原美術館ARCで草間彌生の世界に迷い込む | 本を持って南の島へ

原美術館ARCで草間彌生の世界に迷い込む

ややや、あの変なカエル男じゃあありませんか。窓から他人の部屋を覗きこんだりしていいんでしょうか。

原美術館ARC

 

 

やって参りました、原美術館ARC (Hara Museum ARC)です。品川の原美術館は老朽化で2020年12月に閉館してしまいましたが、群馬県渋川(*1)で現代アートを楽しめます。

原美術館ARC

 

 

入り口でがお出迎え。これから4つのギャラリーをC→B→A→特別展示室の順に回ります。

ジャン=ミシェル オトニエル「Kokoro」

原美術館ARC

 

 

ギャラリーCの目玉は草間彌生の「ミラールーム(かぼちゃ)」

2x2x2mの黄色い部屋があの黒い水玉だらけ(*2)。ミラーが張られた中央の箱にも無数のドットが反射。横に開いた窓を覗くと大中小のかぼちゃが万華鏡のように無限に投影されているという仰天の作品です。

草間彌生 ミラールーム(かぼちゃ)

 

 

ギャラリーBの目玉は奈良美智「My Drawing Room」。

品川の原美術館でも人気だったポップなアトリエそのものが作品。2箇所から内部が覗けるよう窓が1つ増えてました。机の上はもちろん、天井から床までドローイングやフィギュア、カセットテープ、書き損じた紙などが溢れ見飽きません。(*3)

奈良美智 マイドローイングルーム

 

 

ギャラリーの外には芝生が広がり、野外作品が並びます。

原美術館ARC

 

 

宮脇愛子「うつろひ'89」

原美術館ARC

 

 

小野節子「夢」

原美術館ARC

 

 

メナッシェ カディッシュマン「プロメテウス」

原美術館ARC

 

 

左がギャラリーC、右がギャラリーB

原美術館ARC

 

 

アンディ・ウォーホル「キャンベルズ トマトスープ」

原美術館ARC

 

 

古郷秀一「限定と無限定」

原美術館ARC

 

 

時の移ろいの中にぼーっと立ち尽くしてるようで、なにかあればけたたましく叫び出すのか。不確定な世の中を微動だにせず見つめ続ける、作者不明「警報装置」

単なる警報装置

 

 

オラファー エリアソン「SUNSPACE FOR SHIBUKAWA」

原美術館ARC

 

 

以上群馬県渋川の原美術館ARCでした。面白かった。また行きたい。これから草津温泉に向かい、翌日は白根神社に参詣

 

 

(*1) 2年前にシープドッグショーを観てきた伊香保グリーン牧場の裏手。美術館と牧場をセットにした割安な入場券もあり。

 

(*2) This is mediaによると、作品を水玉模様で埋め尽くすのは草間彌生自身に襲い掛かってくる幻覚や幻聴から自分を守るための儀式だそうです。

 

(*3) ギャラリーBには他にも品川の原美術館にあった宮島達男の「時の連鎖」(ずらりと並んだ7セグメントの発光ダイオードがバラバラにカウントをする作品)が再構成されてます。

 

 

おまけ: 奈良美智さんの塗り絵

 

 

 

 

 

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