時には新しいのを。
今年4月にリリースされた、ウラジミール・シャフラノフ・トリオの『Blues For Percy』だ。
1曲目はスタンダードナンバーの「枯葉」。
しかし、同じピアニストでもビル・エヴァンスの「枯葉」の様な演奏では無くて、キャノンボール・アダレイとマイルス・デイヴィスの『SOMETHIN' ELSE』の「枯葉」をベースにした様な演奏。
そして、リズムがコロコロ変化するので面白い。
タイトル曲の「Blues For Percy」は、日本人の彼の担当プロデューサーの愛犬の「Percy」の追悼として書かれた曲。
でもレクイエム的な演奏では無く、タイトルの通りとてもブルージー。
私の息子、Abbeyを思い出す。
こんな曲をシャフラノフからプレゼントされたら、大感動するんだろうな。
その時のアルバムタイトルは『Blues For Abbey』か。
サンバ調の曲があったり、彼の奥さんが好きだと言うバッハの曲も収録されている。
ジャケ買いと言うか、ピアノを演奏している犬のジャケット(個人的にAbbeyを思い出す)に惹かれる。
可愛い。
ただ、周りの緑色の部分はこのレーベル「ヴィーナス・レコード」から発売されたアルバムの共通のデザインで、実際は中のベージュ色の部分が実際のジャケットデザインだ。
そこが惜しい。
ちなみに「ヴィーナス・レコード」は日本のジャズレーベルだ。
しかし、最新の録音とあって音圧がありとても良い!
そして、とても聴きやすいアルバム。
さぁ今夜は、このアルバムを聴きながら、1発じゃなかった1杯やろうかな?
よろしく頼むぜ!