仕事から帰ってきたが、もうフラフラである。でもまだ倒れないだけマシ。コロナ発症が怖いが、なんとか体力を温存している。今日はこれから夕食後、入浴・瞑想して、際限なく眠るつもりだが、明日朝から授業がある。
この神戸行きは、久しぶりの旅でもあったのか、思うところが意外に多かった。「連載」にすることも可能だが、それは余計なことだろう。
板垣さんやK氏に教わって神戸で行った店は、おそらく地元で大きく流行っている店なのであろう。だからこそ、そこに来ている人は、ある程度リッチでものの味がわかる人たちであるはずだった。メロンとハムの両方が本当に美味い場合、それの付け合わせの意味が加速する。
さて、「スタッフ」の富士山小笠原マナスルモンテッソーリ男と、奥多摩料理でお馴染みの味覚抜群の真っ黒けカヌーマンと、古く初期千葉焚き火教育に協力参加していた、現在六甲山頂教育活動家の駒崎氏たちは、若者同士、なぜか大いに盛り上がっていた。
なんの話か。そうだ。神戸の女性たちが「元気」であることの理由だ。しかしこれを知るには、大阪環状線に乗る必要がある。東京を知るなら、まず山手線を一周し、中央線に乗ってみるのが基本だ。その上で東横線と京浜東北線、小田急線と井の頭線に乗って車内の有様を観察すれば、鳥取で山陰線各駅停車に乗る時と同様、地域の赤裸々な姿を観察することができる。
だから、「神戸三宮」では、上位うわべばかりを眺めていることになろうか。
美味しいワインにやや酔ったので、一息入れて外の空気を吸うために外へ出ると、そこに一服する若者がいた。話してみると(私の「話術」については前田に聞いて欲しい)、彼は、神戸大か京都大の数学科の出身者で、現在は銀行でアクチュアリー(=精算士?)的な仕事をしていると言う。
私が酔いの勢いもあって、そのままその育ちがまま悪くなさそうな若者に、「今その方面は、成田悠介よろしく、ものすごい人材不足だから、自らか誰からかと組んで早めに起業するべきだ」とご存知都立高東京弁で言うと、「なんで神戸に来たんですか?」と聞くので、「講演のためだ」と答えると、「IT、AI関係の方ですか?」と尋ねるので、「いや教育関係」と答えると、「なんでそんなに詳しいのか?」と尋ねられた。そこで、ダイキン工業と大阪大学工学部の資金提供援助の話をすると、驚かれた。
次々に質問をする。なんと気持ちが良いことか。
神戸は男もフレッシュなのである。
食事だそうなので、今日はこれでおやすみなさい。
「quarto」ー四つ折り。そのセンスはどこから来るのか。