多摩の人々−5 LaLaLa | JOKER.松永暢史のブログ

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Artistic Studio LaLaLaの主催者は、しおみえりこさんという音楽プロデュースを主体とする社会活動家であり、そのモットーは「できることをできるだけプロジェクト」である。

彼女は、東日本大震災で被災した東北地方の中学・高校に楽器を送るプロジェクトを立ち上げ、その縁で石巻の呉服店から津波で水没して汚れた和服を預かり、これを多くの人の協力のもと、再利用して音楽家たちのステージ衣装を作る場としてLaLaLaを開いたと言う。さらにはその余り切れ=ハギレを使ってタペストリーを制作し、震災の記憶を繋ぐ活動を行なった。音楽家たちはその衣装を身につけてチャリティーコンサートを開いた。

女の人たちが反故になった着物の布地を大切にする。捨てられない。それはよくわかる。そして震災に遭った人たちに何かしたい。これもよくわかる。そのきっかけになった東北の中高校生たちに楽器を送る活動。これはすばらしいことだ。そして、その生地を使っての作品制作とコンサート開催。すごい。

この人のすることは筋が通っている。しかもそこに女の人ならではの感性と優しさ、良いことをしようとすることに共感する人たちがいる。

彼女のご主人はクラリネット奏者の橋爪恵一氏であり、その縁での音楽関係のたくさんの協力者もいる。

そのつながりで集まった人たちが、その日の『森の中の歌とマリンバ』と題するコンサートに来ていた人たちだと思われる。

芸術、音楽、創作、そして自然が大好きな人たちが集まる都市型コミュニティー。

この場の中心となっているのがしおみえりこ氏だった。

以上は、ネットで調べて知ったことであるが、機会があればぜひお話を伺いたいと願っている。

彼女に聞けば、なぜ立川がこのような文化芸術の街になったのかの答えを得ることができると思う。