第466回「正しく伝える」 | 社長備忘録

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10月17日(月)今朝のスピーチは鈴木君で、内容は「正しく伝える」ことについてでした。

 

これまでも、「報連相」やコミュニケーションの大切さに関するスピーチはたくさんありました。

 

しかし、これはお互いに正しく伝わっていることが前提になっていて、自分では伝えたいことをきちんと言えたと思っていても、異なる受け取り方をされたり、内容が理解されていないこともあります。

 

そこで、重要なポイントとして、「自分が何を伝えるか」よりも、結果として「相手に何が伝わったか」になります。

 

仕事の会話の中でも、主語を省略して、「あれ」「これ」「それ」という指示代名詞になっている時があると思います。

 

例えば、「添付書類は、あれ(複写)でいいですね」「それ(原本)でいいよ」というように、前者は、「いつもの複写」だと思い込み、後者は、「原本が当たり前」と思っていたとすれば、見事にすれ違うことになります。

 

また、「報連相」の中でも、言っていないことや書いていない行間を読んで、わかった気になるところがあります。

 

例えば、「新しいシステムに、みんな困っています」という報告を受けて、「じゃあ、やめよう」と判断してしまった場合、冷静に、みんなとは誰で、何にどの程度困っているか確認できれば、違う判断になったかもしれません。

 

このようにコミュニケーションは、相手も同じ考えだという思い込みや想像、曖昧な言葉で進めることはトラブルのもとになります。

 

論語にも「辞は達するのみ」とあります。

 

これは「言葉はその意味が相手に伝わることこそが大切だ」という意味になります。

 

特に仕事では、相手に正しく伝わっていることを「確認」することが大切だと思います。

 

以上、ありがとうございました。