DIY ハードディスクドライブの分解=おしおき (前編)
壊れました、4TBのハードディスク。大量のファイルを移動中に「ごはんですよ~」と呼ばれ、パソコンをスリープにしたせいです。
何をやっても復活しなかったので、おしおきに分解してやります。ネジは特殊な形状(星型)のため、トルクスドライバーを使います。(Amazonで1,000円くらい)
ケース表面のネジをゆるめます。(一度開けたら使えない、、、ということになっている)
星型ネジ用レンチのサイズはT9。L型の両端が使えます。
ネジを全部外したつもりなのに開かないと思ったらシールの下にもネジが隠れてました。ナイフで十文字に切ってから取り外し。
パッカーン 蓋の周囲には気密性を保つパッキン。ピカピカに磨いた鏡のような円盤が磁気ディスク。
右側の隅に2個の白いフィルターが見えます。
これで内部のチリを濾しているようです。見てわかるような汚れはなし。
こちらがヘッド群。4枚のディスクの表面と裏面のデータを読み書きできるよう8ヘッドあります。ヘッドはディスクの回転気流に乗ってわずかに浮きます。その距離は煙の直径より小さい10ナノメートル(*1)。地上5mmを滑空するジャンボジェット機に匹敵するそうです。
円盤中心部のネジを外して磁気ディスクの取り外しにかかります。
中心のネジはT7サイズ。
円盤を一枚外したところ。予想に反して円盤と円盤の間には半月型のセパレーターが。気流の整流板でしょうか?
長くなったので、一呼吸入れて後編に続きます。
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(*1) 新型コロナウイルスの直径が約100~200ナノメートルというからウイルスが内部に入るとヘッドに引っかかるってこと?