2013年5月7日(火)の活動報告 | 南相馬市ボランティア活動センター

南相馬市ボランティア活動センター

東日本大震災の被災地「福島県南相馬市」で、災害復興支援ボランティア活動をしています。
がれき撤去・側溝の泥出し・草刈り・庭木の伐採・被災家屋の清掃などの作業に参加して下さるボランティア参加者を募集しています。
活動資金のご寄付や支援物資も募集しています。

こちらは、「南相馬市ボランティア活動センター」のブログです。
(旧称:仲町ボランティア活動センター)

◆◆2013年5月7(火)の活動報告◆◆

◆ボランティア参加者 総数 20名 (個人 20名・団体 なし)

◆件数 3件

◆内容
旧警戒区域 小高区で被災者ご依頼により活動しました

・家屋内床下の泥上げ 1件
・畑の草刈りと木の伐採 1件
・庭の草刈り及び雑木の除去 1件

<本日センターを訪問され、作業のご依頼をされた方のお話しより>
南相馬市の住民は、各々の住居に戻られてるように思われているようだが、本当の姿が全国に伝わっていないのが悔しい!
小高区全域が、「居住制限区域が約130世帯」、「避難指示解除準備区域が約3800世帯」、更に深刻なのが「帰還困難区域が1世帯」と、日中は自宅への立ち入りが認められているものの、夜間は小高区外へ退去しなければならないのが、いつまで続くのか…
発災から2年が経過した今、世間は「時間が経ったから被災住民は、発災前の生活を取り戻している」と多くの方に思われがちであるが、現実は家が流され再建の目処が立たない世帯・原発事故の後処理が進まず小高区外(市外や県外)へ避難し不自由な生活を強いられているが、いつまで続けなければならないのか途方に暮れている世帯が大半である。
そして、この状況を知らず、またボランティア活動をされる方の高速道路の無料通行の解除(平成25年3月31日で終了)が、復旧・復興が遅々と進まない小高区への「ボランティア切り」「小高区住民の生活の破綻」を招いていると思っている。
この「小高区の現状をどうやって発信したらいいのか悩んでいる」とも言われてました。

発災から2年の節目・昨日までの大型連休には、多くの方からボランティア活動に参加して頂き・報道各社も話題に取り上げていましたが、それを過ぎると何事も無かったかのような気持ち・思いになって、忘れ去られているようです。
当センターのスローガンでもある「出来る人が 出来る時に 出来る事をする」気持ちを忘れずに、支援を今後も続けていかなければならないと考えています。


遅くなりましたが、4月に当センターに対してご寄付・ご寄贈を頂きました方をご紹介し、御礼申し上げます。

茨城県牛久市  永峰雅巳 様
東京都清瀬市  清瀬第四中学校 様
南相馬市     匿名希望 様
神奈川県伊勢原市 田邊宗弘 様

(Tetsu.S)