黒部市 宇奈月町 黒部 黒部川左岸 折尾谷 折尾ノ大滝 落差70m
黒部峡谷鉄道の終点・欅平駅を起点とする水平歩道の途中にある大きな滝です。
欅平駅を出発してすぐに「しじみ坂」という急な登り(標高差350mほど)を一気に上がる。
稜線上に出てさらにしばらく登ると、黒部第3発電所からの送電線の鉄塔が道の脇に立っている場所に出ます。
ここからはほぼ平坦な道が続きます。これが、水平歩道です。
途中、対岸に奥鐘山の障壁がド迫力で見えます。(1993.07.22~1997.10.11撮影)
更に進むと難所の志合谷には、素掘りのトンネルがあり、雪渓の下をくぐっている。
内部で半円形にカーブしているため真っ暗で、通過するのにヘッドランプが必要です。
また、トンネル内は水浸しなので、防水の必要もあります。(濡れるとめちゃくちゃ冷たいです。雪渓からの雪融け水なので・・・ちなみに私は、スーパーの袋を登山靴の上にかぶせ、浸水しないようにしました。)
そして、志合谷と折尾谷の間には「大太鼓」と呼ばれる絶景ポイントがあります。
コの字型にくりぬかれた道が岩壁に沿って続いています。
谷側は、300m以上の絶壁となっていて、足がすくみます。
細い伴線が張ってありますが、心許無いものです。
ところどころテンションがなかったりします。
この大太鼓を過ぎると漸く、折尾ノ大滝が遠望できる場所に到着します。
デカイです。
直下に到着しました。(出発から3時間30分)
この後、取り敢えずの目的地、阿曽原温泉小屋に5時間かけて到着です。
この間、緊張の連続で、気を抜ける場所は殆どなく、そう言った意味でも、
この滝の直下は、まさにオアシス的な存在です。