娘のムームーが3月下旬から4月初めまで日本に滞在した時のこと。
8日間あちこち旅行に行ってきたのだが、
広島の宮島に行った時、
干潮で、
厳島神社が海の中に沈んでいなかった。
満潮だとこんな感じ。（写真借用）
とても幻想的。
こんな風景が見られるのは唯一ここ、宮島だけではないか。
ところがムームーが訪れた時は
こんなだった。
潮が引いて、鳥居まで歩いて行ける。
なんで 教えてくれなかったの〜？
と言われてしまった。
私はこの時まで
厳島神社の鳥居はいつでも
海の中にあるもんだと思い込んでいた。
なぜかというと、
私が以前訪れた時、
同じ3月だったのに、ちゃんと鳥居が海の中だったから。
私はその時、広島で午前中に平和記念資料館を訪れ、
牡蠣ランチを食べてからすぐ宮島に行った。
ムームーは前日広島ではなく、大阪に泊まったので、
同じことをしたのに、
宮島に着いたのが数時間あとになってしまったのだった。
このネット情報を見ると、
厳島神社が浮かんで見えるのには、１時頃まで島についていなければいけない。
1時間違うだけで、水位が １mも下がってしまうなんて、知らなかった。
あと 旅行の最終日にムームーは高野山に行った。
なぜかというと、知り合いが以前 高野山のナイトツアー に参加して、
とても良かったよと勧められたから。
弘法大師 （空海）のお墓まで、
夜、灯籠が灯る道を歩いていくというツアー。
道なりには豊臣秀吉、織田信長、武田謙信、上杉謙信、伊達政宗、明智光秀など、
相当たるメンバーのお墓が並ぶ。
ネットで英語ツアーを予約。
以前オーストラリアに留学をしていたお坊さんが、
英語で説明してくれたそうなのだが、
最初は何人かいたツアー参加者たちが、
一人二人と抜け、
最後はプライベートツアーみたいになったそうだが。
姿見の井戸があって、
水面に自分の姿が写ってなかったら、
3年以内に死ぬとか、
ある階段は、
足を踏み外したら死ぬとか、
お墓らしい、怖いお話を聞いたそうだ。
幻想的かつ肝試しみたいで、
とても良かったそうだ。
このナイトツアーに参加するために、
宿坊に泊まらなくてはいけない。
最初 ブッキングコムで予約しようとしたら、
4人部屋で、１２７５〜２５０２ユーロ （２１〜４１万円） という 
目が飛び出るような値段だったので、
諦めるよう説得しようとしたけど、
その前に、るるぶトラベルのサイトをチェックしたら、
なぜか同じ宿坊を格安で予約できた。
（と言っても２食つきで一人 17200円）
ムームーの部屋はトイレが共同。
メッチャ高い部屋はガーデンビューでバストイレ付きで広いというだけで、
なんで こんなに差が出るのかと、不思議がってた。
サービスも良くないし、
食事も冷たくて美味しくない精進料理が出てきただけ。
あるドイツ人客は、
鍋を温めるロウソクが足りなくなって、冷たい鍋を食べるハメになり、
日本語で文句を言ってたらしい。
世界遺産になって、外人観光客も結構来るようになったが、
お寺の拝観料は京都の2倍、
ムームーがランチを食べた食堂の人も愛想が悪かったし、
仏教の聖地なのに、 ぼったくり観光地 と化していたそうだ。
（お坊さんがすっごい高級車を乗り回してたらしい）
ムームーは座禅など貴重な体験ができたし、
ナイトツアーはとても良かったので、
目をつぶったけどね。