美しくなりたければ………(ある曖昧すぎる資格を問ふ)!? | SPACE BOX

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放浪理系ラテンジャズミュージシャン碧川サヤカ(さかいさやか)のページです。
日々の出来事や思いをつれづれなるままに。科学と日常、音楽と、好きなものを好きなだけ語ります。

放浪理系女史・ミドリカワです。

昭和レトロ雑誌編、1970年代の女性誌『ヤングレディ』から。以前の記事で取り上げたのですが、そこからまた別ネタをば。

美しくなりたいといっても、どうなるのが本人にとって一番良いかは全く違うので、自分の中の常識や『あるべき論』を他者に押し付けるものでも無いと思うのですよ。
そりゃ、良い歳こいても美意識は持っていたいし、現状維持よりも時の流れとともに整えかたや見せ方も変わることを忘れずにいたいものですが。だからといって、相手の在り方を無視するような真似もしなくて良いと考えるのです。

さて、本編ですが………。
のっけからズケズケ言ってくれますな。
美人の資格………(((((((・・;)

あ、はい、少しでもチャームポイントになるところが誰にでもありまして。
誰かになりたいといっても無理な話ですし、最大限に持てるものを輝かせれば美人に近づく………というか、美人に見えるということかしら。

うむ。洋の東西問わず、時代を問わず、美に対する渇望は見え隠れするものですが。
『そのままでいいんだよ』というのも『何とかして変えたい』というのも答えであり、正解も一つではないのも難しいところ。

ほら、『内側から滲むもの』やら『着付け』とか本人の素材をどうするのかも必要だと謳いながら、美容整形外科の広告が両側に。(何故か美容特集の中身問わずこの手の広告が繰り返し出てきます)

結局のところ、特集によって答えも変わるのですよ。別の号では『整形するのもええやん』てなノリで病院の広告祭りだったりしますもの。

ミドリカワはメスを入れる改造は怖くてできません。しかしながら、時の流れに任せすぎるのも何なので、どう見えるかはやはり考えたいのです。

積み重ねられた内面の美というのも、歳を重ねるとより言われることが多くなる気がします。
勿論、若いときでも言われますが、実は内面の美を極めるのは至難と思います。一番ごまかしが利かないのではないかと感じるのです。

程よく気楽でないと、却ってギスギスして柔らかみも無くなります。かといってだらしなくするのも、見るに耐えません。どうしても赦せないものや受けがたいものともうまく付き合うかやり過ごすか、そのあたりの賢さも必要となりましょう。なにせ『滲ませる』のであれば、いかにも出しています!的なギラギラ感で主張するものでもありません。満たされないと、滲ませるものもなく干からびます。何で自らを充たすのかも肝ですな。

かといって、単なるありのままアピールを繰り返すだけでも余程のことがなければ存在感の欠片すら相手に気づかれないかもしれないのです。滲ませてると一人自己満足でニヤニヤするのも不気味なだけです。

結局、明確な答えを出せずに攻めあぐねることもしばしばあるわけで。
自分の美しさに気づかない女性が多い………これは何となくでも同意します。自分が思い込んでいたイメージと他者から見た印象のギャップが魅力を見えなくしているのも指摘されたことがあります。
自分のコンプレックスに囚われたり、不足感に苛まれたり、年月を恐れたりするなかで肯定を素直に出来ない気持ちも分かります。また、上手く他者の美しさを認められない心の狭さも認めましょう。かといって簡単に白旗をあげたくもないのです(爆)

ほんとに、美しさというものは、人それぞれどころか個人の過ごし方やライフステージでも一気に変わるものだと実感します。

だからこそ、美容記事や雑誌は消えることがないのでしょうね。
また時が過ぎるごとに、過去のものがリバイバルしたり、新たなものが生み出されたり、それらが融合したりで。

そうそう。占いも色々ありますよね。
星座だけでなく出身地の相性やら人相やら、面白いくらいあれこれ思い付くのが凄い。どういう観点で判断しているのかも気にならなくは無いです(笑)
でも、左端のような記事は、流石に今時の女性誌(しかも嫁入り前のうら若きお嬢さん向け)で出されたらある意味センセーショナル過ぎるかもしれません。

確かに治したほうが良いですし、健康であることも美しさの要素の1つですからね………。

ともあれ、美しくなろうとする過程のなかで、少しずつ気持ちが何かの形で充たされていくのが感じ取れれば、幸せなことと思います。仕事などでもそうですが、不足感前提で渇望メインでやろうとするとたいがい満たされずにやりすぎたり、逆に不要な諦めを生むのではないかと。
オールポジティブも疲れますので、ネガティブな自分自身も認めつつ愉しみの部分を大切にしていければいいのです。『資格』とやらは自分自身であると思えばいいのです。

………寧ろ、美しさはそれぞれ持っている、で良い話かもしれませんね。