「5才の女の子」の滑舌トレーニングが始まりました
お母さんから伺ったことは、
「さ行」が「た行」になってしまうとのこと
例えば、「せんせい」が「てんてい」や、
「5さい」が「5たい」などなど。
他の兄弟は、「さ行」が「た行」になることはなく、
4才の子は「さ行」が発音できているため、
「まだ5才だから」と割り切れないところがあり、
小学校が始まる前に直しておきたいということで
滑舌トレーニングを始めました。
さて、私のレッスンの場合、
感覚的なこともお伝えしますが、
理論的に説明する部分が多く、
「○○だから○○で言いづらさがあるので、○○にしましょう。」など。
小学生の子をトレーニングすることはありますが、
果たして、5才の子に簡単に伝えることができるのか・・・
と、他の生徒さんから
「先生、あのトレーニングを5才の子に大丈夫」
と言われそうですが。
まずは、滑舌Checkをするため、
簡単な質問をしつつ、
「ありさんせっせとたべものあつめ」という言葉を発音してもらうと
「ありたんてってとたべものあつめ」と。
フムフム。完全に「さ行」は「た行」と発音が同じになっています。
舌が原因でしたので、滑舌トレーニングを開始
「○○ちゃん、舌のこの部分って・・・」
首をかしげて、ポカーンとしている生徒さん。
「あっ舌って分かる」と聞くと
指を下に向けて「こう」と生徒さん。
確かに
「舌」と「下」
日本語って難しい
「じゃあ、べろって分かる」
「うん」
絵に「べろ」と書きましたら、
「なんで、3って書いて、べろなの~」と生徒さん。
「3」はて、何の事だろう。
と頭の中でグルグルしながら、絵を見ると、
自分の書いた「ろ」の字が「3」っぽくなっていて。
おぉおおぉ~。本当だ。と変に感動し。
レッスン中、初めて、字を習字並みに書き直しました。
さ行のトレーニングのためには、舌トレーニングが必要ですので、
生徒さんも頑張ってトレーニングして頂きました。
トレーニング中、
「お母さんもこれ家でやってる」と、笑いつつ。
「べろはここでいいの」と質問をするなど、
利発なお子さんで、驚きです。
60分のレッスンもあっという間で、
「60分座っていられるか、心配でしたが、
良かったです」とお母さんも一安心。
さ行が克服できるように、
次回のレッスンも頑張って頂きたいと思います
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滑舌矯正、滑舌トレーニングを行う東京・渋谷の滑舌教室です
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