あがるのは人の本能であり、人間は誰でもあがります。
その本能とは、次の3つです。
1、誰にも束縛されたくないという本能(自由)
2、外敵から自分を守るという本能(自己防衛)
3、自尊心を傷つけられたくないという本能(自己尊厳)
この3つの基礎本能が満たされているときは、精神状態が穏やかで心にも余裕があります。
しかし、そのどれか一つでも外部から侵されると、精神状態が不安定になってきます。
人前で話をするときも、スピーチの日程を告げられたときから、「自由」を束縛されます。
話す日が近づくにつれて、「上手に話をしなければ」と、心にプレッシャーをかけてきます。
そして当日を迎えると、逃げたくても逃げられず、会場の大勢の聞き手に圧倒されます。
「失敗したら大恥をかくぞ」などという、マイナスの暗示をあなたの心にかけてきます。
自分の番になりマイクの前に立つと、何百人もの人が自分をジッと見つめています。
射るような視線を受けて足がすくみ、手足が震えてくるのです。
誰でも、これだけ3つの本能を攻撃されれば、あがらないほうがおかしいのです。
逆に言えば、あがる原因がわかっているのですから、この3つの本能を侵す外圧を抑えてやれば、あがりを克服できるわけです。