絆を結ぼう | Walking in the Air

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ファンタジーPBCサイト「鉱山都市フランネール」の登録PC、ニコルの活動日記です。



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ひとは独りで生まれ、そして独りで死んでゆく。


最初と最後はどうあっても独りでいなければならない。生まれる前と死んだ後、ひとは必ず独りだ。


だからひとは生れ落ちてから死ぬまでその寂しさを埋める為、絆を求めるのだという。


―――絆。それはとても脆くて切れ易いものだけれど、それなしでひとは生きてはいけないのだ。



雷雨の晩に、彼と教会で逢う。

彼の大きな手。確かな力。温もりはあたしに安堵を与えてくれる。

髪を撫でてくれる時の彼の笑顔はただ、ひたすら優しい。


彼からふたつ、贈り物を貰った。

ひとつは魔法の、紫のノート。そしてペン。

もうひとつは、彼の本当の名前。


彼の心が嬉しくて、ノートが結んでくれる彼との絆が愛しくて。

神の寝所だというのに、あたしはつい羽目を外してしまった。


彼があたしにしてくれること、齎してくれるものは余りにも多くて、大きくて。

あたしはその何万分の一さえ返すことが出来ない。

あたしは一体何をすれば、彼の想いに見合う想いを彼へと伝えられるだろう?


とりあえずは、彼に心配をさせないように。彼が安心してあたしの闘いを見ていられるように強くなろう。

それから彼が恥ずかしい思いをしないよう成長しよう。えーと……肉体的にじゃなくて精神的に。


彼は気が長いのでいつまでも待っててくれるらしい。

……おばあちゃんになっちゃう前になんとかできるといいな……。



遭遇者:ガルーダ