カタツムリについて | JOKER.松永暢史のブログ

JOKER.松永暢史のブログ

教育相談、執筆・講演依頼は松永暢史公式サイトよりお願いします。

毎日小刻みに雨が降ったり雷が鳴ったりしていた梅雨もそろそろ終わり、また耐えがたく暑い夏が来ようとしている。

コケ対処のため池に放ったヤマトヌマエビはいまだに姿を確認することができないが、メダカたちは1匹少なくなったが順調に成長し、すでにお尻に卵をつけているものもいるが、繁殖するかどうかはわからない。グラジオラスは穂を伸ばしているが、まだ色づいてはいない。

さて、人間が洗濯物を入れたり出したりしているこの梅雨の長雨の中で毎日元気に活動している動物がある。

それはカタツムリである。

それは去年の夏のことだった。ブロック塀の下の方に、直径4センチくらいの大きなカタツムリを発見した。彼は(彼女は)見ている間はゆっくりと動いているが、しばらくして見ると、どこかへ姿を消している。

それが今年の梅雨の始まった朝、猫の額の庭の片隅のレンガの上に再度忽然と姿を現した。無事を喜んで名前をつけようかと思ったが、同一個体とは限らないし、「デンちゃん」とか「ムリちゃん」、あるいは「マツコ」とか「オータニ」とか呼ぶのもバカらしいのでやめておいた。

数日後、これまたよく濡れた早朝、ゆっくりとデッキの上を這う姿を見つけた。コンクリの上と同様、殻のためのカルシウム分を補給しているのか。動きが遅くて、ADHD者の観察対象としては耐え難い。地面に一番外側を引っ剥がしたレタスを置いて、その上に載せると、これを食べ始めた。

ところが、グラジオラスのプランターのへりに、これまた大きなカタツムリがもう一つへばりついてこれを舐めているのに気がついた。

! カタツムリが2匹になっている。

急にこんな大きなものが育つわけがない。カタツムリは複数いたことになる。これが玄関前のモグラの活動と関係あるのかはわからない。

しかし、またある朝、今度は直径3センチくらいの中ぐらいのものを発見した。と言うことは少なくとも3匹の個体がいることになる。さらに今朝、いつもの大きい二つの他に、さらに小さい直径1、5センチくらいのものが花壇の葉を這うのを見つけた。その後ろのコンクリの塀には中型のカタツムリが這っている。これで4匹目である。この分だとこれからどんどん増えることになるのか。

ネットで調べてみると、カタツムリは、陸に上がった巻貝類の総称で、日本に約800種生息し、肺呼吸するものが多いそうである。また、ご存知の方も多いと思うが、なんとカタツムリは雌雄同体で、交尾による繁殖も、自家受精も可能であるとのこと。つまり、カタツムリの生態を人間に当てはめると、全個体が「LGBT」で、しかも他の個体との交尾により、自分も相手も妊娠させることができるのであり、また場合によっては繁殖力は弱まるそうであるが、自分で妊娠して子供を産むことが可能な状態ということになる。つまり、カタツムリの世界では、妊娠することもさせることも、しかも同時に両者が妊娠する、つまりオスになることもメスになることも可能なわけであり、これが「フツー」であり、そうではないものがいるとしたら、それが「変態」なのである。

カタツムリの世界には「男女」の別がない!

で、地面の上のレタスの上に、2匹の大きなカタツムリを置いてみる。やがて彼らはもつれあったかもしれないが、後で見ると姿を消していた。

家人にこの話をすると、当然いつものように「変態」扱いされた。