「Violet Fizz」終演後記録 登場人物について『ガラ』 | 人様に傷つけられるような安いプライドは持ち合わせてございません。

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プロを目指し爆走中の劇団「Z・A」の主宰木田博貴のブログ。
いろんな事を日々綴るつもり、「Z・A」の最新情報なんかも載せる予定。

こんばんは

世間は三連休ですね

堪能しましたか?

え?仕事でしたか?

大丈夫、俺もです(°∀°)b

 

土日は芝居漬けの二日間

そして今日はインストラクターとしての仕事

いやあ、今日は懐かしの曲で昔の振りをやったのでめちゃくちゃ疲れた

 

しばらく休みが無いのでシンドイなあ、とは思っていましたが

意外と充実していることに気づき

生きがいである芝居をこんなにもやれていること、必要とされていることが本当にありがたいと感じる今日この頃

そしてそんなタイミングで価値観を変えてくれるような作品にも出会い

今は、幸せだと感じているのです

 

そんな訳のわからない幸せの中、書こうと思います

「VioletFizz」終演後の登場人物についてのアレコレ

ずいぶん長いことやってきましたが、今週末に森町のイベントがあるので、それまでに書かないとと思いましてね

 

相変わらず主観で書くのであしからず

そして再演を楽しみにしている人はネタバレあるので気を付けてね

 

 

では、今日書かせてもらうのは

そう

『ガラ』

 

まあ、タイトルに書いてあるからね(笑)

 

と言うことで書いていきましょうか

 

とりあえず、彼は本当に苦労した

まったく筆が進まなかった理由の一つが彼だと思う

と言うのも、以前にも書いたけど、当初書こうと思っていた作品をやめて違う作品を書こうと思った時にまず考えたのは

「どんなHEROを登場させるか?」と言うこと

視覚的絵巻はやっぱりヒーローが必要だな、と思っていて

なかなか『紅蓮丸』に勝てるようなヒーローが浮かばなくて

今まで書いたり、演じたりした中で、参考に出来る子はいないかと思い出して行った時に

昔の視覚的絵巻「Separation」で登場した悪役『キサス』君が出てきて

彼はスゲー悪い奴で、残酷なんだけど、常に酒を飲んでいるって設定だったのね

 

あ、ちなみに脚本上は酒飲みの設定は無くて、稽古中に俺が勝手にやり始めただけなんだけど

あ、さらにちなみに、そこら辺から視覚的絵巻の役作りがみんな自由になっていった感はあるかな

 

で、話を戻して

その『キサス』は結構人気があって、評判良かったのさ

俺もやっていて楽しかったし

 

なら、『キサス』みたいな奴をHEROとして登場させてみよう!

ってことで考えたのが『ガラ』なんですね

 

しかしいざ書き始めると、これがまた大変で

全然思い通りに行かない

良い奴なのか、悪い奴なのか

凄いのか、ダメなのか

はっきりしなくなってきて

何もかもが中途半端だと感じ始めてしまって

何度も書き直し

更には演じながら、色んなセリフを変えつつ調整をかけて・・・って感じで

なんとか辿り着いたのが、今回の『ガラ』ですね

 

いまだに、彼が完成したのか俺にもよく分かってなくて

でも、だからこそ矛盾も感じられる人間らしさが出たのかな、と

 

でもね、俺は『ガラ』が結構好きで

まあ、当たり前なんだけど(笑)

 

でも、彼ってあんまりかっこつけたくない人で

あ、それは俺の願望を反映はさせてるんだけど

今回とにかくかっこよさげな『セージ』がいたじゃない?

その彼に、しつこく突っ込みいれるのが『ガラ』の良いところで

ギャグ的にもそうなんだけど

ラストシーンの告白のシーンでも、良い雰囲気なのに「子供の恋愛だな」とか笑ってくれちゃうんです

やっぱりこの年になってくると、愛の告白ってちょっと気恥ずかしく感じちゃうなと思ったから

『ガラ』が茶化すことで、色んな人に届きやすかったのかな、と思えた部分もありました

 

劇中、ガラは人を斬っている描写が実はなくてですね

一応、ト書きには剣とか書いてあるんだけど

ラストで『セージ』斬っちゃうのは、ちょっと違うなって感じて

結局本番直前に剣ではなく、棒で戦うことにしたんですね

ちなみにこのイメージは、すご~く昔

俺がまだ小学生ぐらいの頃かな?まだ少年ジャンプを買っていた頃

読み切り作品で、SFを舞台にした漫画で、主人公が無愛想で怖いんだけど、なんか少年みたいな子で

その子が鉄パイプで戦ってたのが、ずっと覚えてて

そういうのが武器だったらいいなと思っていたのを、今回再現した感じですね

 

そう言えば、今回『ガラ』と『サクラ』以外の登場人物はみんな「ハーブ」に由来する名前です

『サクラ』も同じくくりに入れると、「植物」です

しかし、『ガラ』だけは違いますね

特に理由は無いんだけど、何か違う世界の人みたいにしたくて(異世界とかではないよ)

それもあって、酒飲みだから、喉が酒焼けしてそうだなってことで

ガラガラしてそう

あ、ガラでいいか

ってことになったんですね

ちなみにたま~に聴く「MERRY」のボーカルも『ガラ』ですが

特に意識をしたわけではありません(笑)

 

 

名前と言えば、最初は『ガラ』にも「隻眼の紅蓮丸」みたいな通り名を付けようと思ってて

当初は「般若のガラ」って通り名だったんです

これね、隠語で般若がお酒を意味してるから良いなと思ったんだけど

意外とダサかったからやめました(笑)

理由もちゃんと考えたんだよ?

「たまたま東の大陸から、僧侶たちがナズナの店に立ち寄って、偶然居合わせた『ガラ』と飲み比べをすることになって、『ガラ』が勝利して、その負けた僧侶たちが、そう呼び始めた」

的な裏設定まで考えていたのに

ダサいからボツ(笑)

そもそも、「般若のガラ」って語呂が悪かった

 

しかも当初は『サクラ』は偶然出会うんじゃなくて、「般若のガラ」の噂を聞いて仕事を依頼しに来ていたのです

それも面白かったんだけど、もっと偶然に出会わせたくなってしまったので、その設定も変えて

本番のような設定になりました

 

まあ、ひょっとしたら再演するときにこういった設定が復活する可能性もあったりするけどね

 

それにしても彼も謎が多い人でしたね

何やら過去を抱えているような雰囲気を出して

自分の話もあまりしたがらないようには書きました

物語の中心はやはり『サクラ』だったので

彼については機会があれば何か作品を創るか

もしくは観てくれた人が色んな想像を膨らめてくれればいいかもなと思っています

 

一応設定は簡単に作ってあるんだけどね

上演するって約束できないので、それはまだ未公開と言うことで

でも、極端に貴族に拒絶反応を見せていたので、きっと何かあったんでしょうね

何があったんでしょうね?(笑)

 

さて、大分『ガラ』一人で長くなってしまいましたね

みんなには彼はどう見えたんでしょうか?

良い奴?やな奴?凄い奴?ダメな奴?

二枚目?三枚目?酒飲み?女好き?

色んな受け取り方があったのかなと思います

それも楽しんでくださいな

 

 

では、今日はこの辺で

次はもう一人です

あと一人

一番書くことが多い・・・?のか?

 

また会いましょう

 

 写真はコレ↓↓↓

職場の飲み友達が来てくれました!



 

おし、更新!!!