本日14時より西荻ホビット村で、カタカムナ音読法の講演を行う。
はじめてここでこの音読法を一般公開してから20年になる。
その間に関係書も2冊ほど出版してもらうこともできたが、まだまだ一般教育に取り入れられている気配はない。近年では、乳幼児を抱える母親たちが、自分たちが練習するのを子どもの耳に入れて、できたら一緒に音読させるという親子音読会を試みて来たが、これも参加する子どもたちの日本語能力の伸びが著しいことを確認している。
一般に、日本で勉強ができるとは、日本語の了解能力に優れることに他ならない。
勉強ができない子どもは、ほとんどが日本語の了解能力に劣る。
勉強ができるようになりたければ、日本語の了解能力を高めることが必要になる。
また正しい勉強法は日本語の了解能力を高めるものである。
ではその日本語の了解能力を高めるにはどうしたら良いかーそれは全ての教育者に共通する課題であるはずである。いや、我が国で学習する全ての者にとっても最大の課題であるはずである。
筆者は、初期に、子どもに徒然草の音読をさせると、現代文の了解能力が伸びることを発見した。それを糸口に創案したのがカタカムナ音読法である。これは日本語の古代からの変化を子どもに体得させるもので、カタカムナ→古今集→源氏物語→徒然草→江戸以降と順にしっかり音読していくと日本語の能力が高まるという、いとも簡単(基礎発声はちょっと大変)な学習法である。
本日も、子どもの参加が多い場合、長く解説をしてはいられないので、すぐに基礎発声の練習に移りたいと思う。