「緊張してきたな」と感じたら、腹式深呼吸を静かに7~8回繰り返すのと同時に、頭の中を空っぽの状態にして、これから話すことなど、余計なことは一切考えないようにすることが重要です。
「あと三番目だな」
「大勢の前であがらずに話せるかな」
「言葉が出てこなかったらどうしよう」
「声が震えないかな」
「○○さんが聞いているのがいやだな」
など、余計なことは一切考えないようにします。
人前に出る直前に余計なことを考えるから、精神状態が落ち着かなくなるので、とにかく散漫な気分を追い払うために腹式深呼吸に集中しましょう。
そのためには、頭の中を空っぽにして、
「今、自分は腹式深呼吸をしている」
「体内の悪い空気を全部吐き出している」
ということだけを考えて、ひと呼吸終わるたびに「ひと~つ」「ふた~つ」と数えながらやるのがコツです。
この深呼吸に集中するということは、簡単のようで中々むずかしく、数を数えながらやっていても、すぐに現実のことを考え始めてしまいます。
ですから、意識して、頭の中を空にするように努めてください。
野球選手や力士なども、ここ一番という大勝負のときには、よくこの腹式呼吸をやって精神の統一を図っています。
この腹式深呼吸をして集中力を高めていくと、不思議なことに気持ちがとても落ち着き、あがりかけた気持ちが収まってきます。