黒部市 宇奈月町 黒部 黒部川左岸支流 雲切谷  雲切の滝  
   落差15m+30m+80m 別名/三枚滝
 
阿曽原温泉で宿泊し、温泉で登山の汗を流すことができるのは嬉しい限りです。(1993.09.05撮影ほか)
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上部軌道のトンネルの奥から温泉が湧きだしている。吉村昭氏の小説「高熱隧道」の舞台にもなった温泉の湧く岩盤を刳り貫いた時にできた温泉です。
 
翌日早朝、温泉小屋を出発し、下ノ廊下を目指します。
阿曽原から次の目的地「仙人谷」までは、約50分ほど、この間は、穏やかな登山道です。
途中の人見平に関西電力の立派な寮が建っています。
ここには、寮専用の温泉があるらしいが、当然のことながら、一般者は入ることはできません。
 
そして、仙人谷ダム(黒部第3ダム)に到着します。
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ここには、上部軌道の駅があります。
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そして、運良く、その上部軌道のバッテリーカーが到着する時に遭遇できました。
 
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この上部軌道は、欅平駅から、立坑を約200mエレベーターであがったところにあり、その欅平駅の上部の駅から黒部川第四地下発電所
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まで繋がっている、関西電力専用の鉄道です。この仙人谷のみ地上に表れていて、
滅多にお目にかかれない列車に遭遇し、感無量であった。
 
ちなみにこの列車は、あの高熱隧道の中も走って行くそうです。
仙人谷ダムの左岸側にその高熱隧道への入り口があります。
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この入り口でも、奥から暖かくて湿った空気が漂っていて、硫黄くさい匂いがしました。
 
そして、登山道は、仙人谷ダムの上部を左岸から右岸に渡っていきますが、
その仙人谷ダムの奥に見える大きな滝が「雲切の滝」です。
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そして、仙人谷ダムの下流に続く渓谷を「飛竜峡」といいます。
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両岸に水流で磨かれた岩が続いています。独特の景観です。
ダムができる前は、凄まじい水がここを流れていたのでしょうね。
 
更に上流を目指します。