さて、そこそこのスキルを身に付けたなら実際に飛ばして見たくなるのが人の性。ここではステボンの基本的なフィットを見ていこう。
ステボンが担う役割はどれもフリゲート艦の装備許容範囲に多大な負担をかける。故にSPのトータルが少なく、フィッティングスキルも育ってない者にとってフィッティングの問題も切実で、他の“必須”スキルに交えてどのタイミングで伸ばして行くのかに大いに悩むところ。
モデュールの仕様変更なども相まって全てを網羅する一つのフィットを用意する事が出来ない状態だ。人によっては「スタンダード」なフィットが完全にCPUをオーバーしてくる事もあるだろうし、スキル不足を容易に補えるオフィサーモデュールや数Bするインプラントを付ける事に抵抗がない人もいるだろう。では、「良い」フィットとは果たして何なのか?
基本的に目標を高く設定してそれに向かって皆には頑張って行って欲しいので、スキルと同じように細かい判断や微調整は個々でお願いしたい。ただし、細かい違いがあってもどの船にも必ず必要な物があるので優先順位の高いものから並べてみた。
・Covert Opsの遮蔽装置、トルピードランチャー*3、ワープディスラプター
・プローブかボムランチャー(常時オンラインでなくても良い)
・トルピードのダメージやROFに影響するスロットを2-3
・爆発半径か相手のシグネチャー半径に影響するスロットを2-4
・船の速度か回頭性能に影響するスロットを1-2
・船のCPU/PGを増加させるスロットを0-1
上記以外は何を付けても蛇足に過ぎない。船が絶対に出来ないといけないのは遮蔽とトルピードの発射。さらに宇宙のシグネチャーを探し出すか爆撃をする能力が必要でターゲットのワープを妨害する能力も兼ね備えていなくてはならない。
ここら先はグレーゾーンになって行く。ダメージは必要だがどこで誰を相手にするかで変わってくるし、同じように爆発半径の減少や相手のシグネチャー増加も多少は必要だが程度が大きく変わる。そして可能な限り補助モデュールに頼る事無くすべてのモデュールを装備できる必要がある。インプラントとトレーニングで何とかしたいところだ。
では、実際のステボンを見ていこう。まずは何でもいいから一隻選ぼう。理論上はハウンドが一番足が速く、ネメシスが一番固く、マンティコアがフィットするに容易く、ピュリファイヤがバランス型であるが、実際にはどれも性能がそっくりなので微々たる違いの影響はまずない。
それよりも大事なのはスロットのレイアウトの方だ。5/4/2であるネメシスとマンティコアが電子戦とダメージを与える事に優れ、5/3/3のハウンドとピュリファイヤは速度、敏速、あるいは防御に使えるスロットが一つ多い。
スキルの部分でも触れたように最初は両方のタイプをお勧めする。好みを見極める事にもつながり、今現在の目標達成に最も適した物を選べるからだ。
下記に両方のレイアウトの汎用型フィットを用意した。装備のメタレベルは記載していないのでそこは上げ下げが可能だ。
ダメージフィット -
ネメシス/マンティコアハイスロット
1x Covert Ops Cloaking Device, 3x Torpedo Launcher, 1x Core Probe Launcher
ミッドスロット1x 5MN Microwarp Drive, 1x Warp Disruptor, 1x Target Painter, 1x
【自由】ロウスロット2x Ballistic Control System
リグ1x Warhead Rigor Catalyst, 1x
【自由】ダメージフィット -
ピュリファイヤ/ハウンド
ハイスロット
1x Covert Ops Cloaking Device, 3x Torpedo Launcher, 1x Core Probe Launcher
ミッドスロット1x 5MN Microwarp Drive, 1x Warp Disruptor, 1x Target Painter
ロウスロット
2x Ballistic Control System, 1x
【自由】リグ1x Warhead Rigor Catalyst, 1x
【自由】上記のフィットはぺインターとリグでトルピードの爆発半径を抑え、ダメージの最適化を図っている。どちらのテンプレートにも自由に使えるスロットを空けておいた。そこにはフィッティングスキル、船の速度、dpsの値やダメージの通り方次第で何でも入れられるようになっている。
5/4/2のステボンは余ったミッドスロットに追加で電子戦モデュールを乗せるのに適している。もう一つのペインターを乗せたり、追加でワープディスラプターを乗せるのも良いだろう。
5/3/3のステボンはぺインターを二つ積めない分リグに頼る事になるが、ロウスロットに補助モデュールを積む余裕があるぶんフィットしやすいと言えなくもない。
MSEフィット -
ネメシス/マンティコアハイスロット
1x Covert Ops Cloaking Device, 3x Torpedo Launcher, 1x Core Probe Launcher
ミッドスロット1x 1MN Afterburner, 1x Warp Disruptor, 1x Target Painter, 1x Medium Shield Extenderロウスロット1x Ballistic Control System, 1x Micro Auxiliary Power Coreリグ2x
【自由】MSEフィット -
ピュリファイヤ/ハウンド
ハイスロット
1x Covert Ops Cloaking Device, 3x Torpedo Launcher, 1x Core Probe Launcher
ミッドスロット1x 1MN Afterburner, 1x Warp Disruptor, 1x Medium Shield Extender
ロウスロット
1x Ballistic Control System, 1x Micro Auxiliary Power Core, 1x
【自由】リグ1x Warhead Rigor Catalyst, 1x
【自由】MSEを装着する事によってドローンを相手にした時などの生存率は飛躍的に高まるがその分のパワーコアを求められるのでよりタイトなフィットになっていく。これによって5/4/2のステボンは著しく火力を削られ、より良いランチャーやリグなどで調節をする必要が出てくる。
それに対して5/3/3のステボンは2個の弾道制御装置を乗せる余裕がある代わりにCPU系のリグが必要になってくる可能性もある。
爆撃フィット -
ネメシス/マンティコアハイスロット
1x Covert Ops Cloaking Device, 3x Torpedo Launcher, 1x Bomb Launcher
ミッドスロット1x 1MN Afterburner, 1x Warp Disruptor, 2x Target Painterロウスロット1x Ballistic Control System, 1x
【自由】リグ1x Small Processor Overclocking Unit, 1x
【自由】爆撃フィット -
ピュリファイヤ/ハウンド
ハイスロット
1x Covert Ops Cloaking Device, 3x Torpedo Launcher, 1x Bomb Launcher
ミッドスロット1x 1MN Afterburner, 1x Warp Disruptor, 1x Target Painter
ロウスロット
2x Ballistic Control System, 1x Co-Processor
リグ2x
【自由】前回に引き続き論じているステボンの役割から爆撃にはあまり焦点を当てていない。覚えておいて欲しいのは無誘導弾を使う時にCPUがさらに圧迫されるという事。それを何とかするためにリグかロウスロットを一つ使う事になり、その分トルピードのダメージ効率が落ちる。
具体的に上のスロットから見ていこう。トルピードランチャーそのものについても幾つか大事な点がある。多くのパイロットが急いでトルピードをレベルVにしてT2ランチャーや付随する弾薬に手を出そうとする。ここで気を付けないといけないのはT2モデュールのフィットのし辛さ。値段と効率とを考慮する必要がある。
仕様としてT2ランチャーがT1より優れるのはそれを乗せるために重要なモデュールが何も犠牲にならない時だけである。5-10%のためにペインターを失うのは勿体無く、MWDを乗せるためだけに500m程する高価なオフィサーモデュールを用意するのもバカバカしい。
T1及びファクション品トルピードランチャー・必要なCPUが少ない
・悪くないROF(特化ボーナスなし)
・少なめの弾薬装填数
・T1/ファクション品の弾薬
・必要なスキルレベルが低め
・値段が低い
T1/ファクション品の弾薬に限定されるが9割方の場合においてT1/ファクション品のトルピードが一番の選択肢である。他と比べると良く分かるので表にした。
|
種類
|
基本ダメージ
|
爆発半径
|
爆発速度
|
基本射程
|
|
Torpedo
|
450HP
|
450m
|
71m/s
|
9km
|
Guristas |
495HP
|
450m
|
71m/s
|
9km
|
|
Caldari Navy |
517HP
|
450m
|
71m/s
|
9km
|
|
Dread Guristas
|
540HP
|
450m
|
71m/s
|
9km
|
|
Rage |
608HP
|
774m
|
61m/s
|
7.5km
|
|
Javelin |
405HP
|
450m
|
71m/s
|
15km
|
上記から分かる通りT1の違いはダメージだけなので一番いいのを準備しておきたい。大抵のパイロットにとってコストパフォーマンスの点から一番いいのはカルダリ海軍仕様だろう。
比べてT2には大きな利点と欠点がある。レイジ弾はダメージが2割増しだが大きくて鈍足な相手にしか通らない。ジャベリン弾は射程が67%増しだがダメージは2割減。
T2弾より安くて小さなターゲットにもダメージが通りやすいT1弾の方が大体のケースにおいて優れてくるのも納得。さらに大きなCPUの負担からも多くのパイロットがT1ランチャーを使っている。勿論、金が十分にあるならもっと性能の良いオフィサーやファクション品にするのもありだ。
注意点としてトルピードスキルをVにするまで上記以外のランチャーは使えない。
T2ランチャー・大きなCPUへの負担
・よりすぐれたROF(特化ボーナス付き)
・より多い弾薬の装填数
・どの種類の弾薬にも対応
・必要なスキルレベルが高め
・そこそこのお値段
新規のパイロットが見落とす可能性がある事の一つとして、Torpedo SpecializationスキルがT2ランチャーにしか影響を及ぼさない事だ。しかし、T2ランチャーはスキルを上げないとT1ランチャーとそんなに変わらない。
Polarized トルピードランチャー・そこそこのCPU消費
・とても良いROF(特化ボーナス付き)
・莫大な装填数
・どの種類の弾薬にも対応
・必要なスキルレベルが高め
・全ての耐性をゼロにする
・馬鹿げたお値段
新たに導入された上記のランチャーがさらにガラスの砲台としてのステボンを際立たせる。それらはフィットしやすく、高いdpsを誇り、大量の装填数を得る代わりにEHPを半分にし財布に多大なダメージを与える。
経験とISKを十分に得るまでこのランチャーを使わない事を強く勧める。だが、腐るほどのISKと、絶対に撃たれない自信があるならこのランチャーがベストだ。
ミッドスロットに付いてはどうか?
ネメシスやマンティコアのパイロットならミッドスロットの多さが柔軟性につながる。相手を無力化できるスロットが四つもあるのだから。
ハウンドやピュリファイヤーにとってオプションはあまり多くない。ディスラプターと推進モデュールを乗せたら残りは1スロットになる。だがそれがより弱い事を意味するr訳じゃない。大抵の場合に生存率が高いのはこちらの方だ。
下記は少し特殊なミッドスロットのレイアウトを用意したものだ。これらは目的に応じて変わるものの覚えておくとよい。勿論これらのモデュールを持ち歩いてその都度モバイルデポか何かで素早い換装もありだ。
ミッドスロットの例
複数のスタビライザーを持つターゲットへのタック
4/4/21x AB/MWD, 1x Warp Disruptor, 1x Warp Scrambler, 1x Target Painter
4/3/3 1x AB/MWD, 2x Warp Scrambler
カプセルをロック、タックル
4/4/2 1x AB/MWD, 1x Warp Disruptor, 1x Sensor Booster w/Scan Resolution script, 1x Target Painter
4/3/31x AB/MWD, 1x Warp Disruptor, 1x Sensor Booster w/Scan Resolution script
同時に複数のターゲットにタックル
4/4/21x AB/MWD, 2x Warp Disruptor, 1x Capacitor Booster
4/3/32x Warp Disruptor, 1x Capacitor Booster
電子戦
4/4/2
1x AB/MWD, 1x Warp Disruptor, 2x Sensor Dampener w/Targeting Range script
4/3/3
1x AB/MWD, 1x Warp Disruptor, 1x Tracking Disruptor w/Tracking Speed script
カーゴについても触れておきたい。多くのパイロットがカーゴをフィットの一部だと思っていない事だろう。しかし、モバイルデポの導入でどのパイロットもドックせずに60秒程度で換装が可能となっている。プロなら念のために持っておいた方が良い物をリストアップしてみた。これは以前に書いたお泊まりセットと大いに内容がかぶる。
カーゴの出発前チェック
・予備のプローブ8個セット
・戦闘プローブ8個セット付き拡張ランチャー
・360-540の予備弾薬
・120のレイジ/ジャベリン弾(T2ランチャーの場合)
・150-300リペアペースト
・モバイルデポ(換装用、倉庫として)
・ボム付ボムランチャー
・小バブル発生装置
・カーゴスキャナー(ストラクチャーの中身を調べる用)
・換装用のモデュール:ディスラプター、スクラム、センサーブースター等
・CPU/PG用の補助モデュール(これも換装用)
・アーマー/ストラクチャー修理用のモデュール
・ブースター/Quafe® Zero。
恐らく上記の全てを持ち歩くことは無いでしょうし、そんなに持ち歩きたくないのかも知れません。しかし、多くのパイロットがどれかが手元に無かったために悔しい思いをしてきているのも事実。カーゴスキャナーを持っていない時に保護されたコンテナを見つけたり、モデュールが燃えカスに近い時にペーストを忘れたり、SSに放置されたオルカをWHで見つけたのに戦闘プローブがジタの倉庫の中だったり。備えあれば、憂いなし。
最後に役立つインプラントを見てみよう。
ダメージやその伝達、フィッティング等を容易にしてくれるインプラントが多数ある。確かに高い割にポッドと一緒に破壊されてしまうこれらのインプラントは避けやすいが、用心深いステボンのパイロットならヌルセク以外でポッドまで失う事はまずない。それを踏まえた上で役に立つものをリストアップしてみた。
エンジニアリング系
SLOT 6 Zainou ‘Gypsy’ CPU Management :トータルのCPUを増やす
SLOT 8 Inherent‘Squire’ Capacitor Management :キャパ容量を増やす
ミサイル系
SLOT 6 Zainou ‘Snapshot’ Torpedoes :トルピードのダメージ増加
SLOT 8 Zainou ‘Deadeye’ Guided Missile Precision :爆発半径の縮小
SLOT 9 Zainou ‘Deadeye’ Target Navigation Prediction Increases :爆発速度の増大
SLOT 10 Zainou ‘Deadeye’ Rapid Launch :ROFの増大
ナビゲーション系
SLOT 6 Eifyr and Co. ‘Rogue’ Navigation :最大船速の増大
SLOT 6 Eifyr and Co. ‘Rogue’ Warp Drive Speed:ワープ速度の増大
SLOT 7 Eifyr and Co. ‘Rogue’ Evasive Maneuvering :敏速の増大
スキャナー系
SLOT 6 Poteque ‘Prospector’ Astrometric Pinpointing :精度の増大
SLOT 7 Poteque ‘Prospector’ AstrometricAcquisition :スキャン速度の増大
SLOT8 Poteque ‘Prospector’ Astrometric Rangefinding :スキャン強度の増大
またしても長くなったが以上で大体のフィット談義は終わりとする。
次はステボンの運用に付いて見てみよう。