凍りついた感情④ | 24時間テレビでドラマ化された心理カウンセラー長谷川泰三

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ひえ~!またまた出てきたデザイナー時代の写真 






凍りついた感情

前回のつづき






カウンセラー

「私が言っているのは、本当にあなたは悪くないってことですよ」




わたし

「何で涙が止まらないんでしゅか?」




カウンセラー

「泣きたいときに泣きそこねたからですよ。きっと、心にたまり溜まった涙が出てるんでしょ」




わたし

「ダムが決壊したみたいになってましゅカゼ




カウンセラー

「はいっティッシュ、涙と鼻水でスゴイ顔になってますよ」




わたし

「あじがどう」




カウンセラー

「何を思い出したんですか?良ければ話してみませんか?」




わたし

「・・・・」




カウンセラー

「今までズット話さないように頑張ってきたんですね。初めて話しするのですから、ちゃんと話せないのは当たり前、うまく話せなくてもイイですから心にうかんだことを話してください」




わたし

寂しかった!

捨てられた!

ずっと一人だった!

泣いても、泣いても誰もこなかった!


だから俺は一人で生きて行くと決めたんだ!




婆ちゃんところはとても貧乏で、掘っ立て小屋みたいな家でした。


家の柱に折れた電柱使ってて、風呂はマキで炊く五右衛門風呂。


そんなところに8人も住んでて、私が寝るスペースもなく200m

くらい離れたところに共同便所の部屋かりてもらって住んでました。




ご飯食べるときと、お風呂入るときは婆ちゃんところで、

それ以外は邪魔になるから部屋に帰って布団に入って目をつむってました。




三帖くらいの部屋がとても広く感じました。




テレビもない、タンスもない、布団以外何にもない部屋で三年間


一人で何も考えないようにしていました。




その時、ただ怖かったことだけを憶えています。




婆ちゃんも父ちゃんも母ちゃんもみんな余裕が無かったんでしょうね。


誰かが面倒をみてくれているって皆が思っていたんでしょうね。




小学校に上がってしばらくすると、毎月あった仕送りがパタッと無くなりました。






わたし

 


 朝の三時に起きて新聞屋さんでご飯食べて、


 チラシの折込して300部配達して、


 六時半から駅前にたって、もらった新聞10部ほど売って、


 そのお金でパン買って、学校行って、


 帰ったらすぐ隣の石綿工場に行ってご飯食べて仕事して、


 工場にあるお風呂に入って、


 日本語を話せない女の子と二人でテレビ見て、


 部屋に帰って寂しくなったら勉強して・・・・




カウンセラー

「まるで戦後の話しみたいですね」




わたし

 同情はいらん!

 思い出したくもない話しさせないで下さい!




カウンセラー

「そんなに自分を嫌ってはダメですよ」




わたし

「嫌ってない!」




カウンセラー

「いや、そうやって子供のころの自分を遠ざけているじゃないですか。思い出したくもないんでしょ? ずっと無視してる」




わたし

 じゃあ、どうすればイイっちゅーねん?





カウンセラー

「許してください」




わたし

「誰を?親を?婆ちゃんを?」






つづく