教皇パパフランチェスコのミサ | ローマの松の木の下で・・・

ローマの松の木の下で・・・

好きなこと、気になることを気ままに書いていきたいです!

お友達Cさんはサンパオロ・フオリ・レ・ムーラ教会の合唱団で歌っている。

 

 

彼女は20年位前に教区の教会の子供向けのミサで歌っていて、

そのオルガン伴奏をして知り合った。

 

 

彼女はその任務を5年くらいやって辞めてしまったけど、

その後いろんな所で合唱団員として活躍している。

 

 

 

サンパオロはサンピエトロや

サンタマリア・マッジョーレとサンジョバンニ・ラテラーノなど

ローマの4大教会と呼ばれる最も重要な教会の一つである。

 

 

 

そこの合唱団に入って歌うと、

ヴァチカン内の安いお店で買い物したり、

そこで車のガソリンを安くゲットしたりできるそうだ。

 

 

あなたも入りなさいよと言われたが、

日曜日の2回のミサのオルガン演奏の他に(往復1時間半を2回)

サンパオロまで週2回通うのはきついので、(往復2時間)

承諾していない。

 

 

 

 

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聖パオロを祀ってある教会である。
 
 

 

聖パオロの改心を記念するヴェスプリ(夕方のミサ)に

教皇パパフランチェスコがいらっしゃると聞き、

行きたいとCさんに伝えると、

入場券を手に入れてくれた。

 

 

 

券には156番と書かれてあった。

 

 

 

それなら前から156番目の席に座れるだろうとほくそ笑んで、

開始時間の30分前に着くよううちを出た。

 

 

 

でも教会までの道を迷って20分前に着いた。

 

 

 

すると入場券の番号は席順ではなく早いもん勝ちで、

座り席はもう一杯で一番後ろのところで立ってるしかなかった。

 

 

 

 

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中は巨大で、

パパ様が点のように小さく見えただけであった。

 

 

 

 

 

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5倍望遠で撮影した映像。

 

 

 

 

 

おそく着いて良かったことが一つあった。

 

 

 

 

 

 

教会に向かって歩いていると、

道が遮断されていた。

 

 

 

今パパ様が車で通られるから、

通るまで待っていなければいけないとのことだった。

 

 

 

 

しばらくすると、

警備員が乗ったオートバイが数台通りすぎ、

その後大きな立派な車が来たので、

(ガラスが黒く塗られていて中がわからない仕様になっていた) 

多分その中にパパ様がいらっしゃると思っていたが、

 

 

 

なんと

 

 

 

そのすぐ後に走ってきたごく普通の

小さな軽自動車の助手席にパパ様が座られていて、

 

私の前に立っていた女性の歓声に

笑顔で答えられていたのが見えた。

 

 

乗っている自動車もそうだけど、(時計は安いスウォッチを愛用)

歴代の教皇のように上から目線ではなく、

平民と同じレベルでいたいという

気さくなパパが好きなんだなぁ。ドキドキ

 

 

 

 

 

 

 

ミサが始まってしばらくしたら、

警備員から立ち見の人は教会のサイドの前の方に行ってくれとの指示があり行ったのだが、

柱の後ろしか場所がなくパパ様が見えない!

 

 

そしてミサの最中なのに柱の後ろに隠れてお菓子をむさぼる男性がいて呆れた。

 

 

あとミサが始まってしばらくすると、

大声でなんだかわからないことを言ってわめきだす女性がいたりした。

 

 

あとマイクのオーディオが完璧ではなく、

パパ様のお話をよく聞き取れないのも残念だった。

 

 

 

ミサの後半になってきたら、

立っているのに疲れた人たちが一人二人と抜けて、

ようやくパパ様の姿を垣間見ることができたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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柱の後ろに立っているのはサン・ピエトロの合唱団、
Cさんたちが所属するサンパオロの合唱団はその後ろに立っていたそうだ。
 
 
 
赤い帽子をかぶって座っている人たちは枢機卿の面々。
 
 
 
 
 
 
 
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87歳のご高齢なので車椅子で移動されている。
 
最近めっきり老けたなぁという印象が強し。
 
 
病院に入院して退院するといつも
 
まだ生きているよと朗らかにおっしゃる。