マキタのバッテリーからUSB電源を取るには
マキタといえばプロも愛用する電動工具のロールスロイス。大震災などで停電になったとき、そのマキタのバッテリーからUSB電源が取り出せるアダプターを購入しました(*1)。スマホの充電用です。
マキタはじめ各社から似たような商品が出ているんですが、マキタ製は売り切れ状態。なので、サクラチェッカーで合格の評価が付いた「KAB-MARRON 12V出力端子付きマキタ USB 電源アダプター 14.4V 18V バッテリー対応(約2,700円)」を選択。結論からいうと★★★☆☆でした。
仕様と所感
・USB端子(5V 2.1A)が2つあるが、高電圧で急送充電するPD仕様が当たり前の現代ではスマホの充電に数時間かかりなんとも遅い(*2)。
・18V 3.0Ahバッテリーの場合、スマホには3回弱程度の充電が可能。(3000mAh?と考えればそんなものか)
・12V端子もあり、室内でドラレコなど車載機器の試験するのに良いかも。(ドラレコ試験やりました)
・非常時は不可欠なLEDライト付き。
・負荷がないときは自動的に電源OFFとなるが、バッテリーに挿しっぱなしだと微小電流が消費されると思われるので外しておく。マキタ製アダプターのように物理的なスイッチがあるといい。
スマホの充電試験
・マキタバッテリーのランプ4つのうち全て点灯=満充電状態。
・1回目90%程度までスマホを充電。出力は5Vに満たず。そのためか最大2.1Aが0.85A前後(*3)。
・スマホの充電終了時、マキタバッテリーのランプは4つのうち3つ点灯
・2回目90%程度までスマホを充電
・終了時、マキタバッテリーのランプは4つのうち2つ点灯
・3回目70%までスマホを充電したが力尽きて充電終了
・終了時、マキタバッテリーのランプは4つのうち1つ点灯
以上から、非常時にマキタのバッテリーがあるのにスマホの充電ができない事態を避けることはできます。既存の20000mAのモバイルバッテリーをメインとして、こちらは補助用に「無いよりはいい」アダプターとして保管することにします。なので評価は★★★☆☆でした。
☆
(*1) 先日買った三才ブックスの電子工作傑作ガイドに電動工具のバッテリーをモバイルバッテリー化する記事があり、Amazonでいくつか探して購入。
(*2) USB-C急速充電対応のアダプターも売っているが、サクラチェッカーの評価はかなり悪い。
(*3) ケーブルは大電流対応だが、microUSBとUSB-Cの変換コネクターがネックになってる可能性はあり。