このところ、8月に『カタカムナ音読法』を上梓した関係で、カタカムナ関係者とお会いしたり話をしたりする機会が増えている。すでに8月末には『初めてのカタカムナ』の板垣昭子さんとコラボ講演、9月25日には天龍寺誠先生とコラボ講演、来月には『完訳カタカムナ』の天野成美先生とのコラボも控えている。
「カタカムナ関係者」と書いたが、私はこの「カタカムナ関係者」に会うと、いつも大きな驚きを禁じ得ない。彼らは変わったところがあるかもしれないが、極めて言語明晰で、また、何か特別の認識に至ってアタマが進化してしまった人たちという印象を受ける。カタカムナを知って、それを研究すると、それまでにはないアタマの働きが得られるようだ。
天龍寺先生は、各々別の時期であるが、天野先生同様、相似象学会の宇野先生の下で直接学んだことがある人で、合気道、整体の達人である。
この人は、なんでも自分が必要だと思ったものを直接その道のトップの先生に学びに行くと言う、言わば「追体験の旅人」である。それにしてもその多種多様な経験がものすごい。マクロビォティックやカタカムナも、直接桜井如一、宇野多美恵に学び、おまけに自衛隊空挺団でサバイバル体験を修行し、その多種にわたる積もった成果を伝え、欧米でも指導して活動している人である。著書も多数。
この人は直感力に極めて優れる。いやそれだけではない。直感と決断と行動が一体となっている。何かをしている最中でも、別の何かが閃けば即座にそれに従う。これもADHDの完成形の一つと言えばそれまでであるが、とにかく直感した後の行動が直線的である。そしてなぜかその判断は正しい。さらに機転を効かせて確実に振る舞う。唯我独尊、臨機応変、変幻自在。一体どういう視点で動いているのであろうか。ものすごいエネルギー量である。「達人」としか言いようがない。
聞けば、天龍寺氏は、ツイッター、ブログ、You-Tubeなども活用し、今回の講演は同時配信システムだった。周囲に若い協力者がたくさんいるのだろう。
書けばキリないが、ゆえに天龍寺氏が私を講演に呼んだのは直感判断によるものである。電話一本で決まった。氏の目論見通り、講演は「大成功」で、お客さんも関係者も皆満足した。
天龍寺氏はただカタカムナだけを学んだわけではないが、カタカムナの価値への直感があった。そして直接宇野先生に師事し、そこで自分なりに何かを掴んだ。
こうして、整体を野口晴哉氏に、養神館合気道を塩田剛三氏に、マクロビオティックを桜井如一氏に、カタカムナ相似象を宇野多美恵氏に、それぞれその道の達人と言われる人に直接薫陶を受け続けた天龍寺氏が、他の誰も持たないアタマのハタラキを持つことは当たり前であるが、この人ほどではなくとも、相似象を学んだ「カタカムナ関係者」たちは皆不思議な能力を持っている人たちだと認識する。
だからこそ、この人たちはカタカムナ音読法が、一般の人に早くカタカムナの知恵が届くものとして理解・評価し、その拡大活動に協力してくださるのだと思う。ありがたいとしか言いようがないではないか。元気付けられる。
ともあれ、「カタカムナ関係者」は、直感力に優れる未来型のアタマを習得した不思議な人たちである。
これからもそうした人たちにお会いする機会が多くなることが楽しみだ。