腕に覚えがある連中−2 | JOKER.松永暢史のブログ

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昨夜「腕に覚えがある連中」が集まって会食した。
これは実に興味深い会合で、少しのことでも大きな「情報」となるが、その多くのことは残念ながらここには書けない。
実は筆者以外の4人は、皆進学塾講師の出身であり、しかも指導力の突出した者たちなのである。
意外なことに、家庭教師一本なのは筆者だけであり、多くのご家庭に入ったことがあるのは、他に現在プロ家庭教師のN氏だけだった。
生徒を魅きつけることが上手くてしかも抜群の指導力がある教師たち。
その共通点は何か、と言うと、「ややふつうと違う感じの人」以外にほとんど発見できない。
つまり、ここにいるのは、皆タイプが違うそれなりに発達した教師たちであり、皆別々のメソッドで子どもの能力を伸ばしていることになる。
以前に書いたかもしれないが、東大などに合格する人の中には、自分自身の勉強法、自分自身が目的を達するにはどのように勉強するのが正着であるのかを考えて、その方法を創出実行した人たちが多い。こういう人たちは入学後も成績が良いことが多いそうである。
一方、究極優れた教師とは、どのようにすれば多くの子どもを伸ばすことができるかを自分自身で考えて実践できている人である。
つまり、観察力とアイデアと遂行力に優れている人ということになる。
しかしそれは必然的に少人数個別の形態になる。
同時に彼らは皆何らかの教育産業ビジネスを心がける人たちであり、塾産業の裏話に実に詳しい。
Gnoble騒動、栄光騒動のことなどここでは書けない。
教育は、最早完全に高学歴者たちの対象になる産業であることは今さらいうまでもない。
昼間にイケダハヤト著『年収150万円で僕らは自由に生きていく』を読んだ直後に、夜ビジネスの最前線に身を置こうとする人たちに接すると、その「落差」に一瞬混乱する。
でも面白いことこの上ない。
同じことを仕事にしながら自分とは全然別の人たち。
もっと個別に会って話を聴きたいと思った。
すでに焚火が恋しいが、お天気と時間の制約を受けて行えない。
家に薪ストーブがありさえすれば良いのに。
野菜はいよいよガンガン育つ。