒波とドカ雪、夏は熱波地獄、そして春と秋の消滅・・・。

 もう勘弁してくれよ。

 

 

 雪国で暮らしているとよく話題になるのが(ごく一部の間ではありますが)「冬期うつ」というワードだ。

 聞いたことがあるのは、北国生活では青空や太陽を拝む機会がほとんどなく、暗く閉ざされた生活を何カ月にもわたって強いられるので、憂鬱な冬に「うつ」状態に陥る人が多く、精神内科に駆け込む人間が他の都市より増えるのだとか。

 確かにそうかもしれない。

 だいたい、晩秋の季節になってふと頭を過るのは、「ああ・・・もうすぐこの街にも雪が降り出し、辛い季節がやって来るのかあ・・・」という憂鬱な感情であり、早めに暮れる街の景色も相俟って、どーんと気分は落ち込み出す。

 哲学者である和辻哲郎の名著「風土」ではないけれど、その土地の独特の風土環境が、そこに暮らす人々に与える影響というものは確実に存在する。

 

 「半うつ 憂鬱以上、うつ未満」(平光源著)を読んだ。

 それまで「半うつ」という言葉は知らなかったけれど、この本を読んで納得した。本の帯にも書かれている【体は動く。だけど心は動かない】っていうやつである。

 鬱まではいかなくても、なんとなくメランコリーな気分が続いて、遣る瀬無い状態に陥るなんてこと、当然にしてよくあることだ。

 特に、この冬の期間はそうなることが多い。っていうか、冬の間はいつもそうだ(個人的にですが)。

 

 もちろんこの本にはその対処法も詳しく書いてはある。いわく「完璧を求めるな」、いわく「休養しよう」、いわく「周りの目を気にするな」・・・・。

 答えはいつもいたってシンプルだ。

 でもそのシンプルな行動が中々出来ないから困っているのである。

 

 明日からまた「最強寒波」がやって来るらしい。いい加減にしてほしい。

 まあこれが最後になるということではあるけれど・・・。

 そうかあ、「半うつ」かあ。

 今の状態って、まさに「半うつ」状態なんだろうな。

 美味いもん食って、楽しい映画観て、春が来るのを静かに待つことにしよう。

 それぐらいしか、ここからの脱出方法なんてないんだよね、マジで。

 

 曇ったかと思ったらいきなり青空が広がり、そこからまた憂鬱な空が一面を覆い尽くす。かと思っていたら、なんと今度は雨が降って来た。

 2月4日なのに、雨!

 真冬に雨!

 

 

 とにかくこんな冬は生まれて初めての経験だ。

 車になんて乗りたくないし、だからといって歩くとあまりにも生活道路が狭隘ですれ違うのさえ難儀する。

 昨日は今冬初めて雪道で転んでしまった。今冬こそは横転しないぞと誓っていたのに・・・。

 

 

 それにしても地球はこの先いったいどうなるんだろう?

 先日、テレビを観ていたらM大学の環境専門の先生がコメンテーターとして出演していて、「冬は凄まじいドカ雪が降り積もり、春と秋はほぼ無くなって、4月から9月までの半年間は異常とも言えるほどの高温(猛暑)がずーっと続くことになる。この先何年も!何年も!」と言っていた。

 

 

 もうこんな歳だから未来のことまで悩むことなんていらないのかもしれないけど、将来を生き抜く子どもたちや若い人たちのことを考えると、気分は塞ぐ。気が重くなる。

 こんな世界的な異常気象なのに、世界の為政者たちは自分たちの益にのみ執着し、混乱は絶えない。でも、そんな政治家たちを選んでいるのは誰でもないわたしたちだ。

 我々がこの世界を創っている。

 

 

 我が街は明日も3月並みの高気温だという。そしてその後の週末にはまたまた【今冬最大級の寒波が日本列島を直撃する】らしい。

 水分をたっぷり含んだ屋根雪の重みで、もしかしたら家が潰れるかもしれない。いやマジで・・・。

 

 

 青森県の人口、社会減を見れば72年連続の転出超過だ。72年連続である。

 今冬の豪雪を経験して、もうこの街を出てゆこうと考えている人間だって、もしかしたらいるかもしれない・・・。

 

 

 朝起きて、「今日はいくらなんでも雪はそれほどでもないだろう。峠はすでに越したっていうし・・・」と、少し余裕で玄関を開けたら。またまた大量の雪が!

 絶望感に苛まれる。

 もう限界です。

 ・・・と思いつつも気分を変え、自宅を出ようと車を出したその瞬間、タイヤが空回り。

 まったく前に進まない。スタックだ。今日も・・・。

 近所の人たちが何人も出て来て、みんなでスコップで雪を掘る。マジで申し訳ない。

 ところが何度やっても車体は全然進もうとしない。

 結局、約2時間! 脱出するまでに要した時間が、2時間!

 疲れ果て、車を動かして仕事場に向かう気力もない。

 

 

 これ以上、今冬1月としては戦後最大の積雪となったことから起こった災難話なんて書く気にはなれず、好きな映画のことを書くことにする。

 先日、観に行った映画「チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン」についてだ。

 この豪雪で出来る限り外出は控えたいので、土日に郊外のシネコンやスポーツジムには行く気になれず、自宅から歩いて直ぐの場所にある「シネマディクト」で映画を観ることにしたのである。

 ロックンロールの創始者で、「ロックの父」、チャック・ベリーのドキュメンタリー映画だ。

 しかも上映時間は1時間。かなり短いけれど、雪掻きで疲れた身体を癒すのにちょうどいい。

 1950年代、初の黒人ロックンローラー。チャック・ベリーはロック殿堂入りを果たした最初のアーティストの1人でもある。

 映画「チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン」、音楽ドキュメンタリー映画によくある、アーティスト自身の生い立ちだとか交友関係や過去のあれこれを語るなんてシーンはほぼない。

 ひたすら本人のLIVE演奏や、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘンドリックス、キース・リチャーズ、ポール・マッカートニー、ブルース・スプリングスティーンといったロック界のレジェンドたちが彼の名曲をカバーした映像が全編に流れるというだけなのだ。

 こういう映画もまた小気味いいったらありゃしない。

 

 

 

 

 車は車庫に入れたままにして当分運転を控え、市内は徒歩と場合によってはバスで動くことにした。

 そんな今日(2月2日月曜日)も、各所で会議と打ち合わせが数件組まれていたので、雪に埋もれる市内を頑張って歩いて周ることに。

 1人がやっと歩けるほどの雪道だ。

 身長が180cmあるのだけれど、当然にして左右は3メートルほども高く聳える雪の壁。

 午前中だけで、雪山に突っ込んでいる車を3件見た・・・。

 そして今日はかなりの距離を歩いた。雪道はさすがにシンドイ。なので、4月のフルマラソンの練習をしていると思うしかない。

 

 

 こういう気が滅入る日は音楽で憂さ晴らし。

 ストレスも溜まりに溜まっているので、先週「Amazon」から届いた、廃盤となっていて1966年にリリースとれた公式ベスト復刻盤「オールディーズ」を聴く。

 ビートルズとして初のベスト盤で、1966年12月にイギリスで発表された「オールディーズ~A Collection Of Beatles Oldies」、このアルバムは今まで1度もCD化されずにここまできていた。

 今回の「オールディーズ」は、モノ・ミックスとステレオ・ミックスをそれぞれCD化していて、色々とビートルズ愛好者たちからの批判もネット等で書き込まれてはいるけれど、こちらはあまり深く考えずに聴いている。

 

 

 ビートルズのアルバム、ベスト盤も別に「オールデイーズ」を聴かなくたって過去にはそれなりにリリースされてきているし、リミックスもされてきた。

 でもまた買っちゃうんだなあ。聴いちゃうんだなあ。

 ビートルズとローリング・ストーンズだけは・・・。

 ああ、聴いてサッパリした!

 少し。