私が大好きだったテレビ番組に、「ニュースステーション」(現在の報道
ステーション)があります。
時々、ボールペンを放り投げたりして感情をあらわにする久米宏さんが、
人間らしくて大好きでした。
ところが、そんなボールペン投げも、実は事前に準備されて計算された
演出だったそうです。
アドリブのように見えて、実はちゃんと台本に書いてあったということです。
逆を言えば、それくらい事前に準備しておかないと、おもしろい番組には
ならないということです。
簡単そうに見えるものでも、裏では用意周到に仕込んでいるんです。
このように「準備」は非常に大切です。
しかも本番の中では一瞬のことでも、準備にはその何倍もの時間がかかります。
しかし、その大変さから逃げてはいけません。
たとえば、結婚式の司会を初めてすることになったとします。
すると、「打ち合わせで何を確認したらいいのかわからない」という最初の壁に
ぶちあたります。
次は、「台本はどのようにつくったらよいのか」という壁が、それを解決すると
「実際のコメントは?」
「声の出し方は?」
「本番で気をつけることは?」
など、つぎからつぎへとわからない問題が出てきます。
でも、これは仕方のないことです。
だって、初めて経験することなのですから、知らなくて当然なわけです。
だからこそ、本番であがらないために、一つひとつ逃げずに解決していくのです。
こういう特別の場面での準備はもちろんですが、日頃からできる準備も
しておくことで、さらにあがりを防止することができるようになります。