心事の棚卸 -147ページ目

システムとともに生きる

朝。

寝坊。

どうもこれはまずいと思い、

スケジュール帳に明日の欄に「9時半出社」と書き込む。

効果がありそうな気がする。


午前。

デザイナー氏よりある会社の会社案内パンフレットデザインがあがってくる。

かっこいい。

すばらしい。

デザイナー氏は僕のラフがイメージのわきやすいものだったからと言ってくれた。

やはり編集者は、しっかりしないといけない。

うまくいえないけど、そう思った。

具体的にはレイアウトの勉強とかしておく必要がある。


昼過ぎ。

ウェブ家具屋の打ち合わせ。

利益率を計算してみて、若干意気消沈。

もうかるのは難しい。

これは、関係者各位とても協力してくれているプロジェクト。

売るのは僕の役目。

責任の重さを、ひしと感じろ、おれ。

勉強しろ。


夜。

幼稚園のサイトの構成書をつくるように、との社長の指示。

社長、若干元気がないように見える。

どうしたんだろう。


帰りの電車。

プレカリアートなるものをテーマにした本を読んでいる。

そこはかとなく、不快感を覚える。

なぜだろう?

ルサンチマンが凝縮された本。

とはいえ。

とはいえ、なのだ。

自分がそこまで悲惨な境遇に陥ったこともないので、僕に批判する権利もない。

だから、そういうこともあるのだろうと思っておこう。

その程度の健全さは僕にもあるのだ。


年明けの頃、社長が言っていたことを思い出した。

派遣村に行くハメに陥った人々。

そこから抜け出すだけの才覚を持っていないし、培ってこれなかった人々。

諸悪の根源は教育であると、社長は言っていた。


わかる気がする。

システムに反逆するよりも、システムとともに生きる道を、教育する必要があるのではないだろうか。

武勇伝

朝。

眠い。

最近、朝に音楽を聴いていない。


出勤時、ティム・オブライエンの自作朗読を最近聴いているが、

意外と耳に心地よい。


午前中。

相変わらず、実績資料作成。


昼。

弁当屋のポイントがたまったので、

それを利用してちょっと高めの豚の生姜焼き弁当を食う。


昼過ぎ。

何をしたか?

ぱっと思い出せない。


思い出した。

古物商の許可申請について調べた。

世の中には「責任能力がない人ではない」ことを証明するための書類が存在することを知る。


夜。

お客さんと飲み会。

楽しむ。


女性関係で武勇伝のある人の話は盛り上がる。

僕は今はやりの「草食系」男子なので、ただただおもしろく拝聴する。

「毎月誕生日がある」という話には唖然とするばかり。

やはり女性経験は男性の魅力にある程度比例するのは確かだろうと思う。

仕事の能力との比例も、ある程度確かだろうと思う。


とはいえ、そうなりたいのかと問われれば、おそらくノーだろう。

僕は嫁との今の生活が好きだから。


僕はどんな人間か。

最近にして、ようやくわかってきた気がする。ぶy



5ミリで支える命

月曜日。

相も変わらず曇天、雨天。


朝。

早寝したにもかかわらず、いつもどおりの時間に起きる。


午前。

会社の実績資料をつくる。

キャプチャなど、細かい作業が多く、手間取る。


昼過ぎ。

新しいカメラマンとご挨拶。

建築系の撮影が多いそうだ。

名古屋生まれで、スキー派。

ロッククライミングが趣味。

プロの人は、指が太く短くなっているとのこと。

さらに驚くべきことに壁面に5ミリの突起があれば、体をぶら下げることができるらしい。

指だけで懸垂する人もいるそうだ。

すごい。


ちなみに某ブランドメーカーの店内レイアウト記録写真を仕事で撮影していたが、

最近、ポジからデジタルに変わったとのこと。

こんなところにも不景気の影。


15時。

社内で会社説明会。

僕はひたすら実績資料づくり。

結局夜までかかる。

非効率さにあきれる。


20時以降。

先輩に頼まれた校正作業。

4時間かかる。

大変。


何も生み出していない気がする今日。

5ミリで体を支えるという話が最大の収穫。