5月5日は端午の節句(菖蒲の節句)ですね
私の故郷京都の藤森神社は菖蒲の節句発祥の神社とされています
そこで藤森神社のご紹介を
創建は約1800年前とされています由緒ある神社です
菖蒲の節句発祥の神社から現在は勝負の神社と知られ
競馬をはじめとする賭け事の神社として有名になっています
絵馬堂にはこの様にジョッキーや馬主さんの絵馬が多く飾られています
旧暦の5月5日が大祭の日でしたが休日でないため現在は新暦の5月5日が大祭の日です
大きな神輿が3基 町内を練り歩きます
駈馬も日本最古と言われていますが馬場が短いため他の神社の方が有名です
幼いころ子供用のハッカパイプ等を購入してハッカを吸ったり
パチンコをしたりしました
パチンコは機械は同じですが1銭銅貨を投入すると球が出てきて弾くことができ
上手く入ると1銭銅貨が出てくるというもので
この後このパチンコの機械が大人向きに代わっていきました
藤森神社はもともと伏見稲荷大社の現在の本殿近くに鎮座していました
その頃は稲荷神社は稲荷山の頂上に鎮座していたのですね
ある時弘法大師が藤森神社に来て「お稲荷さんに俵1俵分の土地を貸してくれ」と言ってきました
藤森さんは「1俵分ぐらいなら」と快諾しました
そしたら弘法大師は俵をほきとどき藁1本1本にしてそれぞれを結んで大きな藁のひもを作りそれで藤森神社を取り囲んでしまいました また十年と書かれた借用書が弘法大師の「えいっ!」と言う掛け声で千年に代わってしまったそうです
私達はキツネは嘘をつくと教えられました
藤森神社は仕方なく2kmほど南の現在の地にお社を構えました
5月5日の大祭には神輿3基で町内を練り歩いた後稲荷神社に詣で
「土地返せ! 土地返せ!」とはやし立てると
お稲荷さんは「神様今日はお留守!」とか「もう3年待ってくれ!」とか言って押し問答が行われます
そしてお神酒を頂いて帰ってくるというのが藤森神社のお祭りです
昔は武者行列やお稚児さんの行列もありました
因みにお稲荷さんの周辺(東福寺より南の地区)は藤森神社の氏子で お稲荷さんの氏子は京都駅近くの東寺の近辺の方が氏子です