パイを折る季節 | 宝理仏蘭西菓子研究所

宝理仏蘭西菓子研究所

東京の下町深川でお菓子教室とフランス菓子カフェを経営してましたが、まだまだ興味のある事がいっぱいある!と2016年5月にクローズ。
現在うどん屋を手伝いながら、日々関心のある事を手当たり次第やってみる毎日。
不定期でお菓子教室、イベントなど出ております!

寒くなってきましたね。

清澄白河のアトリエに引っ越してきてはじめての冬。


寒いです。

寒すぎです。

夏は風通しが良くて過ごし易かったのですが、冬は極寒の様です。


でもまーオーブン入れてせわしなくしっかり働けば一応

寒さを感じずに過ごせるようです。


さて、室温が低いということはお菓子作りにとってはとても都合の良いことです。

パイやタルトなどはバターが溶け出しにくくなるので生地の扱いも大分扱いやすいです。

チョコレートは室温でもちゃんと固まってくれるのでやはり寒い季節に向く仕事。


夏にできなかったこと、どんどんやって体を温めていきたいと思います。


では早速、フィユタージュ(折りパイ生地)を仕込みたいと思います。


VA AU FOURのアトリエから
<材料>

強力粉 438g

薄力粉 188g

バター 63g

冷水  300g

ビネガー 30g

塩    12g

折込バター 500g



特徴的なのは練り込バターを溶かしバターにすること!

なぜ溶かしてしまうのかというと、生地伸びをよくするためなんです。

そのまま練り込むのが一般的ですが、溶かしバターの方が作業性もよく仕込みが早いのです。

材料をすべて混ぜグルテンを出さないようにたたむ様にまとめていきます。


VA AU FOURのアトリエから
1つに丸くまとめ中央に十字に切り込みを入れます。ラップフィルムに包み冷蔵庫で2時間から一晩休ませ生地中の水分とグルテンを落ち着かせます。(ここまでの生地のことをデトランプといいます。)







折込用バターを20×30のシートに伸しておきます。


休ませたデトランプの切込みを広げバターが包めるくらいに伸していきます。

ばたーを包み、そのまま長い方向に生地を伸して3つ折にして1時間休ませます。

(このとき手粉が入り過ぎないように注意しましょう。入りすぎると粉っぽくなり味が悪くなります)


この工程を明日あと3回繰り返します。

なぜ、休ませるのか。

これは生地のグルテンを落ち着かせ焼き縮みを防ぐ意味があります)


3つ折4回で層の合計が1296層。


これ、どうゆー計算かというと

ここでいうデトランプの部分が焼き上がりの層になります(バターは空間材だと思ってください)

生地の中にバターがあり、これだけで焼くと層が2枚。

これを3つ折にして2枚の層が3枚重なるので2×3で6枚。(以下、3つ折なので6倍に増えていきます)

これをあと3回繰り返すので6×6=36×6=216×6=1296

という計算です。

この説明でわかりました?


明日は朝からパイ生地を折り製品に仕上げていきたいと思います。


製作予定:ショソンポンム、りんごの薄焼きパイ、洋ナシの薄焼きパイ、

      生地が残ればイチジクも焼きこみたいと思います


フランス菓子教室 アトリエVA AU FOUR

http://va-au-four.holy.jp