続・なぜアコーディオンらしく聴こえないのか?
こんにちは。
先週に続いての「なぜ?」シリーズです。
テレビやラジオから聴こえてくるさりげないBGMで、おそらくシンセなどで「アコーディオン音色」を選択して弾いているであろう音源を耳にします。
残念ながらそのような音源は日頃からアコーディオンと密に触れ合っている私たちにとっでは「決してアコーディオンには聴こえない」のです。
という書き出しの先週のブログも是非ご覧くださいませ。
今回の動画は蛇腹によるコントロールがどのようなMIDI情報として送出されたのか?を具体的に紹介します。
無表情な演奏に命を吹き込む
まずはベロシティー(鍵盤のタッチによる強弱)の送出が無効になっているオルガンモデリングキーボード HAMMOND XB-1を使って均一のベロシティーで演奏をしたものをDAWにMIDIレコーディングします。
次にレコーディングされた演奏MIDIデータに対して、今度はV-Accordion FR-8XをDAWにMIDI接続し、演奏MIDIデータに合わせて「蛇腹の振る舞い」のみをMIDIレコーディングします。
蛇腹の動きに対する音源の反応が「無い時」「有る時」の違いをDAWのコントロールチェンジ(CC:11エクスプレッション)情報表示ウィンドウで視覚的に確認~比較してみます。
V-AccordionをMIDI接続して演奏記録するのが鍵盤の演奏とCC:11エクスプレッション情報をリアルタイムに同時入力できるので最も便利だとは思います。
V-Accordionが無くともE.WIやブレスコントローラーが有れば、シンセ鍵盤入力での演奏データに対し、後からCC:11エクスプレッション情報を付け足すことで、この動画のように「アコーディオンらしい演奏」へと近づけることが叶うと思います。
また全く鍵盤演奏をしない「ステップ入力」を駆使するクリエーターでも、コントロールチェンジ表示ウィンドウにマウスやペンタブレットを使って自在にCC:11エクスプレッション情報を書き込むことで、よりリアルなアコーディオン演奏を再現することができるでしょう。
この手法、よく考えると多くのクリエイターの皆さんがホーンセクションやストリングスセクションの打ち込みの時に、実は既にやってたりしませんか?そんな人が多いように思います。
そう、MIDI創作でのアコーディオンの扱いはホーンセクションやストリングスセクションの扱いと同じなのです! 更にはV-Accordionを所有、そしてV-Accordionを上手に弾きこなせるようになったクリエイター、プレイヤーは、ホーンセクションやストリングスセクションのMIDI入力も大変有利に、そして非常にスマートに進めることが実現するということも覚えておいてくださいね。
ということでココで長々と文章を読むより「なぜアコーディオンらしく聴こえないんだろう?」の続編でもある「続・なぜアコーディオンらしく聴こえないんだろう?」の動画を是非ご覧ください!
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2021年10月30日(土)ロイヤルホース(大阪・梅田)
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ご予約はrh1030@accordion.jp(このライブ専用のアドレス)まで、お名前と人数、座席種別(S,A,B,C)をお早めにお知らせください。
【詳細】 http://accordion.jp/keitai/live.htm
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