起亜自動車と韓国GM、ルノーサムスンの自動車3社の来年の戦略が
明らかになってきた。販売不振が続いている今年の状況をばん回すべく、
各社がそれぞれ独自の戦略を打ち立てていると韓国新聞が伝えた。
起亜自動車の高級セダン「K9」を海外に輸出することで、
国内の販売不振を克服する計画だという。
海外向けに車名を「キュオリス」として、今月からロシアと
アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアに向けに輸出を開始する。
同社の関係者は「国内市場では不振に終わったが、
ロシアや中東では高級セダンの需要が高まっているとみている」と話した。
韓国GMは、韓国国内の販売量引き上げに力を入れる。
現在の内需は、完成車基準で同社全体の生産量
(80万台)のうち8分の1にすぎない。
同社は来年初めに小型のスポーツ多目的車(SUV)
「トレックス」を韓国で発売し、隙間市場の攻略を進める。
このほか、車種ごとに差別化されたマーケティングを行う計画だ。
ルノーサムスンは来年初め、フランソア・プロボ社長が自ら中長期プランを
発表する計画という。プランでは、現在4車種にとどまっているラインアップを
補強する内容が盛り込まれる見通し。消費者に対してより多様な製品を提供していく。
韓国通訳翻訳貿易会社
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