シランの花と茶畑です
今はどこに行ってもシランの花が咲き誇っていますね
ポピーやカタバミなども道端に一杯咲いています
東大和市は狭山茶の産地です
町の中にあちこちと茶畑があります
新茶の季節で刈り取りが行われています
昔の話を
ヤシコ イモコ フスマ マメカス ナンバノコ ・・・・
等いくつご存じですか
戦後配給された食料品です
今は内容を書くとぜいたく品と言われるかもしれませんが当時は調味料がありませんでした
又加工技術も現在と比べて格段に悪かったので食べるのに苦労しました
ヤシコ:椰子殻を粉末にしたもので水でこねて蒸すと半透明の紫色の団子になります
イモコ:サツマイモの粉です やはり水でこねて蒸すと紫色の団子になります
当時のサツマイモは質より量で農林1号などと呼ばれて大きさは人の顔位になりま
すがあまりおいしくありませんでした
フスマ:小麦の中だけメリケン粉として取り出し外の皮の部分がフスマになります
パサパサしていて水で溶いても固まりませんでした
マメカス:大豆から油を搾り取り残った粕の事で現在は家畜の肥料になっていると思います
ナンバノコ:ナンバとは関西語でトウモロコシのことを言います 粉が荒くパサパサで食べ
るのに苦労しました
調味料や他の材料がなく殆どが水で練ってそのまま蒸したり湯がいたりして食べました 油も貴重品だったのでめったに油で焼くという考えはなかったように思いますね
何年かたってサッカリン・ズルチンと言う人工甘味料が出回りましたがこれらは後に発がん物質として発売禁止になりました でも小さなタブレットを半分入れるだけでも甘味が増し美味しかったですね