コゼットと故郷編・その2
みなさん、ヴァルキュリわ!
チーフプロデューサーの、シュンターこと田中俊太郎です。
今年も残すところあと数時間。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
わたくしシュンターは、帰省先の熊本で冬休みを過ごしています。きのうに引き続き、故郷の熊本から、コゼットとともに年末年始スペシャルをお送りします!
皆さん、熊本といえば何を思い浮かべるでしょう? 天下の名城「熊本城」というかたも多いのではないでしょうか。
そこで今日は、コゼットとともに、熊本城に行ってきました! さっそくその模様をお送りしたいと思います。
周囲の視線が痛いぜ……
シュンターも久しぶりの故郷で過ごす日々です。
さて、皆様にも生まれ育った故郷があるかと思います。
「戦場のヴァルキュリア」は、「故郷を守るために戦う」ということが物語の大きな目的となっています。前作のウェルキンたちも、「戦ヴァル2」のアバンたちも、故郷である「ガリア公国」を守るために、銃をとり立ち上がります。
しかし、このゲームの企画段階で、大きな懸念がありました。
日本人であるユーザーの皆さんが、ヨーロッパの架空の小国である「ガリア公国」を、故郷と思ってくれるだろうか、という点です。
もしここがうまくいかなかったら、この物語への感情移入度も中途半端なものになってしまいます。
そこでキーワードになったのが、かつてテレビで放送されていたアニメの「名作劇場」でした。
年代によってイメージする名作劇場のお話は異なるでしょうが(私の場合は「あらいぐまラスカル」や「ペリーヌ物語」とかです!)、放送を通して、子供心になんとなく「外国ってこういうところなんだー」と思ったものでした。
画面に映る建物や食べ物、登場人物たち……いまでも懐かしく思い出されます(ハイジのチーズをかけたパンとか、すごく食べたかった!)
そして、思ったのです。あのイメージをうまく再現できれば、日本人のわれわれにも「懐かしい」と思えるような舞台が作れるのではないだろうか? と。
最初は、ずばりアルプスを舞台にする案もありました。しかし山がちの国なので「戦車が運用できない」ということでボツに。そして結果的に、オランダをベースに設定が作られていくことになりました。
風車が回る風景にはなんとなく「ヨーロッパな懐かしさ」が感じられますし、平地が多い国なので、戦車の運用にも適しています。
実際にはオランダをベースに、さまざまな国や土地、文化がミックスされ、そして「名作劇場」のような雰囲気をコンセプトに、ガリア公国の設定が作られていったのでした。
遊んでくださる皆さんが、少しでもガリアに「懐かしさ」を感じてもらえればうれしいです。
さてさて。私とコゼットは熊本城へと向かいます。
いつもは人がたくさんいて、門も開いているのですが……あれ??
がーーーん!
ろくに調べもせずに来たら、まじで休みでした。くわあああ、元旦はいつも熊本城はすごく人でごった返すので、今日のうちに撮影しときたかったのに!
コゼットは「ドジな女の子」という設定なのですが、今日は二人してドジなまま、スゴスゴと熊本城を後にしたのでした……
ということで、明日こそは熊本城へ!
そしてコゼットと初詣に行く! たぶんすごい人手! 果たしてシュンター、視線攻撃に耐えられるのか!?? こうご期待!
そして本日のMSP(MOST・視線が痛かった・PLACE)!
熊本ラーメンを食べにいったのですが、案内されたのはカウンター!
うううう……隣の人の視線が、ヴァルキュリアのビームのように突き刺さる!
2009年、「戦場のヴァルキュリア」へのたくさんの応援、ありがとうございました!
来年もヴァルキュリアをよろしくお願いいたします!
皆さま、よいお年を!